とあるスナックで
コー
ママ
コー
リチャード・ヴェルナーの本と天野統康の本を一緒に読むと、わかり易いかもしれないね。
天野統康のこの本の、<あとがき>にこう書いてあるね。ちょっと長いけど、 p-360
天野統康のこの本の、<あとがき>にこう書いてあるね。ちょっと長いけど、 p-360
<あとがき>
私は子供のころいつも不思議に思っていた。
お金というのはどのようにして自分の手元にくるのだろうか?使ったお金はどのように流れて、消滅するのだろうか?その前にどうやって創られたのだろうか?
私が質問しても大人は誰も正確な答えをおしえてくれなかった。
私に十分理解する力がなかったのか、それとも教える側が理解していなかったのだろうか?今となってはよく思い出せない。いつも不思議におもっていたことだけは確かだ。
大学生の4年の時にリチャード・ヴェルナー氏の<円の支配者>という本に出会いその疑問は解消された。私は経済学部生だったが、恥ずかしながらそのときまでお金について何も知らなかった。カルチャーショックとはこのことを言うのだろう。お金の歴史を読んで私の世界観は一変した。書かれていることが事実だとしたら、世界は根本からだまされていることになる。最初は半信半疑だった。しかし、調べれば調べるほど奇妙なものだった。周りの誰もお金について知らないのだ。私も色々な本を読んだがどれも分かりにくい文章であることに気づいた。そしてインターネットなども含めて調べていくうちに、その本の世界観が正しそうだ、と思い始めた。私のマネーからのマインドコントロールが徐々に解け始めた時だった。
その後は、金融の仕事をしながら様々な情報に触れることができた。そして少なからぬ金融の関係者や社会活動をされている方たちと話をさせてもらう機会に恵まれた。
今回、書かせていただいた内容は、それらの経験を私なりに整理したものである。
本書を書き進める中で、私自身も発見することが多々あった。
知人の本吉正雄氏には銀行関連のバランスシートの情報について、また<日銀 円の王権>の著者である吉田祐二氏には、本書の下書きの段階で様々に相談させていただいた。
編集や校正では、(有)トライプランニングの守屋汎代表取締役、徳間書店の橋上祐一氏に、最後の最後まで暖かくご指導いただいた。心からお礼を述べたい。
あらためて、伝えることは学ぶことなのだと実感した次第である。
最後に09年の8月に亡くなられたワールドフォーラム代表者の故佐宗邦皇氏にこの本を捧げたい。
佐宗氏には、無名な私に講師として登壇する場を提供して頂き、また本書のきっかけとなった前述の守屋氏とのご縁をつないで頂いた。世のために真相の解明に生涯を捧げた佐宗氏の想いを、私も微力ながら引き継いでいきたいと思う。
折りしもこの本の執筆中に、みんなの党によって新日銀法改正法案が提出された。国会が日銀総裁の解任権を持つと明記された画期的な法案である。また、ほぼ同時にイギリスでも前述のリチャード・ヴェルナー教授が経済団体と共に通貨制度改革の提案をイギリス財務省に提案した。通貨改革を求める動きは世界的な動きになってきている。
世界で経済システム変革を望む声が上がるこの時期に、本書が役立つなら幸甚である。
2010年12月16日
天野統康
私は子供のころいつも不思議に思っていた。
お金というのはどのようにして自分の手元にくるのだろうか?使ったお金はどのように流れて、消滅するのだろうか?その前にどうやって創られたのだろうか?
私が質問しても大人は誰も正確な答えをおしえてくれなかった。
私に十分理解する力がなかったのか、それとも教える側が理解していなかったのだろうか?今となってはよく思い出せない。いつも不思議におもっていたことだけは確かだ。
大学生の4年の時にリチャード・ヴェルナー氏の<円の支配者>という本に出会いその疑問は解消された。私は経済学部生だったが、恥ずかしながらそのときまでお金について何も知らなかった。カルチャーショックとはこのことを言うのだろう。お金の歴史を読んで私の世界観は一変した。書かれていることが事実だとしたら、世界は根本からだまされていることになる。最初は半信半疑だった。しかし、調べれば調べるほど奇妙なものだった。周りの誰もお金について知らないのだ。私も色々な本を読んだがどれも分かりにくい文章であることに気づいた。そしてインターネットなども含めて調べていくうちに、その本の世界観が正しそうだ、と思い始めた。私のマネーからのマインドコントロールが徐々に解け始めた時だった。
その後は、金融の仕事をしながら様々な情報に触れることができた。そして少なからぬ金融の関係者や社会活動をされている方たちと話をさせてもらう機会に恵まれた。
今回、書かせていただいた内容は、それらの経験を私なりに整理したものである。
本書を書き進める中で、私自身も発見することが多々あった。
知人の本吉正雄氏には銀行関連のバランスシートの情報について、また<日銀 円の王権>の著者である吉田祐二氏には、本書の下書きの段階で様々に相談させていただいた。
編集や校正では、(有)トライプランニングの守屋汎代表取締役、徳間書店の橋上祐一氏に、最後の最後まで暖かくご指導いただいた。心からお礼を述べたい。
あらためて、伝えることは学ぶことなのだと実感した次第である。
最後に09年の8月に亡くなられたワールドフォーラム代表者の故佐宗邦皇氏にこの本を捧げたい。
佐宗氏には、無名な私に講師として登壇する場を提供して頂き、また本書のきっかけとなった前述の守屋氏とのご縁をつないで頂いた。世のために真相の解明に生涯を捧げた佐宗氏の想いを、私も微力ながら引き継いでいきたいと思う。
折りしもこの本の執筆中に、みんなの党によって新日銀法改正法案が提出された。国会が日銀総裁の解任権を持つと明記された画期的な法案である。また、ほぼ同時にイギリスでも前述のリチャード・ヴェルナー教授が経済団体と共に通貨制度改革の提案をイギリス財務省に提案した。通貨改革を求める動きは世界的な動きになってきている。
世界で経済システム変革を望む声が上がるこの時期に、本書が役立つなら幸甚である。
2010年12月16日
天野統康
ママ
天野君、ずいぶん勉強したのね、エライ。
コーあれ、マスターは、今晩いないの。
ママそうなのよ、こないだ<天皇の金塊>という本を読んだら、ずいぶんショックみたいで、落ち込んでるのよ。かれ天皇が大好きなのよ。
コー別に天皇自身がどうのこうのという話じゃなくて、昔からそうだったんだけど、<天皇制>を利用してた連中が悪いということだと思うよ。
ママでも彼にはショックだったのよ。
コーま、そうだろうな。
ママでも、天野君って、イケメンね。
コーーーーーー。