9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  馬渕睦夫著 <世界を操る支配者の正体>

2016年08月02日 | 日記
とあるスナックで

コー
ではまた、読んでいこう。 P-187


旧約聖書の<創世記12章>からユダヤ人の物語が始まります。ユダヤ人の始祖アブラハム(この時はアブラムと呼ばれていましたが、便宜上アブラハムで統一します)に神ヤーベが命じるのですが、そもそもこの命令からして私たちには意外なものに感じられます。ヤーベはアブラハムに対し「あなたは生まれ故郷 父の家を離れて 私が示す地に行きなさい」と、故郷を捨て家族を捨てて他人の土地へ行けと言うのです。アブラハムは素直に神の言葉に従います。当時すでに75歳だったアブラハムは故郷ハランを出て妻のサライと甥のロトを連れて神の示したカナンの地へ向かいます。ユダヤ民族の祖アブラハムの物語は、ユダヤ民族に対し故郷との絆を断ち切って旅人であれと教えているのです。

アブラハムはいったんカナン地方のシケムの地に落ち着きますが、長期に留まることはせず、次々と旅を続けエジブトにまででかけることになります。いわば流浪生活です。この逸話は、ユダヤ人は一つの土地に定住することはせず、絶えず移住を続ける民族であることを象徴的に示していると言えます。
この離散のパターンは、アブラハムの後も基本的に続いていきます。足早にユダヤ人の歴史を概観しますと、移住先のエジプトで奴隷の身分に落とされていたユダヤ人はモーゼに率いられてエジプトを脱出し、シナイ半島を40年間さまよった後、モーッゼの後継者ヨシュアがカナンの地に入ります。その後、彼らは12部族ごとの部族国家に分かれますが、やがてダヴィデ王がエルサレムを首都とするイスラエルの統一国家を樹立します。その息子ソロモン王の治下でイスラエルは栄華を極めますが、ソロモンの死後、北のイスラエル王国(10部族)と南のユダ王国(2部族)に分裂し、やがて北はアッシリアに、南はバビロニアにそれぞれ滅ぼされて、ユダヤ人は離散の憂き目を味わう事になりました。アッシリアに連行されたユダヤ人たちはその後歴史から消えてしまいます。また、バビロニアの支配下にあったユダヤ人はいわゆるバビロンの捕囚の境遇に留め置かれ、バビロン川のほとりで故郷シオンの丘を思って泣いたと旧約聖書は伝えています。

実はここからが興味をそそられるのです。ーーーーー
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