とあるヌナックで
コー
小林
コー
コー
ではまたまた続き。 P-190
これを言い換えれば、民族主義のためにはイスラエルという国家が必要であるが、国家というものはいつでも滅ぶ可能性があるので、ユダヤ民族のアイデンティティ、つまりユダヤ教を存続させるためには、イスラエル国家の外の世界にディアスポラのユダヤ人が存在することが必要であるということです。しかし同時に、ディアスポラ・ユダヤ人は単にユダヤ教を守るだけでなく、ユダヤ教が教える人類に普遍的な価値、たとえば「人類は兄弟である」というメッセージを広める責務があると論じてます。なぜなら、普遍的価値を広めることによって世界がユダヤ思想化されることになり、ユダヤ民族の安全に寄与すると考えたのです。
この説明は大変わかりやすいと思います。なぜイスラエル国家の建設が必要であったのか、そしてユダヤ人国家ができたにもかかわらず、なぜ多くのユダヤ人が祖国に帰還せずにディアスポラのまま各国に留まっているのか、その理由がよくわかる解説です。ユダヤ思想の二面性は現在の私たちにとって、大変興味深い教訓を与えてくれます。特に関係するのは普遍主義です。彼らの言う普遍主義を理解すれば、グローバリズムとユダヤ民族主義との関係を理解することができるのです。
ユダヤ人の言う普遍主義とはユダヤ教を世界に広めることではありません。ユダヤ教はあくまでユダヤ人のための民族宗教であって、世界宗教ではありません。ユダヤ教の掟はユダヤ人のみを対象としたものですから、彼らは私たち異邦人をユダヤ教に改宗させようとしているのではなく、人類に「普遍的」であるとみなす思想、「人類は兄弟」のような平等思想や、共産主義、グローバリズムを世界に広めようとするのです。いわば、彼らが普遍的とみなす思想へ私たちを「改宗」させようと試みているのです。この違いを明確に区別する必要があります。
グローバリズムは民族主義を否定するといっても、ユダヤ人のみには民族主義が許されています。グローバリズムの下ではユダヤ人以外の民族主義は認められていないということは、グローバル社会において民族主義的なものはすべてユダヤ人が独占するのです。異邦人すべて「ユダヤ化」する。世界がユダヤ化すれば、イスラエルという国家は安泰になる。要するに、世界にイスラエル国家しか存在しなければ、イスラエルが滅亡することはないと彼らは考えているのです。
以上でおわかりのように、ユダヤ思想にとって普遍主義と民族主義は一体不可分です。ユダヤ民族の生存を確保するためには、この二つの思想がともに必要なのです。ユダヤ民族主義だけではユダヤ国家は興亡を繰り返し、やがてユダヤ民族自身が滅亡する危険があるのです。他方、ユダヤ国家がなく普遍主義だけでは、ユダヤ人は他民族と同化してしまう危険性があります。したがって、ユダヤ民族が自らのアイデンティティを守って生き残るためには、民族主義思想の象徴であるイスラエル国家が必要であり、イスラエル国家が滅亡しないためには、世界にユダヤ普遍主義思想を広めることが不可欠になるのです。
このような文脈から改めて考えますと、現在世界を席巻しつつあるグローバリズムはユダヤ普遍思想であって、その担い手であるディアスポラ・ユダヤ人はグローバリズムを世界に拡大させることによって、ユダヤ民族とイスラエル国家の安泰を図っているのだと言えます。
読者の皆様にはぜひ、グローバリズムの持つ隠された意図をおわかりいただきたい。------。
これを言い換えれば、民族主義のためにはイスラエルという国家が必要であるが、国家というものはいつでも滅ぶ可能性があるので、ユダヤ民族のアイデンティティ、つまりユダヤ教を存続させるためには、イスラエル国家の外の世界にディアスポラのユダヤ人が存在することが必要であるということです。しかし同時に、ディアスポラ・ユダヤ人は単にユダヤ教を守るだけでなく、ユダヤ教が教える人類に普遍的な価値、たとえば「人類は兄弟である」というメッセージを広める責務があると論じてます。なぜなら、普遍的価値を広めることによって世界がユダヤ思想化されることになり、ユダヤ民族の安全に寄与すると考えたのです。
この説明は大変わかりやすいと思います。なぜイスラエル国家の建設が必要であったのか、そしてユダヤ人国家ができたにもかかわらず、なぜ多くのユダヤ人が祖国に帰還せずにディアスポラのまま各国に留まっているのか、その理由がよくわかる解説です。ユダヤ思想の二面性は現在の私たちにとって、大変興味深い教訓を与えてくれます。特に関係するのは普遍主義です。彼らの言う普遍主義を理解すれば、グローバリズムとユダヤ民族主義との関係を理解することができるのです。
ユダヤ人の言う普遍主義とはユダヤ教を世界に広めることではありません。ユダヤ教はあくまでユダヤ人のための民族宗教であって、世界宗教ではありません。ユダヤ教の掟はユダヤ人のみを対象としたものですから、彼らは私たち異邦人をユダヤ教に改宗させようとしているのではなく、人類に「普遍的」であるとみなす思想、「人類は兄弟」のような平等思想や、共産主義、グローバリズムを世界に広めようとするのです。いわば、彼らが普遍的とみなす思想へ私たちを「改宗」させようと試みているのです。この違いを明確に区別する必要があります。
グローバリズムは民族主義を否定するといっても、ユダヤ人のみには民族主義が許されています。グローバリズムの下ではユダヤ人以外の民族主義は認められていないということは、グローバル社会において民族主義的なものはすべてユダヤ人が独占するのです。異邦人すべて「ユダヤ化」する。世界がユダヤ化すれば、イスラエルという国家は安泰になる。要するに、世界にイスラエル国家しか存在しなければ、イスラエルが滅亡することはないと彼らは考えているのです。
以上でおわかりのように、ユダヤ思想にとって普遍主義と民族主義は一体不可分です。ユダヤ民族の生存を確保するためには、この二つの思想がともに必要なのです。ユダヤ民族主義だけではユダヤ国家は興亡を繰り返し、やがてユダヤ民族自身が滅亡する危険があるのです。他方、ユダヤ国家がなく普遍主義だけでは、ユダヤ人は他民族と同化してしまう危険性があります。したがって、ユダヤ民族が自らのアイデンティティを守って生き残るためには、民族主義思想の象徴であるイスラエル国家が必要であり、イスラエル国家が滅亡しないためには、世界にユダヤ普遍主義思想を広めることが不可欠になるのです。
このような文脈から改めて考えますと、現在世界を席巻しつつあるグローバリズムはユダヤ普遍思想であって、その担い手であるディアスポラ・ユダヤ人はグローバリズムを世界に拡大させることによって、ユダヤ民族とイスラエル国家の安泰を図っているのだと言えます。
読者の皆様にはぜひ、グローバリズムの持つ隠された意図をおわかりいただきたい。------。
小林
この意見は、馬淵睦夫一人の意見だけど、言われてみると、なるほどと思わないわけでもないですね。<グローバリズム><グローバル社会>を目指せば、世界は平和になるんだと思っていますからね、大概の人は。僕もなんとなくそう思っていました。はやく国境をなくして世界統一国家になれば、戦争はなくなるだろうと思っていましたね。
コー
ある面、それは正しいと思う。各国が国境をなくし、軍隊を中央政府だけが持てば、争いは少なくなるんだろう。しかしそうして統一された地域は<民主的>にどう運営されるのだろうか。
<300人委員会>、<国際金融勢力>、が目指す<世界統一国家>の実体は、はたして<人民の人民による人民のための>政治が行われる社会なのかどうか、ということだと思う。
<彼らの彼らによる彼らのための>政治が行われる社会だということだ。
そのために彼らは、金権貴族社会 を作っているんだと思う。お金で大概の人間は動くからね。ましてや政治は<金>が物言う。
<300人委員会>、<国際金融勢力>、が目指す<世界統一国家>の実体は、はたして<人民の人民による人民のための>政治が行われる社会なのかどうか、ということだと思う。
<彼らの彼らによる彼らのための>政治が行われる社会だということだ。
そのために彼らは、金権貴族社会 を作っているんだと思う。お金で大概の人間は動くからね。ましてや政治は<金>が物言う。