9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  インド独立の父  ガンジーの言葉

2016年08月06日 | 日記
とあるスナックで

コー
8月になって、毎年毎年そうなんだけど、先の戦争のことが話題になるね。
先の戦争は日本の防衛のための戦争だったんだとか、アメリカの策略に引っかかった戦争だったとか、アジアの植民地を解放するための戦争だったとか、原爆を落とされた被害者だったんだとか、色々な意見があるけど、このガンジーの言葉を読むとその当時の日本の姿がわかるような気がするね。

まずはじめにいわせてもらえば、私はあなたがたにたいして、毛頭悪意をもっていません。けれども、あなたがたの中国に加えた攻撃を非常にきらっているのです。あなたがたは崇高なところから、帝国主義的野心のところまでおりてしまいました。ーーーーあなた(がた)が世界の強国と肩を伍したいというのは、非常に立派な野心でした。しかし、中国を侵略したり、(独伊)枢軸と同盟したりすることは、その野心の度をこしたもので、正当なものでは決してありません。ーーーーーーイギリスの撤退を要求する我々の運動を、けっして誤解してはいけません。もしも報じられているように、あなたがたがインドの独立を熱望しているならば、イギリスがインドの独立を承認すれば、インドに攻撃を加える口実は、いっさいあなたがたからなくなってしまうはずです。ーーーーここに繰り返していう必要はないのですが、もしもあなたがたが、イギリスが撤退したらインドに入ろうという考えをいだいて、実行にでるならば、我が国(インド)ができる全力をつくして必ずあなたがたに抵抗するでしょう。ーーーー私が読んでいるすべてのものは、あなたがたが訴えに耳を傾けないで、剣に耳を傾けるということを教えています。 (蝋山芳郎「マハトマ・ガンジー」147-150頁)

戦時下の日本では、ガンジーの公開状はもちろん知らされていなかった。戦時内閣は、日本の「聖戦」を阻害するものは、これをいっさい敵視していたのである。
坂本徳松著 <ガンジー>  旺文社文庫より

小林
なるほど、口では<聖戦>と言っているけど、やっていることは、<帝国主義的野心>だと言っているんですね。イギリスからさんざんひどい目に遭っているインド人の言葉というところが重要ですね。
コメント
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