9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  これのどこが<詐欺>なのか?

2017年06月17日 | 日記
とあるスナックで

コー
ママ、小林君、これから俺の話に付き合ってくれないかな。ま、たとえ話なんだけど。

ママ
えー、いいわよ。どんな話?

コー
おれが、中世のヨーロッパの金細工師で、ママと小林君が商人で、俺のところにお金を借りに来た話なんだ。

小林
面白そうですね、いいですよ。

コー
じゃ、始めるかな。
小林君はなめした革製品を、ママは宝飾品に使う原石をそれぞれ、ちょっと遠い所から仕入れたいと思っていたとする。
でも手元には、そんなにお金がなかったので、俺のところにお金を借りに来たんだな。

小林
僕はなめし革を仕入れてそれを加工して売ってたんですかね。そこでコーさんのところに、お金を借りに行ったんですね。

コー
そう、そこで俺は金庫から100万円分の金貨を持ってきて、小林君に貸し出したわけだ。

小林
100万円分ですか、大金ですね。

コー
そう、大金だよ。そして小林君に、借用書を書いてもらったんだ。小林君はその金貨が本物かどうかを入念にチェックしたんだ。

小林
そりゃそうですよ、万が一その金貨が偽物だったり、金の含有量が少なかったりしていたら、当時だったらおそらく相手に殺されるかもしれないですからね。しかしそうとう重たかったでしょうね、その金貨は。

コー
そうなんだ、そこが欠点だね。
当時中世のヨーロッパでは、金細工師が発行した預り証が紙幣として流通していたんだな。
そこで小林君に提案したんだ。いま貸し出した金貨をまた俺に預けないかと、そして俺はちゃんと預かった証拠に預り証をかいて小林君に渡すよと。その預り証を持って行ってなめし皮を買ってくれば、途中でお金を泥棒に狙われる事も少なく安全だし、重い金貨を遠くまで運ぶめんどくささもないんだろと。

小林
たしかにそうですね。その金貨と同じようになめし皮が買えるんでしたら。その預り証の方がいいですね。

コー
そこで小林君はその預り証をしっかりと握って、出発していったんだ。
次に、ママだ。

ママ
ようやく私の出番ね。私はいくら借りるの、1000万円ぐらい?

コー
そうですね、200万円にしときましょう。そこでまた同じように、金庫から200万円分の金貨を持ってきました。

ママ
私も徹底的に調べさせてもらいますよ、その金貨を。そしてその金貨を受け取るわけね。

コー
ちょっと待ってくださいよ、ママ。その前に借用書、借用書をかいてください。

ママ
あら、やっぱり書かなきゃいけない?

コー
そりゃそうですよ。ところでママは、200万円分を金貨にしますか、預り証にしますか。

ママ
そうねー。やっぱり預り証にしようかな。金貨はやっぱし、重いでしょ。ところで本当にその預り証で遠くのところで品物が買えるの、コーさん。

コー
それが買えるんだな。金細工師は預り証を持ってきた人にちゃんと金貨と交換していたんだな。だから金細工師が発行した預り証を信用して品物と交換できたんだ。

ところでママがその200万円を持って旅立っていったところで、この話は終わりなんだけど、
一体この話で、おかしいところがあったんだろうか、なかったんだろうか、どうなんだろう?。

ママ
えー、それどういうこと?さっぱりわかんない。私はちゃんとその金貨を調べたし、借用書も書いたし、そしてコーさんから、預り証ももらったし、その預り証は本物なんでしょうね。

コー
もちろん本物だよ。インチキな預り証を書いたら、もう二度と俺はこの商売ができないよ。

小林君はどう思う。この話は、<詐欺>の話なんだろうか、それともこの話は、<詐欺>には関係ないんだろうか。

小林
そうですね、なんとなくですけど関係してるように思いますね。


コー
そうだね、おおいに関係してるどころの話ではないんだよ、まったく<詐欺>なんだろ、全部が。

ママ
いやだー、ふたりして。分かんないのは私だけ!
全くいやんなちゃうわ、コーさん

コー
ごめんごめん、ママ。ちゃんと説明しますよ、ちゃんと。
その前にママ、ビール、ビール頂戴、お願いします。ちゃんと説明しまから。それに焼きそば、ママが作ってくれる焼きそばがこれまたうまいんだなー、うーんじつに。

ママ
はいはい、すぐ作りますからね、まったくもう、ちゃんとおしえて下さいよ。この話のどこがおかしいのかを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする