9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について G・エドワード・グリフィン 著 <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム>その2

2017年06月27日 | 日記
とあるスナックで

小林
この本の、P-31にこんなことが書いてありますね。

しかし、なんといっても最大の脅威はライバルでも企業の自己資本形成でもなく、銀行家が「取り付け」と呼ぶ大衆の行動だった。銀行がお客の預金を受け入れると、口座に「残高」が記される。これは預金者が求めればいつでも払い戻ししますと約束する額だ。べつのお客が銀行から融資を受けると、やはり口座に残高が記入され、これは融資の目的を達成するために通常すぐに引き出される。これで銀行は時限爆弾を抱える。この時点で「要求があれば払い戻します」と約束する額が、金庫にある額を超えてしまうからだ。預金者はいつでも預金を引き出せると思っていても、実際にはお金は借り手に渡ってしまっていて、銀行にはない。

銀行が受け入れた預金よりも多くの額を貸し出せるという事実によって、問題はさらに深刻になる。こんな一見不可能に思えることが可能になるメカニズムはあとの章で説明するとして、現代の銀行業務では、支払いを約束する額は預金額の10倍にも達することが珍しくない。そして、実際に現金のかたちで銀行の金庫にあるのは預金額の3パーセントにすぎない-----残りは貸し出しや投資というかたちで出て行っている----から、銀行が支払いを約束する額は、実際に支払える額の300倍にもなる。一度に払い戻しを求める預金者がごく一部であるかぎりは、こんなうまい仕掛けはない。だが一般市民の信頼が揺らいで、数パーセント以上の預金者が預金を引き出そうとすると、この仕組みの化けの皮がはがれる。銀行は支払い約束を守れず、扉を閉めなければならない。あとは倒産というお定まりのコースをたどる。



コー
だから以前のように、人のお金を預かるときは、絶対にそのお金に手を付けない、100パーセント保管するということをしていればよかったんだと思う。
また人にお金を貸し出すときは、自分のお金の範囲内でお金を貸し出すということをしていれば、こんな「取り付け騒ぎ」や「決済資金不足」なんて起こらなかったと思うけどね。欲が深かったし、一般大衆はこの仕組みは理解できないと思ったんだろうな。  Pー34

例の七人が1000マイルも旅をしてジョージア州沖合の小さな島に集合した理由もそこにあった。
七人はお互いに厳しいライバルだったが、それ以上にいわゆるパニックと、それまでの20年に1748の銀行が倒産した事実が重くのしかかっていた。なんとか力を合わせて、現実に履行できる以上の「支払い約束」をしても破綻しない方法を見つけださなければならない。そのためには、すべての銀行が崖っぷちから「同じ距離」をあるくように強制し、不可避の破綻が生じた場合には、一般市民の非難が銀行ではなくてよそに向くように仕向ける必要があった。

個々の銀行の経営方法にではなく国家経済に問題があるように見せかければ、債務処理のために銀行の資金ではなく税金を使う道が開けるだろう。

そこでジキル島に集まった少数の、しかし強力なグループは次のような課題に直面した。

1: 増加している小規模のライバル銀行の影響を食い止めて、自分たちがアメリカ全体の金融資源を確実に支配するには、どうすればいいのか。

2: 通貨供給量をもっと弾力化し、民間の自己資本形成傾向を逆転させ、もう一度金融市場を活性化するにはどうすればいいか。

3: 銀行のわずかな準備金を一つに集めてプールし、すべての銀行が同じ準備率を守るように仕向けるにはどうすればいいか。これが実現すれば、少なくとも一部の銀行は決済資金不足や取り付けを免れる。

4: もし以上の措置の結果として銀行システム全体が崩壊した場合、損失の負担を銀行から納税者に転嫁するにはどうすればいいのか。


カルテルがあればこれらの問題はすべて解決するし、同じような制度がヨーロッパではすでに考案されて実行されていることを、誰もが承知していた。解決策となるすべてのカルテルと同様に、消費者保護の名目のもと、法律によってつくられ、政府の権力によって維持される必要がある。
つまり7人に課せられた最も重要な仕事は、第五の課題だった。

5: どうやって、そのような施策は市民を守るものであると議会を納得させるか。


小林
このことは著者がいろいろ調べた結果、このような意見になったと思いますが、そのあとのことを考えてみると、ズバリあっていると思いますね。


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9.11について  どこが<詐欺なのか> その4

2017年06月27日 | 日記
とあるスナックで

ママ
コーさん、金細工師たちは、詐欺がバレないようにみんなで集まって相談したって言ううけど、一体どんな相談したの?

コー
じゃ、小林君とママと俺と3人で考えてみようよ。まず小林君はどう?

小林
えー、要するに詐欺がバレないようにするわけでしょう。絶対手を付けてはいけない金貨を貸し出したり、または金貨を見せ金にして自分が保有する金貨以上に預かり証を書いて人にお金を貸し出ししたりしてしまったんでしょう、もうこれは祈るしかないですね。いっぺんにみんな預かり証を持ってきて、金貨と交換しないでくれって、祈るしかないでしょう。

コー
じゃママが金細工師だったらどういう対策を考える?

ママ
そうねー、やっぱり仲間どうしの協力だと思うわ。一人の金細工師のところに何人かが預かり証を持ってきて金貨の交換をしたら、どんどんその金細工師の金庫の中の金貨はすくなくなっていくでしょ、まずいわよね。そこで近所の金細工師たちと協力するのよ、金庫の中の金貨を貸しあえばいいんじゃない?多いところから少なくなってしまったところへ。
そのうち、貸し出したお金が少しづつでも戻ってくるわよ、ぜーんぶ戻ってくれば、なにも問題ないんでしょ?

コー
そりゃそうだけど、やっぱし貸し出したお金はすぐには戻ってこないと思うよ。

周りの金細工師と協力しても時には金庫の中の金貨が底をつくときがあったと思うよ。

ママ
そうねー、そんな時は仕方がないわ、すたこらさっさと夜逃げね。
何も殺されるのを待っていることないと思うわ。

コー
そうか、金庫の金貨が底をついたらそれしかないか、やっぱし。

ママ
そういう時は、人から預かった金貨があるうちに、夜逃げするのよコーさん。自分のお金は当然だけどさらにそん時に人から預かっている金貨をもって逃げるのよ。

コー
さすがー、ママ、やっぱ違うね。よっ、苦労人!



小林
でもコーさん、こんなこと、今の銀行システムも同じって、ほんとうですか?

コー
どうやら本当らしいな。だから通貨システム、信用創造の仕組み、銀行の本当のシステムは、世間の人にわかってしまうと、まずいんだと思うよ。

今の通貨システム、銀行システムは、金細工師が決して手を付けてはいけない、人から預かった金貨を貸し出したり、または金貨の裏付けがない預かり証を貸し出しの時に発行した時から始まったということだと思う。それと同じ仕組みだと思う。
世間の人たちはそのことに同意して、お金を預けているんだろうかということだと思う。

ママ
こんなこと全然学校で習わなかったし、知らないわよ。同意なんかするわけないでしょ、コーさん。

コー
そりゃそうだよなあ、俺もそう思うよ。
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