とあるスナックで
小林
中国は監視社会に向かっているとのことですが、日本やアメリカはどうなんですか、ひとごとではないと思いますけど。
コー
全くそのとおりだと思う。アメリカも相当進んでいるんだと思うな。
むしろ中国はその進んだ技術を真似し、進化してきたんだと思う。
ジョン・コールマンの本に、書いてあったな。
「コールマン博士・最後の警告」 人類奴隷化プログラムの恐怖 2009年3月5日 太田龍 監訳 解説
P-257
第六章 遂に死後となったプライバシーの惨状
ネット犯罪取締りを口実にして権力者が鳩首協力した「市民をスパイする方法」
アメリカ市民は、合衆国憲法修正第四条で保障されているプライバシーの権利をすでに失った。彼らは修正第五条の権利をも失ったのだが、大多数の市民は、議会の全員賛成で可決された法律がどれほど基本的で広範に及ぶものか、まだよく理解していない。合衆国憲法と権利章典に大いに違反しているという点で、まったく法律と言えるものではないが、合法であるかのように強制されるという点では、法としての効力を有している。歴史を見れば、人が耐えることを強いられてきたすべての独裁あるはその他の権威主義的支配は、このようにして始まった。そしてアメリカ合衆国についても同じことが起こるだろう。
根拠がないのに法律の効力を持つと主張するこのような法律は、今のところまだ公然とは制定されていない。普通、このような権限を超えた法律は「国益のため」、あるいはあれやこれやの害悪を食い止めるためという口実でつくられる。情け深い政府が市民を守るために介入しなければ、社会や市民に害悪が及ぶかもしれないというわけである。そのような決まり文句は、独裁がまだ形成されている最中のときに、もっぱら独裁的な行動をかくすために使われる嘘八百であることも歴史は示している。いったん独裁がしっかりと確立したら、仮面は不要になる。そうなってからでは、人々が自分たちの置かれた状態に対して何をしても遅すぎる。
まずは、私が言わんとしていることを示す最近の例について説明しよう。
・・・・。
小林
コールマンはだいぶ前から警告していたんですね、世界は段々と「ディストピア世界」になっていると。
そしてその世界は「300人委員会」が目指している世界でもあると。