とあるスナックで
コー
小林君、君は映画で「北京の55日」という映画を見たことがあるかい?
小林
ええ、見たことがあります。だいぶ小さい時だったですけど。
たしか、北京の城に外国人、イギリス人、ロシア人、アメリカ人、日本人などが閉じ込められて、籠城しているところへ、それぞれの国の軍隊が助けに行って、救出するという映画だったと思います。
コー
そうなんだ。結局その義和団事件以来、中国は外国に侵略されて清国は滅ぶんだな。もちろん日本が一番蹂躙したわけだけどね。
その時の「義和団」というのが、ジョン・コールマンによると、「やつら」が金を出して陰で支援してたらしいんだな。「義和団」に暴れてもらえば、アメリカとか日本とかイギリスなどの国の人々が北京にいる同胞を救えと軍隊の派兵を望むんだな。だから清をつぶすためには、おもいっきり「義和団」に暴れてもらう必要があるということだ。
そうすればますます国同士の大きな戦争ができる。そして兵器が飛ぶように売れる。
中東の「ISIS」もウクライナの「ネオナチ」も構造は同じなような気がするな。
「義和団」が残酷なことをすれば、だれが「恐怖心」をもつのだろう。
「ISIS」が残酷なことをすれば、どこの人たちが「恐怖心」を持つようになるのだろう。
ウクライナの「ネオナチ」のあのカギ十字の旗を見て、誰が「恐怖心」を抱くようになるのだろう。
もちろん、ユダヤ人はとてもいやな気になるだろう。そしてロシア人だよ。第二次世界大戦で一番国民が犠牲になったのは、ロシア・当時のソ連邦の人たちなんだな。だからネオナチの写真を撮るときはでっかくカギ十字の旗を後ろにおくわけだ。ロシア人が恐怖心を抱くように。
そうすれば、かならずロシアはウクライナに軍事進攻してくる。
それが「やつら」の目論見だったと思う。
まんまとうまくいったんだと思う、今のうちは。
この後はどうなるのかな。
アフガン侵攻のように、苦しんで苦しんで、撤退という道をたどるのか。
それともチェチェエン紛争のように、苦しんで苦しんでも最後は抑え込むのか、どっちになるんだろう。
いずれにしても多くの人間が死んでいく。