とあるスナックで
小林
小林
コーさん、またまたすごい本に出会いましたよ。高橋五郎著 <天皇の金塊>。日本の中央銀行について、いろいろ図書館で本を探していたんですが、この本の中に<日銀>の事が書いてあったんで、借りて読んでいるんですが、驚きましたね。
コージョン・コールマンとか、ユースタス・マリンズの本を読んできて、あまり<300人委員会>と、日本のつながりのことは、そんなに書いてなかったからね。太田龍の本には書いてあるのかもしれないが、まだ太田龍は読んでいなかったからね、ただこの本の内容は俺は事実だと思うね。
小林事実だとすれば、ショックですね。
コーいやー、いずれ日本のタブー、<天皇制>について、考えなければならないと思っていたから、いい機会かもしれないな。明治維新の時の薩摩、長州のサムライ達は、徳川から権力を奪うときに、天皇、天皇制、そしてヨーロッパの文化や仕組みを利用したのは間違いないと思うが。そのなかで金融の制度も取り入れたんだろう。その時に、ロスチャイルドという<カッコウ>の卵が日本に産み落とされたわけだ。
小林そしてそのカッコウの卵はひなになり、いまも日本に生きているということですね。
コーそう、それが<日銀>なわけだ。ドイツ人のリチャード・A・ベルナーはそれに気づいたんだな。もちろん天野統康も。そしてこの高橋五郎は、ナチス・ドイツと日本の<スパイ>の<ベラスコ>という人物から、いろいろ教えてもらったようだね。そういう彼にしてみれば、表向きの<歴史>は実際とは違うという事が、分かるんだろうな。世間一般で知られている<事実>は、まっかなデタラメダという事らしい。