女性は、男性にくらべ、地図を見るのが苦手など、
昔から男性と女性の特性については、いろいろ
取り上げられていますが、ある雑誌に掲載されていた
この脳や、目と耳の話を読むと、
ふんふんと、納得してしまいました。
まず、男性と女性の脳では、「知識の整理の仕方」が、
ちがうのだそうです。
男性の脳は、「統一・一貫性」という法則で動いていて、
ひとつひとつ区切って、順序立てて理論的に物事を
理解するように出来ているそうです。
だから男性は、筋の通らないものや、道理に合わないものが
いやなのだそうです。
これに対して女性の脳は、豊富な知識が系統だって
整理されているというよりも、知識が散らばって
配置されており、しゃべりだすことによって頭の中の
知識がつながり、次々とアイデアが出てくる仕組みに
なっているのだそうです。
つまり女性にとって、しゃべることは、頭を整理するための
重要な手段なのだそうです。
あちこちとしゃべる、対話が重要な、ワークショップなどでは、
女性が圧倒的に力を発揮し、
男性は、テーマに沿って手順を決めて吟味する作業の方に
高い能力を発揮するということが言えるそうです。
ですから、男性は、女性が話が長くても
決して非難してはいけませんとありました。
これは、脳の特性に
深く関係した女性の特性であると認識する必要がある
のだそうです。
次は、目と耳の機能の違いについての話です。
男性の目は、近くより遠くのものがよくみえるように
出来ているそうです。また耳は、内容よりも、
どこから音が聞こえてくるかという方向を察知する
能力にたけているのだそうです。
これは、攻めてくる外敵から、家族を守るために
必然的に進化した特性だと、推測されるそうです。
一方、女性の目は、網膜に映った縦横斜めの
分析解析が、出来るようになっており、近くのものが、
よく見え、色彩感覚も、男性より優れているそうです。
それに耳も、男性より優れていて、高音がよく聞こえ、
音が持つ内容を理解することに優れているので、
細かいことに気づき、自分の赤ちゃんの声を
聞き分け内容を理解し、守るために進化した
特性といえるそうです。
このように、男性と女性のあいだで、
身体のさまざまな機能や特性のちがいが
あり、それをを知っておくことで、余計なトラブルを
起こさなくて済むかもしれませんとのことです。
たとえば、男性は、細かなことに気づきにくいのが
特性なので、そのために探し物が苦手だし、
女性が髪形を変えても気づきにくいわけです。
これは、よく言われていますよね。
そして、気がつく男性は、女性から評価されたりしますよね。
また、多少の変化があっても、
”全体が変わらなければ、同じ” と思ったり
女性の話にも、 ”そんな細かいことを言ったって
しょうがない” と思って聞きがちなのだそうです。
旅行や、買い物、食事に行っても、男性は、
ひとつのところにゆっくり滞在し、また好きなものを
見つけたらすぐにオーダーしがちです。
一方、女性は、あちこち移動して、購入するものが
なかなか決まりません。
そう、誰でも、いくつかはこのようなことで、
思い当たることがきっとあると思います。
また、それで喧嘩になった経験がある人もいるでしょうね。
これらは、性格やしつけの問題ではなく、生物としての
差異であり、特性だといいます。
男性も女性も、この特性を理解して、
日常の生活上で、少しでも意識しながら生活できると、
相手がどうしてそういうことを言ったり、行動するのか
が、なんとなくっわかってくることもありますね。
子育ての悩みや、ストレスについてパパに話そうと
しても、パパがしっかり聞いてくれないと感じてるママ
も、個人の特性ではなく、男性の特性なんだと
ある程度受け止められるかもしれません。
パパの方も、このことを知ると、ママが、日常の細かい
ことが気になったり、赤ちゃんについても小さい変化をとらえて
気にしてしまうことは、当たり前のこと、
そして、何より、パパに話すことで頭の中が整理される
ということを受けとめ、ママの話を聞くよう、
努力してくれるかもしれません。
パパにとっては、聞いてもしかたがないと思う話かも
しれないけど、聞いてもらうだけで、ママの気持ちが
落ち着くのです。
特性から言って、子育ては、ママの方が優れているのかも
しれないけれど、それを支えるのは、パパの物事を
順序だてて、理論的に、全体的に見る特性の力が
必要なのですね。