(01)
[訳]明日は物忌みなるを、門強く鎖せよ。
[訳]明日は物忌みなので、門をしっかり閉めなさい。
(中村菊一、基礎からわかる古典文法、1978年、170・171頁)
従って、
(01)により、
(02)
① 明日は物忌みなるを(平安時代)、
② 明日は物忌みなので(平成時代)、
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
A=明日は物忌みである。
B=門をしっかり閉める。
であるとする。
従って、
(03)により、
(04)
① A& B =明日は物忌みなので、門をしっかり閉める。
② ~(A→~B)=明日が物忌みならば、門をしっかり閉めない。といふことはない。
である。
然るに、
(05)
(a)
1 (1) A& B 仮定
2 (2) ~A∨~B 仮定
3 (3) ~A 仮定
1 (4) A 1&除去
1 3 (5) ~A& A 34&導入
3 (6) ~(A& B) 15背理法
7(7) ~B 仮定
1 (8) B 1&除去
1 7(9) ~B& B 78&導入
7(ア) ~(A& B) 19背理法
2 (イ) ~(A& B) 2367ア∨除去
12 (ウ) (A& B)&~(A& B) 1イ&導入
1 (エ)~(~A∨~B) 2ウ背理法
(b)
1 (1)~(~A∨~B) 仮定
2 (2) ~A 仮定
2 (3) ~A∨~B 2∨導入
12 (4)~(~A∨~B)&(~A∨~B) 13&導入
1 (5) ~~A 24背理法
1 (6) A 5二重否定
7(7) ~B 仮定
7(8) ~A∨~B 7∨導入
1 7(9)~(~A∨~B)&(~A∨~B) 18&導入
1 (ア) ~~B 79背理法
1 (イ) B ア二重否定
1 (ウ) A& B 6イ&導入
従って、
(05)により、
(06)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(~A∨~B)=Aでないか、Bでない。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
cf.
ド・モルガンの法則
(07)
(a)
1 (1) ~A∨~B 仮定
2 (2) A& B 仮定
2 (3) A 2&除去
2 (4) B 2&除去
3 (5) ~A 仮定
23 (6) A&~A 25&導入
3 (7)~(A& B) 26背理法
8 (8) ~B 仮定
2 8 (9) B&~B 48&導入
8 (ア)~(A& B) 29背理法
1 (イ)~(A& B) 1578ア∨除去
ウ (ウ) A 仮定
エ(エ) B 仮定
ウエ(オ) A& B ウエ&導入
1 ウエ(カ)~(A&B)&(A&B) イオ&導入
1 ウ (キ) ~B エカ背理法
1 (ク) A→~B ウキCA
(b)
1 (1) A→~B 仮定
2(2) A& B 仮定
2(3) A 2&除去
2(4) B 2&除去
12(5) ~B 13前件肯定
12(6) B&~B 45&I
1 (7) ~B 46背理法
1 (8) ~A∨~B 7∨導入
cf.
含意の定義
従って、
(07)により、
(08)
③ ~A∨~B=Aでないか、Bでない。
④ A→~B=Aならば、 Bでない。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(06)(08)により、
(09)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(~A∨~B)=Aでないか、Bでない。といふことはない。
③ ~A∨~B =Aでないか、Bでない。
④ A→~B =Aならば、 Bでない。
に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(09)により、
(10)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B)=Aならば、 Bでない。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(11)
(a)
1 (1) A→~B 仮定
2(2) A& B 仮定
2(3) A 2
12(4) ~B 13前件肯定
12(5) B 2&除去
12(6) ~B& B 45&導入
1 (7)~(A& B) 16背理法
(b)
1 (1)~(A& B) 仮定
2 (2) A 仮定
3(3) B 仮定
23(4) A&B 23&導入
123(5)~(A&B)&(A&B) 12&導入
12 (6) ~B 35背理法
1 (8) A→~B 27条件法
従って、
(11)により、
(12)
③ A→~B =Aならば Bでない。
④ ~(A& B)=Aであって、Bである。といふことはない。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(10)(12)により、
(13)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B)=Aならば、 Bでない。といふことはない。
に於いて、
①=② であって、
③ A→~B =Aならば Bでない。
④ ~(A& B)=Aであって、Bである。といふことはない。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(13)により、
(14)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B) =Aならば、 Bでない。といふことはない。
③ ~(~(A& B))=Aであって、Bである。といふことはない。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(15)
「二重否定」により、
③ ~(~(A& B))=Aであって、Bである。といふことはない。といふことはない。
④ A& B =Aであって、Bである。
従って、
(14)(15)により、
(16)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B) =Aならば、 Bでない。といふことはない。
③ ~(~(A& B))=Aであって、Bである。といふことはない。といふことはない。
④ A& B =Aであって、Bである。
に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(16)により、
(17)
「確かに」、
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B) =Aならば、 Bでない。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(18)
(a)
1 (1) A→~B 仮定
2 (2) B 仮定
3(3) A 仮定
1 3(4) ~B 13前件肯定
123(5) B&~B 24&導入
12 (6)~A 35背理法
1 (7) B→~A 26条件法
(b)
1 (1) B→~A 仮定
2 (2) A 仮定
3(3) B 仮定
1 3(4) ~A 13前件肯定
123(5) A&~A 24&導入
12 (6)~B 35背理法
1 (7) A→~B 26条件法
cf.
対偶(Contraposition)
従って、
(18)により、
(19)
③ A→~B
④ B→~A
に於いて、
③=④ である。
従って、
(17)(19)により、
(20)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B) =Aならば、 Bでない。といふことはない。
に於いて、
①=② であって、
③ A→~B
④ B→~A
に於いて、
③=④ である。
従って、
(20)により、
(21)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B)=Aならば、 Bでない。といふことはない。
③ ~(B→~A)=Bならば、 Aでない。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(22)
(a)
1(1) A&B 仮定
1(2) A 1&除去
1(3) B 1&除去
1(4) B&A 23&導入
(b)
1(1) B&A 仮定
1(2) B 1&除去
1(3) A 1&除去
1(4) A&B 23&導入
従って、
(22)により、
(23)
① A&B=Aであって、Bである。
④ B&A=Bであって、Aである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(21)(23)により、
(24)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B)=Aならば、 Bでない。といふことはない。
③ ~(B→~A)=Bならば、 Aでない。といふことはない。
④ B& A =Bであって、Aである。
に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(04)(24)により、
(25)
① A& B =明日は物忌みなので、門をしっかり閉める。
② ~(A→~B)=明日が物忌みならば、門をしっかり閉めない。 といふことはない。
③ ~(B→~A)=門をしっかり閉めるならば、明日が物忌みでない。といふことはない。
④ B& A =門をしっかり閉めるので、 明日は物忌みである。
に於いて、
①=②=③=④ である。
然るに、
(26)
③ 明日が物忌みでない。といふことはない。
といふ「それ」を、
④ 明日( )物忌みでないこと。
といふ風に、「書き換へ」ることとする。
然るに、
(27)
【1】[が][の]
(1) 主語を示す。
日の暮るるとき。 汝がさりし日。
(2) 連体修飾語を作る。
夏草や兵どもの(が)夢のあと。(芭蕉)
(中村菊一、基礎からわかる古典文法、1978年、154頁改)
然るに、
(28)
④ こと【事】は、「名詞(体言)」である。
従って、
(26)(27)(28)により、
(29)
(2) 連体修飾語を作る。
といふ、「古文の文法」が、「現代文の文法」でもあるならば、
⑤ 明日( )物忌みでないこと。
に於ける、
⑤ ( )の中には、
⑤ 「が」が入り、
⑤ 「は」は入らない。
然るに、
(30)
実際に、
⑤ 明日(は)物忌みでないこと。
とは言はずに、
⑤ 明日(が)物忌みでないこと。
と言ふ方が、「普通」である。
然るに、
(31)
② 汝(が)さりし日を、
に於ける、
②「を」がそうであるやうに、
① 明日( )物忌みなるを、
に於いて、
①「を」が、「格助詞」であるならば、
① 明日(が)物忌みなるを、
でなければ、ならない。
然るに、
(32)
① 明日( )物忌みなるを、
に於いて、
①「を」が、「接続助詞」であるならば、
① 明日(は)物忌みなるを、
であっても、よいことになる。
従って、
(32)により、
(33)
① 明日は物忌みなるを、
といふ「古文」は、
① 明日(体言)は(係助詞)物忌み(体言)なる(連体形)を(接続助詞)、
であって、
① 明日(体言)は(格助詞)物忌み(体言)なる(連体形)を(格助詞)、
ではない。
[訳]明日は物忌みなるを、門強く鎖せよ。
[訳]明日は物忌みなので、門をしっかり閉めなさい。
(中村菊一、基礎からわかる古典文法、1978年、170・171頁)
従って、
(01)により、
(02)
① 明日は物忌みなるを(平安時代)、
② 明日は物忌みなので(平成時代)、
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
A=明日は物忌みである。
B=門をしっかり閉める。
であるとする。
従って、
(03)により、
(04)
① A& B =明日は物忌みなので、門をしっかり閉める。
② ~(A→~B)=明日が物忌みならば、門をしっかり閉めない。といふことはない。
である。
然るに、
(05)
(a)
1 (1) A& B 仮定
2 (2) ~A∨~B 仮定
3 (3) ~A 仮定
1 (4) A 1&除去
1 3 (5) ~A& A 34&導入
3 (6) ~(A& B) 15背理法
7(7) ~B 仮定
1 (8) B 1&除去
1 7(9) ~B& B 78&導入
7(ア) ~(A& B) 19背理法
2 (イ) ~(A& B) 2367ア∨除去
12 (ウ) (A& B)&~(A& B) 1イ&導入
1 (エ)~(~A∨~B) 2ウ背理法
(b)
1 (1)~(~A∨~B) 仮定
2 (2) ~A 仮定
2 (3) ~A∨~B 2∨導入
12 (4)~(~A∨~B)&(~A∨~B) 13&導入
1 (5) ~~A 24背理法
1 (6) A 5二重否定
7(7) ~B 仮定
7(8) ~A∨~B 7∨導入
1 7(9)~(~A∨~B)&(~A∨~B) 18&導入
1 (ア) ~~B 79背理法
1 (イ) B ア二重否定
1 (ウ) A& B 6イ&導入
従って、
(05)により、
(06)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(~A∨~B)=Aでないか、Bでない。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
cf.
ド・モルガンの法則
(07)
(a)
1 (1) ~A∨~B 仮定
2 (2) A& B 仮定
2 (3) A 2&除去
2 (4) B 2&除去
3 (5) ~A 仮定
23 (6) A&~A 25&導入
3 (7)~(A& B) 26背理法
8 (8) ~B 仮定
2 8 (9) B&~B 48&導入
8 (ア)~(A& B) 29背理法
1 (イ)~(A& B) 1578ア∨除去
ウ (ウ) A 仮定
エ(エ) B 仮定
ウエ(オ) A& B ウエ&導入
1 ウエ(カ)~(A&B)&(A&B) イオ&導入
1 ウ (キ) ~B エカ背理法
1 (ク) A→~B ウキCA
(b)
1 (1) A→~B 仮定
2(2) A& B 仮定
2(3) A 2&除去
2(4) B 2&除去
12(5) ~B 13前件肯定
12(6) B&~B 45&I
1 (7) ~B 46背理法
1 (8) ~A∨~B 7∨導入
cf.
含意の定義
従って、
(07)により、
(08)
③ ~A∨~B=Aでないか、Bでない。
④ A→~B=Aならば、 Bでない。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(06)(08)により、
(09)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(~A∨~B)=Aでないか、Bでない。といふことはない。
③ ~A∨~B =Aでないか、Bでない。
④ A→~B =Aならば、 Bでない。
に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(09)により、
(10)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B)=Aならば、 Bでない。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(11)
(a)
1 (1) A→~B 仮定
2(2) A& B 仮定
2(3) A 2
12(4) ~B 13前件肯定
12(5) B 2&除去
12(6) ~B& B 45&導入
1 (7)~(A& B) 16背理法
(b)
1 (1)~(A& B) 仮定
2 (2) A 仮定
3(3) B 仮定
23(4) A&B 23&導入
123(5)~(A&B)&(A&B) 12&導入
12 (6) ~B 35背理法
1 (8) A→~B 27条件法
従って、
(11)により、
(12)
③ A→~B =Aならば Bでない。
④ ~(A& B)=Aであって、Bである。といふことはない。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(10)(12)により、
(13)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B)=Aならば、 Bでない。といふことはない。
に於いて、
①=② であって、
③ A→~B =Aならば Bでない。
④ ~(A& B)=Aであって、Bである。といふことはない。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(13)により、
(14)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B) =Aならば、 Bでない。といふことはない。
③ ~(~(A& B))=Aであって、Bである。といふことはない。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(15)
「二重否定」により、
③ ~(~(A& B))=Aであって、Bである。といふことはない。といふことはない。
④ A& B =Aであって、Bである。
従って、
(14)(15)により、
(16)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B) =Aならば、 Bでない。といふことはない。
③ ~(~(A& B))=Aであって、Bである。といふことはない。といふことはない。
④ A& B =Aであって、Bである。
に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(16)により、
(17)
「確かに」、
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B) =Aならば、 Bでない。といふことはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(18)
(a)
1 (1) A→~B 仮定
2 (2) B 仮定
3(3) A 仮定
1 3(4) ~B 13前件肯定
123(5) B&~B 24&導入
12 (6)~A 35背理法
1 (7) B→~A 26条件法
(b)
1 (1) B→~A 仮定
2 (2) A 仮定
3(3) B 仮定
1 3(4) ~A 13前件肯定
123(5) A&~A 24&導入
12 (6)~B 35背理法
1 (7) A→~B 26条件法
cf.
対偶(Contraposition)
従って、
(18)により、
(19)
③ A→~B
④ B→~A
に於いて、
③=④ である。
従って、
(17)(19)により、
(20)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B) =Aならば、 Bでない。といふことはない。
に於いて、
①=② であって、
③ A→~B
④ B→~A
に於いて、
③=④ である。
従って、
(20)により、
(21)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B)=Aならば、 Bでない。といふことはない。
③ ~(B→~A)=Bならば、 Aでない。といふことはない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(22)
(a)
1(1) A&B 仮定
1(2) A 1&除去
1(3) B 1&除去
1(4) B&A 23&導入
(b)
1(1) B&A 仮定
1(2) B 1&除去
1(3) A 1&除去
1(4) A&B 23&導入
従って、
(22)により、
(23)
① A&B=Aであって、Bである。
④ B&A=Bであって、Aである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(21)(23)により、
(24)
① A& B =Aであって、Bである。
② ~(A→~B)=Aならば、 Bでない。といふことはない。
③ ~(B→~A)=Bならば、 Aでない。といふことはない。
④ B& A =Bであって、Aである。
に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(04)(24)により、
(25)
① A& B =明日は物忌みなので、門をしっかり閉める。
② ~(A→~B)=明日が物忌みならば、門をしっかり閉めない。 といふことはない。
③ ~(B→~A)=門をしっかり閉めるならば、明日が物忌みでない。といふことはない。
④ B& A =門をしっかり閉めるので、 明日は物忌みである。
に於いて、
①=②=③=④ である。
然るに、
(26)
③ 明日が物忌みでない。といふことはない。
といふ「それ」を、
④ 明日( )物忌みでないこと。
といふ風に、「書き換へ」ることとする。
然るに、
(27)
【1】[が][の]
(1) 主語を示す。
日の暮るるとき。 汝がさりし日。
(2) 連体修飾語を作る。
夏草や兵どもの(が)夢のあと。(芭蕉)
(中村菊一、基礎からわかる古典文法、1978年、154頁改)
然るに、
(28)
④ こと【事】は、「名詞(体言)」である。
従って、
(26)(27)(28)により、
(29)
(2) 連体修飾語を作る。
といふ、「古文の文法」が、「現代文の文法」でもあるならば、
⑤ 明日( )物忌みでないこと。
に於ける、
⑤ ( )の中には、
⑤ 「が」が入り、
⑤ 「は」は入らない。
然るに、
(30)
実際に、
⑤ 明日(は)物忌みでないこと。
とは言はずに、
⑤ 明日(が)物忌みでないこと。
と言ふ方が、「普通」である。
然るに、
(31)
② 汝(が)さりし日を、
に於ける、
②「を」がそうであるやうに、
① 明日( )物忌みなるを、
に於いて、
①「を」が、「格助詞」であるならば、
① 明日(が)物忌みなるを、
でなければ、ならない。
然るに、
(32)
① 明日( )物忌みなるを、
に於いて、
①「を」が、「接続助詞」であるならば、
① 明日(は)物忌みなるを、
であっても、よいことになる。
従って、
(32)により、
(33)
① 明日は物忌みなるを、
といふ「古文」は、
① 明日(体言)は(係助詞)物忌み(体言)なる(連体形)を(接続助詞)、
であって、
① 明日(体言)は(格助詞)物忌み(体言)なる(連体形)を(格助詞)、
ではない。