新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十二運(地支星)について…「胎」

2008年10月25日 |  四柱推命(十二運…地支星)
(1)胎
 「胎」は中庸運です。
お母さんのお腹に赤ちゃんとして宿っている様な状態で、物が形づけられるが力がない状態で、外に出て活動できないので、運気的な発展はゆっりと遅い。若くして世に出ることは少なく、中年以降に世に出る場合が多い。
養と同じ様に養子縁組の意味もある。「夜明け・未熟・変動・養子」等の意味があり、若い頃は力が弱く、積極性には乏しい。また、環境にも支配されやすく、一貫性にも欠けやすい。
帝旺と並ぶと荒れる場合がある。

①生日に「胎」がある場合
 小さい頃はあまり丈夫では無く中年以降に元気になる人も多い。
甘えん坊で親の脛をかじる傾向がある。印綬正財等の弱い星があると迫力がなくなる。
また、養子運があり、幼い頃に養子の話があったり、男性は婿養子、女性は婿養子を迎える傾向もある。
婿養子でなくても、妻方の実家との縁が深くなる場合も多い。
他柱に「胎・養」が重ねて出るとその傾向が強くなる。

②生月に「胎」がある場合
 中年期に仕事の大きな変動があり、その後安定する。
女性の場合は、若いうちに苦労するが、中年以降は夫婦も円満で安定しやすい。
養子縁組や肉親の面倒を看る傾向もある(特に多財星の場合)。

③生年に「胎」がある場合
 50歳より親戚の面倒を看る場合もある。脛をかじられる。

④生時に「胎」がある場合
 子供から脛をかじられる場合がある。

⑤「胎」が付いた変通星
比肩に付く胎…本人が養子に行きやすい。比肩・劫財(敗財)に付く胎は比肩の悪さが出難い。
食神に付く胎…養子をもらうには一番良い。基本的には食神は旺相を喜ぶ。
財星に付く胎…少しずつヘソクリを貯めている人が多い。男の場合は命式如何では髪結いの亭主?
官星に付く胎…社会的に活躍するには少し弱い。官星は旺相を喜ぶ。
印星に付く胎…少し甘えが出やすいので、他に比肩星や官星が出ると良い。

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コメント (14)
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