新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

五行における「水」

2014年04月14日 | 五行
《水》

1.水とは準(ジュン)…万物を平らにすること。また、水とは演(エン)…演とは、流れるのこと(湿る潤う五行が水で、水は流れ巡って浸透していく。だから水は演のこと)。
2.水という字は両人が交わって1が生まれる様子を表し、1とは数の始めを意味し、両人とは、男女のことであり、男は陽、女は陰で、男女・陰陽が交わって1が生まれる。故に水とは五行の始めであり、元気の集まった汁である。水は大地の血気で、筋肉や血管を流れ巡るもの。また、冬が終わり、これから陽の気が動き出す兆しをも含まれる。
3.水は陰と陽が入り交じり、地形に合わせてその形を変え、万物の隅々まで浸透し、これを潤す(平らにするもの)。
4.五行の水が配当された時季は冬。冬とは終(シュウ)で、万物はこの冬という季節をもって終わりを告げ、地中に隠れる(蔵:コモル)。冬を中(チュウ)と解釈する…地中にこもる様子から。
5.水が配当された方位は来た。北は伏(フク)のこと…万物は冬になると地中に隠れてしまうから(地に伏してしまう)。水が支配する冬は、万物を全て地中に隠してしまう。
6.水の体は…水は寒くて虚しい体をしている。なぜ虚しいか…冬には万物は地中に隠れて何もない状態になるので、この様子を捉えて虚しいと表現した。また、水の性格は「潤下:ジュンゲ」(うるおいくだる)…水は湿り気を帯び下へ流れるから。
7.人の世にあって潤すとは先祖からの福分を意味し、先祖との交わりが五行の水を活かすポイントとなる。先祖を供養することも孝の一つで、人の徳の中で孝に優るものはない。(五行大義の本から)

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