上図は或る男性の命式です。…此の様にも考えることができます。
彼の命式は…
日干:丙で、天干の並びは月上の偏財を中心とする偏印と正官との並び(財官印三宝の命)。
また、地支は「寅午戌」と火局している。
日干が丙(火)で、地支が寅午戌と火局しているわけですから、「炎上格」ともなります。
「財官印三宝の命/炎上格」ですね…
三宝の命…天干に財星・官星・印星の3つが並んだ命式で、通常は地位・名誉・財産に恵まれ、親族の中でも出世頭になる人が多い。
経済的余裕と家庭的な幸せ(財星)と、地位名誉や社会的発展を表す(官星)、趣味や文化という精神性の安定の(印星)の3つを備えた命式といえます。
炎上格…日干が火(丙丁)で、地支に火の完全三局(寅午戌)がある命式をいいます。
炎上格の人は、火難の相があるといわれ、火事や火傷、そして、健康面では心臓・脳溢血・循環器系(血流)・目にも注意が必要と言われています。
月上の中心星が偏財ですので、偏財を尅する比肩の大運や、火が強くなる「寅午戌」の年も注意の年とも言えます。
上図のは昨年 2018年の戌年の行運での命式です。
この年は…
大運:丙戌 比肩 墓
流年:戊戌 食神 墓
と、大運・流年の両方に戌が来て、命式本体の寅午と行運支「戌」との関係で火の比肩が強くなり、火尅金と金の財星を強く尅す年でした。
また、この年の10月は壬戌 偏官 墓の年でもありました。
実は、この年に、後頭部の血管が詰まり、その影響で、嚥下ができなくなりました。
(経緯)
・彼は、先祖代々の財産を相続し、内外共に安定した生活をされていました。
・健康面が気になったのは、2014年の年でした。
大運:丙戌 比肩 墓…命式本体の中心星である偏財を尅し、入院を暗示する「墓」の大運に入った時。
流年:甲午 偏印 帝旺…高齢になると、病気を意味する偏印 帝旺の年は注意が必要。
※ 行運に戌午が出て、増々火が強くなり、脚に血栓ができ、それを取除く大きな手術(血栓=火)。
・次に気になる年は、昨年(2018年)の戌年の10月(戌の月)。
この年に血栓が頭に…その影響で嚥下が出来なくなる(比肩 墓 の大運の最後の年でした)。
しかし、さすが「財官印三宝の命」、運が強く、2019年の節分を過ぎると少しずつ病状は良くなり、今は元気。
う~ん!さすが、財官印三宝の命ですね…。
運命の基盤が確りとしていると思います。
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