新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

変通星の吉凶(偏財・正財)

2022年10月14日 | 四柱・その他
さあ、思春期の様な星の食傷(食神・傷官)が終わると財星が来ます。
財星…人の一生で喩えれば20代〜30代の家庭を持った頃の様な星とも言えます。
あるいは、家庭を持ちたい頃でしょうか…
財星には、家庭性や優しさや情や財産という意味があり、
基本的に偏は動いて刺激を受け、正は留まっていても刺激を受けられる特徴があります。

偏財には、流動の財(商売)や動く情(情的)という意味があり、男性の場合は、籍に入らない女性(妾)という意味にもなります。
また、偏財を持つ人は人生を楽しみたい情が強く、その為にはお金も女性(男性の場合)も必要だと思う方が多い様です。
そして、人との関係で情を共有する喜びが強い様です。
人の気持ちを受け留めて共有できる能力が強いのでしょうね…。
それが、商売にも繋がるのだと思います。
身旺で、旺相する偏財とそれを生じる食傷があれば、無から有を生み出す商才も出てきます。
人生、難しいことを考えずに楽しんで生きていくには良い星だと思います。

偏財と比べると、正財を持つ方は少々真面目で堅い人が多い様です。
また、正財には書斎や家の中と言う意味もありますので、古典や学問を表す印綬等と並ぶと、作家や文化的なものに興味を持つ方が多い様です。
命式中に財星がある場合…その十二運が旺相している方が、お金を掴む力が強くなる傾向があります。

財星には家庭性という意味があるので、しっかりした財星持っている女性は、家庭を大切にする意識も強い様です。

財星を剋す星が比肩・劫財(敗財)です。
比肩や劫財(敗財)は自我の星で自己主張の星とも言われています。
自分が自分が…と自分の欲を優先しやすいのが比肩でもあります。
確かに、幸福は自己の欲望が満たされた時に感ずるのですが…
赤ちゃんの時はそれでも良いのですが…
成熟した大人になると、他の人の喜ぶ姿が我が喜びになれれば嬉しいですね…。

これからの時代は、自分の欲を優先して家庭が崩壊する時代に入ってきます。
家庭が崩壊するどころか、家庭を持たない人も多くなるでしょう…
正しい宇宙の法則を知って、価値ある人生を生きたいものですね…

愛の寂しさに魔が差す…
よく言われる言葉です。
特に、偏財に付く十二運の沐浴や養…それに食神や敗財でも重なれば(男命の場合)…
魔が差しやすい環境が付いて来ます…特に愛情問題には気を付けて下さい。
情に魔が差すのは麻薬の様な危険があります。
今迄築いてきたものが全て崩れる場合も…
少しの辛抱です…この様な時は思い切ってボランティアでもすると良いかも知れません…。

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