新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

結婚の時期

2012年11月09日 | あのひとの命式
TVである芸能人の離婚裁判のニュースをしていました。
早速、その芸能人(男性)の命式を出してみました。
上図は彼が結婚した時の行運で出した命式です。

(命式の解説)

日干:己の劫財を中心とした印綬との並び(生時不明)。
五行では(命式本体)
土…●●●●
火…●●△

劫財は比肩と似た星で、マイペースで良くも悪くも上昇思考の強い星で、大胆なところがある星です。しかし、劫財は正財という妻の星を強く尅す星でもあります。
また、印綬は古典・学問・思考・才能の星で、劫財に印綬が付くと、マイペースで大胆な星に思考という電子頭脳を付けた様な並びになります。また、見方を変えれば、個性と才能という意味にもなります。…役者さんには良い並びの命式となります。

五行(丸い円の中の木火土金水)を見て下さい。土に星(●)が多いのがわかります。
この土は比肩や劫財という自我や個性を表します。この土に星(●)が4個も固まっています。
また、火にも星(●)が2.5個あります(△は0.5)。この火は印星(印綬)という学問や才能(演じる)の星です。土と火が多いということは、芸能等の才能と、個性を持った命式ということです。
また、この年(H.20)の行運は大運:劫財、流年:劫財と、劫財双並びになっています。劫財は五行では土ですから、この年(結婚した年)は土が6個になっています。また翌年の干支は己丑:比肩 墓 比肩と土が合計7個になります。
丙午という強い火によって熱せられた土は一瞬にして水を蒸発させてしまいます。
そして、この方の命式は水が財星(妻や家庭)ですので、この水はアッと言う間に尅されます。
命式本体もそうですが、入籍の時期はとても大切です。
本来比肩星(比肩・劫財・敗財)の運は分離運です。分離は結婚の反対ですね…
この2年間で、彼の心は離れてしまったと思われます。
劫財の年は、勢いで結婚される方も多いですね。

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2 コメント

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Unknown (ひけんのおんな)
2012-11-10 12:28:19
ということは

たとえ、官星や財星がその人にとってよい時期で
そして結婚しても
比劫の時期にはぎくしゃくしたり、別れたくなったりして
別れてしまうこともあるのでしょうか?

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Unknown (ひけんのおんな様)
2012-11-10 16:57:26
結婚する時には、結婚するする年回りが重要です。
結婚は男女が結ばれるということですから、分離運(比肩・敗財・劫財)の時期は良くはありません。
例えば、比肩の時期の結婚は、前の人と別れて、その反動で結婚したとか…。また、敗財の時期の結婚は、人情に流されての結婚や、出来ちゃった結婚とか…。劫財の時期は、イケイケの衝動的な結婚も多いです。
また、結婚した時期が良くても、日干が同じ場合は、比肩の時期が一緒に来るので、相性等が悪かったり、家庭運が弱い者同士のカップルの場合は、お互いに気持が冷める場合もあります。
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