新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十二運の趨勢概観

2008年10月24日 |  四柱推命(十二運…地支星)
十二運の旺相・休囚死
 
十二運の長生から帝旺までは、分りやすく言えば陽的(プラス)な運気で外向性の要素が強いエネルギーです。
故に、命式にこれらの十二運が多い人は、前向きで、社会的にも活躍しょうとする気質を持っています。
また、衰から絶までは、陰的(マイナス)な運気で内向性の要素が強いエネルギーです。
ですから、命式中にこれらの十二運が多い人は、内面的で繊細な感受性を持ち、学問・芸術・宗教などに向く傾向があります。
陰的なエネルギーは内向き、陽的なエネルギーは外向きなエネルギーで、マイナスのエネルギーは「凶」という意味ではありません。エネルギーの方向性や質が異なるということです。
前者は、太陽に向かって咲くひまわりの花。後者は谷間に咲く百合の花の様な印象があります。
休囚した星が多いからと言ってがっかりしないで下さい…生まれ持った特性が違うだけです。

例えばおもてに現れた天干星に財星・官星などの現実的(外的)な星が多く有り、その十二運にも長生以上の旺相した十二運付く場合には、外的な現実世界、実業界などで活躍する人が多いものです。
しかし、その反面では、内面性に乏しいという一面もでてきます。
そして、おもての天干星に印星や傷官などの内的精神的な星が多く有り、その十二運にも衰以下の休囚した十二運が多く付く場合には、豊かな内面的感受性を持ち、学問や芸術などで特殊な才能で秀でる場合が多いものです。
特に、日支・月支に死・墓・絶がある人は内的な宗教的な悟りの世界を尋ね求める特性を有しています。
しかし、このような命式で個性の星である 比肩星や官星が弱い場合は、どうしても優柔不断で行動力に欠けるため、その才能を社会で現し切れずに終える場合もあります。…積極的に一歩前に出ましょう。
四柱推命の命式を看る時には…
①年月時の表に出た天干星の意味と並び。
②その下に付く十二運の強さ。
③五行のバランス。
の三つを精査することによって、千変万化に織りなす人物の個性と運気を読み解くことが出来るといえます。
そしてそれを知ることが出来れば、個性に合った生き方、長所(吉面)を引出し、短所(凶面)を克服する方法が分かるのです(知名と立命)。
新栄堂
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コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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周りの人をみていると (ぽんち)
2013-05-05 09:25:43
印綬に沐浴や休囚した十二運がつくと、本来の印綬の良さが抑えられ、批判精神が旺盛で人の粗探しをする方が多いように思えます。

これは何故なのでしょうか?
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ぽんち様 (Unknown)
2013-05-06 14:37:31
印綬には旺相した十二運が良いと言われています。
沐浴が付くと、変通星の悪さが出やすいですね。
また、印綬は秋の稔りの星ですが、印綬が休囚すると、秋の稔が無いとも見ます…比肩の様な状態になる場合もあります。
返信する
ご回答ありがとうございます (ぽんち)
2013-05-11 07:37:42
ご回答ありがとうございます。

吉星の印綬でもそれが良く働くには条件があるのですね・・・。
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Unknown (ゆう)
2018-03-10 16:18:35
私は変通星は陰星ばかりですが、十二運は陽ばかりです。そこは関係ないですか?
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