姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

血栓性外痔核の予防法 姫路岡崎外科肛門科通信

2011-03-01 23:33:23 | 血栓性外痔核(血まめ)
冷えたらあたためる、これが血栓性外痔核などのお尻の病気の予防法なのです。大腸から肛門にかけては、腰骨から下の背骨と尾底骨(仙骨)から神経が出ているのです。熱くない程度のお風呂で腰から下の「腰湯」でゆっくりあたためるのは、おしりのためにも、腰のためにも良いことなのです。

腰とおしりをあたためるには、薬局などで売っている「温熱用具」もよいです。これは薬がついていませんので、医療機関にはありません。使用上の注意を守って腰(腰椎)や尾底骨(仙骨)をあたためてください。特に仙骨あたりは、やけどしますと、そこが床ずれのようになり、治りにくいので注意です。初出2009/12/4-5 改訂2011/3/1


医療情報をご希望の方へ。携帯でアクセスの方は「アーカイブ」、PCの方は左の「カテゴリー」から項目を選んで読むことができます。アーカイブ、カテゴリーはいっぱいあるので、下の方まで見てくださいね。クリニックでのパンフレットご覧いただきましたか。貴方の満足を、次の方へ手渡してあげてください。ぽのマグネットも差し上げています。好評ですよ。

携帯向けHPはこちらです。パソコン向けHPはこちらです


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

血栓性外痔核の治療 岡崎外科姫路肛門科ブログ

2011-02-27 15:16:18 | 血栓性外痔核(血まめ)
血栓性外痔核の場合、「何かできて、中に入らない」といわれることが多いです。もともと外にできる外痔核ですから、入らないのは当然なのです。しかし、ちょうどおしりの縁にできますので、「中に入る」「入らない」は人により感じかたは色々です。痛みが強いと肛門括約筋(正常な肛門の様子を参照)がぎゅっと閉まっていて、血栓が外側に、はみ出ている感じになっていることが多いものです。私は診察の途中で、患者さんに痛いことを十分説明してから、肛門のストレッチをすることがあります。もちろん血栓のない方向で、ソフトに、少しずつおこないます。ここがテクニックの見せ所でありまして、少々痛いのですが、うまくストレッチすると、あら不思議、明らかに楽になります。同時に少し括約筋がゆるんで、血栓が中に戻ったように感じられることがあります。このような場合、大抵軟膏や坐薬などの治療で改善するものです。
 さて、このストレッチですが、麻酔は使いません。どう説明して、どう安心させるか、が大切です。ある年配の先生が、「注射じゃなくて、言葉でかけるから、くち麻酔」と表現していました。その通りかもしれませんね。血栓性外痔核ができたら、私の「くち麻酔」にかかっていただきますか?初出2009.3.6 改訂2011.2.27


医療情報をご希望の方へ。携帯でアクセスの方は「アーカイブ」、PCの方は左の「カテゴリー」から項目を選んで読むことができます。アーカイブ、カテゴリーはいっぱいあるので、下の方まで見てくださいね。クリニックでのパンフレットご覧いただきましたか。貴方の満足を、次の方へ手渡してあげてください。ぽのマグネットも差し上げています。好評ですよ。

携帯向けHPはこちらです。パソコン向けHPはこちらです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

血栓性外痔核どんな病気?

2011-02-24 12:50:32 | 血栓性外痔核(血まめ)
便が硬くて息んでしまった(力んだ、きばった)後や、力仕事や、おしりを冷やしてしまったなどの後に、「急に、おしりに何かできて」「痛い」時、この疑いがあります。簡単に言えば「おしりの血まめ」です。発症後数日間が痛みのピークです。小さいものの場合、放っておいても10日から2週間くらいで吸収されます。血まめの大きさにより、肛門のふちに「しわ」(=肛門皮垂、おしりのヒダ 気になりますか?を参照)が残ります。全く気がつかない間に治癒していることもあるくらい、普通の病気です。だれでも一生の内には何回かなることがあるものです。

正常な肛門の図と比べてみてください。この部分はうっ血しやすいので、血栓性外痔核ができやすいのです。大きくて痛くて便が出せなくなり、悪循環になっているものは、すぐに処置した方が楽になります。(肛門科ってすぐ手術なの?を参照)初出2009.3.5 改訂2011.2.24


他の医療情報の見方:携帯の方は「アーカイブ」、PCの方は左の「カテゴリー」から項目を選んでください。アーカイブ、カテゴリーはいっぱいあるので、下の方まで見てくださいね。クリニックでのパンフレットご覧いただきましたか。貴方の満足を、次の方へ手渡してあげてください。ぽのマグネットも差し上げています。好評ですよ。

携帯向けHPはこちらです。パソコン向けHPはこちらです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

血栓警報発令しました

2010-01-14 00:00:38 | 血栓性外痔核(血まめ)
寒いですねえ。それにしても姫路は寒いです。朝のNHKの近畿地方の天気予報をみるのですが、神戸より寒いのはもちろんのこと、近畿で一番さむかったりします。寒くて、乾燥しますと、肛門科的には血栓性外痔核が増えますので、勝手に「血栓警報」を発令しました。みなさん、お気をつけて!

血栓性外痔核について、これまでの記事はこちらをクリックすれば、下へ並びます。
最近質問の多い、駐車場の情報はこちらです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過激なあたためかたは・・・

2009-12-05 00:00:47 | 血栓性外痔核(血まめ)
腰とおしりをあたためるには、薬局などで売っている「温熱用具」もよいです。これは薬がついていませんので、医療機関にはありません。使用上の注意を守って腰(腰椎)や尾底骨(仙骨)をあたためてください。特に仙骨あたりは、やけどしますと、そこが床ずれのようになり、治りにくいので注意です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒くなりました・・・血栓にご注意

2009-12-03 15:31:02 | 血栓性外痔核(血まめ)
寒くなりました!お尻を冷やすと血栓性外痔核になりやすいので、注意が必要です。屋外のコンクリートや石に腰掛けているのをみると、なんだか心配になってしまいます。冷やしてしまったら、お風呂でゆっくりあたためてくださいね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

診断になやむ血栓性外痔核は?

2009-11-02 00:00:45 | 血栓性外痔核(血まめ)
血栓性外痔核の項目は、大変よくアクセスされています。それで、「血栓だと思うのですが」と言って受診されるかたが多くあります。実際は血栓だけできることは少なく、中の内痔核も腫れていたり、元々ある皮垂に血栓を生じたものもあります。嵌頓(かんとん=脱出して戻らなくなった)痔核にできる血栓もあります。こじれた状況を解きほぐすのが、プロの仕事。分からない時はどうぞ遠慮なくお尋ねください。納得させます!

11月6日(金)は学会出席のため、休診となります。よろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

血栓性外痔核の治療その他

2009-05-11 22:57:30 | 血栓性外痔核(血まめ)
血栓性外痔核の治療には、痛み止め坐薬などによるもの、ストレッチ、血栓そのものを切除する手術など、状況に応じて色々な方法があります。さらに、間接的な方法として、次の様なものもあります。

柔らかくて、血流の多い血栓の場合です。外痔核の奥に内痔核が大きく腫れていて、内痔核からの血流が多い血栓性外痔核があります。その場合外痔核切除では出血が多かったり、切除後に息んだりすると血栓を繰り返すことがあります。このような場合「血流遮断」のために、奥の内痔核に「パオスクレー」という硬化剤を使うと、早く楽になることがあります。すっと痛みが引くと大変よろこばれます。「外痔核なのに、内痔核に治療を施すなんて」とお思いでしょう。よーく説明してから、おこないますから、よく納得されてから治療をお受けください。こちらは、プロとして、おすすめの治療をご提案します。

血栓性外痔核についてまとめて見るのは、こちら

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

血栓性外痔核の手術

2009-03-12 19:23:54 | 血栓性外痔核(血まめ)
血栓性外痔核はほとんどの場合、軟膏や坐薬による治療で改善します。しかし、大きすぎて便が出せず、痛みを繰り返す、あるいは、血栓(血まめ・血豆)がさらにひどくなるなどの場合「血栓摘出術」をおこなうことがあります。

局所麻酔でおこないます。おしりの外へメスを入れて、血豆を取り出します。その際余分な皮膚を紡錘形に切り取り、一直線状の創にします。皮膚は縫わずに、そのままにします。縫った後内部で出血すると、また血栓になってしまうからです。術後に少し出血することがありますので、十分に説明と同意(インフォームドコンセント)を得てからおこないます。

通常の経過の写真を示します。(ご本人の同意を得て掲載しています)

血栓性外痔核についてご覧になりたいかたは、左の「カテゴリー」の「血栓性外痔核(血まめ)」をクリックしてください。

クリニックのHP(website)はこちら(別ウインドウで開くのはこちら)です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする