血栓性外痔核の治療 岡崎外科姫路肛門科ブログ

血栓性外痔核の場合、「何かできて、中に入らない」といわれることが多いです。もともと外にできる外痔核ですから、入らないのは当然なのです。しかし、ちょうどおしりの縁にできますので、「中に入る」「入らない」は人により感じかたは色々です。痛みが強いと肛門括約筋（正常な肛門の様子を参照）がぎゅっと閉まっていて、血栓が外側に、はみ出ている感じになっていることが多いものです。私は診察の途中で、患者さんに痛いことを十分説明してから、肛門のストレッチをすることがあります。もちろん血栓のない方向で、ソフトに、少しずつおこないます。ここがテクニックの見せ所でありまして、少々痛いのですが、うまくストレッチすると、あら不思議、明らかに楽になります。同時に少し括約筋がゆるんで、血栓が中に戻ったように感じられることがあります。このような場合、大抵軟膏や坐薬などの治療で改善するものです。
　さて、このストレッチですが、麻酔は使いません。どう説明して、どう安心させるか、が大切です。ある年配の先生が、「注射じゃなくて、言葉でかけるから、くち麻酔」と表現していました。その通りかもしれませんね。血栓性外痔核ができたら、私の「くち麻酔」にかかっていただきますか？初出2009.3.6 改訂2011.2.27

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血栓性外痔核どんな病気？

便が硬くて息んでしまった（力んだ、きばった）後や、力仕事や、おしりを冷やしてしまったなどの後に、「急に、おしりに何かできて」「痛い」時、この疑いがあります。簡単に言えば「おしりの血まめ」です。発症後数日間が痛みのピークです。小さいものの場合、放っておいても10日から2週間くらいで吸収されます。血まめの大きさにより、肛門のふちに「しわ」（＝肛門皮垂、おしりのヒダ　気になりますか？を参照）が残ります。全く気がつかない間に治癒していることもあるくらい、普通の病気です。だれでも一生の内には何回かなることがあるものです。

正常な肛門の図と比べてみてください。この部分はうっ血しやすいので、血栓性外痔核ができやすいのです。大きくて痛くて便が出せなくなり、悪循環になっているものは、すぐに処置した方が楽になります。（肛門科ってすぐ手術なの？を参照）初出2009.3.5 改訂2011.2.24

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便秘の論文第二報が完成しました。岡崎外科姫路肛門科のブログ

強すぎる下剤で、下痢と便秘を繰り返すことへの警鐘をならす、便秘の論文ができました。2月21日やっと投稿しました。さーて、結果はどうでしょうか？また後日ご報告しますね。写真は参考文献、アイディアノート、下書きの山です。これにデータ取りのノートとアンケートのファイルがさらに一冊づつ。シュレッダーで粉々になった紙は更にたくさん。紙の無駄で終わらないことを祈ります。

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大阪天満宮＆近畿肛門疾患懇談会 岡崎外科ブログ

年に3回大阪南森町で開かれる近畿肛門疾患懇談会に参加しました。参加して5年になりますが、今回時間があったので、初めて最寄りの大阪天満宮「天満の天神さん」にお参りしてきました。今は落語の繁盛亭が有名ですね。学会では、現在気になっている患者さんの治療方針について垂水の大澤病院の大澤先生に相談が出来たので、とてもよかったです。またつい最近NHK朝イチに出られた、黒川梅田診療所の黒川先生には番組の裏話を伺いました。学会のあとは、いつもの通りです、山田クリニックの山田先生と姫路まで戻って一献一献、そしてもう一杯・・・それから、帰宅とあいなりました。

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ぽのバスに乗りました！岡崎外科姫路肛門科のブログ

ついに、ぽのバスに乗りました。駅前で待っていると、ぽのバスがやってくるではありませんか。一枚写真を撮るのがやっとでした。バスの中からもぽの君が透けて見えます。丸い鼻がかわいいのですが、さすがに満員の車内で写真を撮る勇気はありませんでした。さーて、いいことあるかな？

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姫路は雪です。岡崎外科肛門科通信

姫路は雪になっています。寒いですねえ。寒い中来院の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございます。写真は院長室からみた大手前交差点で、向こうにかすんで見えるのが、姫路城中濠の土塁です。左奥の高いところが古い時代、低いところは明治から昭和の石垣です。

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質問いただきました 姫路岡崎外科肛門科ブログ

質問いただきました。青森県在住の男のお子さんについてです。残念ながらコメントの内容だけでは、推定のお話をするのは適当ではないと考えました。まずは一度お近くの専門医を受診されてみてください。総合的な判断が必要と思います。青森でしたら、弘前の早川内科肛門科・早川一博先生をお勧めいたします。私も以前ご挨拶させていただいたことがあります。本当の専門医とは、単に技術や知識レベルが高いだけではなく、「次の検査、次の医療へつなげる力や人間関係を持っている」医師のことと思います。ネットで検索されて、ご相談されてみてください。

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病院の実力2011総合編に掲載されました 岡崎外科：姫路の肛門科

病院の実力2011総合編に当院が掲載されました。本屋さんに並んでおります、皆さんごらんください。2011とは言いますが、実は2009年のデータです。当院の開院は5月8日ですから、開院当初8ヶ月足らずのデータなのです。うーん今ならもっと多くてランクアップするのになあ。早くも次回掲載に期待です！いぼ痔についてはこちらをごらんください。

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お城のクレーンが無くなりました 岡崎外科姫路肛門科のブログ

今朝の姫路城を見ていて、「あれ何か変」と思ったら長い間活躍していたクレーンがなくなっていますね。展望室の窓も線画の部分は白くなっています。凝ってますねえ。しばらくはこの姫路城を眺める事になるのですね。少しずつ春らしくなってきたところで、また雪だそうです。みなさんお気をつけて。

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消化器病学会近畿例会・教育講演会 岡崎外科ブログ

2月5日は大阪中之島で開かれた消化器病学会（近畿）で勉強でした。外科と大腸肛門の専門医は外科系の学会で発表したり論文を書いていれば点数（専門医、指導医を維持するには勉強して点数が必要なのです）が取りやすいのですが、消化器病専門医は内科系が主なので、意識して点数を取っておかないと維持できないのです。大変ですが、あえて内科系主体の学会の専門医も維持していくつもりです。写真は堂島大橋から見た堂島川です。そういえば去年のGW、家族でこの川の観光船に乗っていたら患者さんから電話がかかってきたのを思い出しました。

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