大学病院休日当直中の話。急変患者の診断のために、腹部レントゲンを放射線部にお願いした。診断上2枚の写真が必要だったのだが、どうしても技師さんが「休日は一枚ずつしか撮影できません、規則です」と言い張るのです。今ならCT一回ですむ話ですが、当時はCTは大変だったのです。7階の病棟から時間をかえて2回撮影に行けというのか、とこちらも必死です。とうとう放射線科のN田教授が電話をかけてこられて、「分かりました。今回必要なので、撮影します。ただ規則ですので、お断りした技師の言うことも理解してください」と言われました。N田先生も大層な紳士ですので、恐縮してしまいました。さて、翌月曜日。これはO里先生から大目玉を食らうなと覚悟していますと、「昨日は放射線科とやり合うたそうですなあ。元気がよろしいなあ」とニコニコ。褒めるふりして叱っているのですが、こちらはそれが分からないほど「あんぽんたん」でした。しかし持っている熱気だけは一人前。そんな若い医者を支えてくれる大きな先生だったのです。
恩師の訃報に接し、急に書きたくなって綴った、1990年のころの思い出話。25回を期にひとまず終了し、以後随時掲載とします。おなか医者の話だけでたっぷりありそうで、おしり医者の話はまだまだ先のようですね。
医療情報をご希望の方へ。携帯でアクセスの方は「アーカイブ」、PCの方は左の「カテゴリー」から項目を選んで読むことができます。ブログの構造上、下へいくほど古い記事になっていますので、ご注意くださいね。クリニックでのパンフレットご覧いただきましたか。貴方の満足を、次の方へ手渡してあげてください。
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