昨日、メールが入りました。最近身内や、お付き合いのある仲間同士とは、ラインでのやり取りの方が多いのですが、メールでした。ギョッとしました。
先ず差出人が「国税庁」という物々しさ。
内容を読んで見ると、夫が滞納をしている、幾度も催促しているけれど納付されない。締め切りは今日中。もし期限内に納付しない時は法的処置をとる、差し押さえも、というのです。滞納額は40000円。
実は夫がずいぶん弱りまして、こうした事務処理能力が衰えています。すべてこうしたことは自分でやっていましたので、失敗が多く、昨年度、何度か督促状を受け取って、慌てて納めたことがあったのです。
あ、またやったかな?
でもおかしい、怪しいと思いました。先ず差出人。国税庁は分かるのですが、このメールの事務取扱はE-taxで納税した人のメールアドレスを使って出しています。○○事務所に手続きは委託しています。このメールには返信できません。とのこと。隅々まで念を入れて質問受付でもあるかと思うのですがありません。
昨年、督促状を幾度かもらいましたけれど、ちゃんと封書だったし、メールということは一度もなかった。これは怪しい!!詳しくは国税庁のホームページというけれど、開いてみてもそんな部署が出てこない。
放っていようかな、とも思いましたが、昨年の督促状のこともあるし、とにかく夫のうっかりではない、こちらは失敗していないときちんと解決しておきたいと思いました。
結局、世田谷区から配布されている、区の便利帳で税務関係を開き、問い合わせ係を探しました。
すぐに見つかりました。訳を言うと、とても丁寧に、最適と思われるところの電話番号を教えますから相談するようにとのこと。繋がりました。ここもとても感じのいい受け答え。私が質問すること半分も言わないうちに、ちょっと失礼かと思いますが、それは詐欺メールだと思います。今あちこちから同様の問い合わせが増えているところです。変にいじらないでください。そのまま放っておいてください、とのこと。税務署などからの正式なものが、メールでということは絶対にありません。正式の封書で届くはずです。今日メールが届いて、今日が締め切りというのも変です。詐欺です。
う~ん、やっぱり怪しかったか。これで、うっかり騙されて、いらないところをクリックしたりすると、「今日が締め切りでは、間に合わないですね、取りに伺わせます、などと受け子登場となるんだろう。ヤレヤレ、うっかりしているとだまされるところだな、ご用心・御用心」