由伸「負けたままでは帰れない」口火にダメ押し!虎止めたぜ! ― スポーツ報知
◆阪神3―8巨人(10日・甲子園)
原巨人が、意地を見せた。12安打8点で首位・阪神の連勝を7で止めた。主役はチームリーダーの高橋由だ。1回、先制点の口火となる中前安打。8回にはダメ押しの11号2ランを左翼席へ運んだ。小笠原が猛打賞、ラミレスもマルチ安打と主力が奮起。先発の内海は6回途中2失点の粘りの投球で6勝目をマークした。自力優勝の可能性が消えても、Gナインは前を向いて、戦い続ける。
必死で打球の行方を目で追った。高橋由は念じた。入れ―。詰まったように見えた当たりは、浜風に乗りグングン伸びた。「負けたままでは東京ドームに帰れないからね」虎党が陣取る左翼席最前列にボールが消えると、背番号24は大きく息を吐いた。
超満員の甲子園が悲鳴に包まれた。2点リードで迎えた8回1死二塁、カウント1―3からの5球目。江草の高めのスライダーに反応した。勝利への執念が浜風を味方につけた。5試合ぶりの11号2ランは白星を確実にする値千金のダメ押し弾になった。「なんとか走者をかえそうと思っていた。とにかくヒットを打とうと考えていたよ」つなぐ意識が最高の結果につながった。
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