小笠原が先制２ラン、坂本も２点タイムリー。ゴンザレス６連勝、なんと１２勝１敗。

小笠原、初回Ｖ２ラン！Ｍ２３また灯した！ ― スポーツ報知

◆巨人５―３横浜（１日・京セラドーム大阪）　

　巨人が、ガッツの一発で優勝マジック「２３」を再点灯させた。初回、小笠原が、今季１９度目のＶ打となる先制の２７号２ラン。２点差に迫られた６回には坂本が左前へしぶとく２点タイムリー。５点の援護をもらった先発のゴンザレスが７回２／３を３失点にまとめて１２勝目。６試合ヒットのなかった亀井も２安打と復調気配。貯金を今季最多タイの３１に伸ばし、３年連続となるシーズンの勝ち越しを早くも決めた。

　右翼席のＧ党目指して一目散に駆けだした。小笠原は大歓声に応えながら、サインボールを思い切り投げ込んだ。「最近、仕事をしていなかったので、なんとかしようと思っていたよ」。心のモヤモヤが晴れ、自然と白い歯がこぼれた。

　すべての雑念を消し去った。痛めている左足内転筋のことなどすっかり忘れていた。初回１死一塁。寺原の初球、内角のカットボールを完ぺきにとらえた。「必死で食らいついていった」。バットを振り切った瞬間、本塁打を確信した。ライナーで右翼席前列に飛び込む先制の２７号２ラン。チームに勢いを呼び込んだ。横浜戦はこれでセ５球団相手で最多の９本塁打。キラーぶりをいかんなく発揮した。

小笠原先制弾、坂本２点打！Ｍ再点灯「２３」― スポーツニッポン(gooニュース)

ゴンザレスまた６連勝！セに無敗！勝率．９２３ ― スポーツ報知

岩隈、１１Ｋ完投で涌井との対決に勝った。憲史・同点２ベース、リンデンがサヨナラ打。

楽天サヨナラ！ＣＳマジック点灯しちゃうぞ ― スポーツニッポン(gooニュース)

【楽天３―２西武】

　楽天は１日、クライマックス・シリーズ（ＣＳ）進出を懸けた４位・西武との直接対決で、エースの岩隈久志投手（２８）がプロ野球史上５人目となる全員奪三振を記録するなど“魂の１３２球”で、９回のサヨナラ勝利を呼び込んだ。西武とのゲーム差を４に広げ、２日の同戦に勝てば、球団創設５年目にして初のＣＳマジック「２７」が点灯する。

　捕手のブロックをかいくぐり、代走・内村が本塁に滑り込む。次の瞬間にはサヨナラ打を放ったリンデン目掛けて、ナインが一斉に突進する。草野がミネラルウオーターのシャワーを浴びせ、山崎武が後ろから跳び蹴り。まさに、お祭り騒ぎ。歓喜の輪に加わろうとする岩隈だけが少し右足を引きずっていた。けいれんを起こしながらも９回、１３２球を投げ抜いた後に待っていたサヨナラ勝利。報われた――。心からの笑顔にそう書いてあった。

　「我慢のピッチングで最後まで投げて、最後に決めてくれたので感謝したい。先週から一番、懸けていた試合。前回やられていたし、やり返したかった。きょう勝って突き放したい気持ちもあったし、そういう意味でもうれしいですね」

岩隈全員Ｋ、楽天サヨナラで５連勝！２日にもＣＳマジック点灯！ ― スポーツ報知