内海の好投も、サブローの逆転１号もあだ花。勝てた試合も土壇場でロメロがぶち壊し逆転負け。

サブロー改め大村、巨人初打席弾！　ド派手あいさつも９回４失点で逆転負け ― スポーツ報知

◆巨人３―５中日（１日・東京ドーム）

サブローの一振りがドラマを呼んだ。同点の８回、巨人は代打の大村が移籍初打席で勝ち越し１号。ロッテからのトレード発表から２日目の劇弾に東京ドームが酔った。しかし、待っていたのは天国から地獄の結末。

９回、ロメロが満塁の危機を招き、３番手の久保が堂上剛に走者一掃の逆転三塁打を浴びた。内海の好投も、由伸の東京ドーム最多アーチも水の泡。チーム史上、借金７からの優勝は例がない。デッドラインを越えてしまったのか。

　夢なら覚めないでほしかった。同点の８回。大村の“巨人デビュー”は代打だった。「とりあえず、塁に出よう。失敗を恐れずにいこう」。ロッテの４番として培った勝負強さは、新たな舞台でも健在だった。吉見の３球目のスライダーを無心で振り抜くと、打球は左翼スタンドへ消えた。移籍後初打席で飛び出した本塁打。
巨人では０８年にラミレスが開幕戦で放って以来の快挙だ。そしてサブローにとっては、プロ１７年目で初の代打アーチでもあった。

【巨人】原監督は淡々、大村の良い風期待　― 日刊スポーツ

大村が移籍後初本塁打、終盤粘れず逆転負け ― 巨人軍公式サイト

さすが頼りになる。楽天・田中、無四球完封で８勝目！

マー君、無四球完封で８勝目！「防御率０点台」見えてきた…楽天 ― スポーツ報知

◆楽天２─０ロッテ（１日・Ｋスタ宮城）　

帽子を取り、田中は深々と頭を下げた。苦笑交じりにグラブを差し出し、感謝の意を表す。最大の危機は、バックの好守に助けられた。８回２死三塁。井口の二遊間への打球は、松井稼の美技でアウトに変わった。「みんなで勝ち取った勝利。（松井稼には）本当に感謝してます。助かりました」。１２９球の熱投にナインも応えた。今季２度目の完封を無四球で飾り、８勝目を挙げた。

　自在にギアを入れ替え、９回を投げ抜いた。６回は伊志嶺、井口に連打され、無死一、二塁で４番の大松。
遊ゴロ併殺打で２死三塁とすると、里崎を１５２キロの直球で空振り三振に仕留め、雄たけびを上げた。先頭打者に３度、安打を許したが、最後までホームだけは踏ませなかった。星野監督は「ランナーを背負ったら馬力を出していた。最初から気合入れろ。頭ぐらい取れ。最後だけ気合入れて、ガッツポーズしとったらいかんぞ」と笑った。

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