沢村、堂々１失点完投で５勝目。ラミレス、先制犠飛、阿部、６号２ランでアシスト。

沢村、完投５勝！梅雨明けだ！巨人２０日ぶり連勝 ― スポーツ報知

◆巨人３─１広島（９日・東京ドーム）　

沢村が２度目の完投勝利で５勝目を挙げ、チームに６月１９日以来の連勝をもたらした。９回の１失点で初完封は逃したが、被安打３で８三振を奪った。２番に高橋由を入れた打線が新人の力投に応えたのが６回。ラミレスが先制の中犠飛、阿部が右翼への６号２ランで続いた。チームは広島と入れ替わり、４位に浮上。関東甲信が梅雨明けしたとみられる９日、巨人もジメジメとはおさらばだ。

　大歓声が注がれた。それでも沢村は、派手なガッツポーズを作る気になれなかった。９回２死二塁。栗原を二ゴロに仕留めた。１人で投げきった。だが、完封目前で１点を失った事実が胸の内を支配する。「川口（投手総合）コーチを始め、皆さんも期待してくれたと思うんですが、最後に１点取られたのが、まだまだという証拠です」。目標を高く置く新人は、満足できなかった。

　序盤からテンポ良くストライクを先行させ、１１５球で９回を投げきった。スライダーの制球がもう少しと判断すると、フォークでカウントを稼いだ。８回まで１安打。プロ初完封が目前の９回に連打されて無死二、三塁とし、１死後、丸の中犠飛で失点した。

逆襲の雄叫び！沢村、完投でセ新人最多タイ５勝目 ― スポーツニッポン

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澤村初完投で５勝目　４位浮上 ― 巨人軍公式サイト

楽天、投手陣崩壊。先発・井坂が連続披弾、救援・川岸は満塁弾浴びる。

逆転許した下位打線への油断　井坂“低め”徹底できず ― スポーツニッポン

(楽天１―７日本ハム 、９日、旭川）

　相手はバットを持っている。上位だろうが下位打線だろうが、それが打者だ。楽天・井坂は「同じ打者」に対する攻めができなかった。４回に連続ソロを被弾。それも８、９番による連続アーチで逆転を許した。

　１点リードの４回１死。８番・金子誠の打球は低い弾道で左翼へ。続く大野の一発は左翼最前列に飛び込んだ。旭川市花咲スポーツ公園硬式野球場は両翼９５メートルで、外野フェンスは高さ２・５メートル。楽天の本拠・Ｋスタ宮城より両翼は６・５メートル狭く、外野フェンスは１・５メートルも低い。本来なら柵越えしない打球だった。

　「下位打線にも気をつけないといけなかった。狭い球場ですから…」。井坂自身も警戒はしていた。一発のある中軸には低めへの投球を徹底。しかし、下位打線を相手に油断が生じた。

仙さん“投壊”に怒り「真ん中ばかり投げてる」 ― サンケイスポーツ