亀井、屈辱晴らす勝ち越し弾。 初先発、期待の笠原は４回３失点。

亀井、Ｖ弾！一夜で汚名返上も「なんか…すみません」 ― スポーツ報知

◆巨人４―３広島（３日・東京ドーム）　

まるで筋書きがあるかのようなドラマだった。巨人・亀井が汚名返上のＶ弾を放った。同点の８回２死から左中間に決勝の１号ソロ。２日の試合後、原監督は守備でのミスを「見苦しい」と叱責していた。本塁打の前の打席ではバント失敗。自らの窮地を救うひと振りとなった。３カード連続勝ち越しを決め、甲子園での阪神戦に弾みをつけた。

　少し照れ笑いを浮かべると、亀井は申し訳なさそうに首を引っ込めた。ダイヤモンドを一周してベンチ前に戻ると、原監督が興奮して待っていた。「カメ～！」。グータッチで出迎えられた。

巨人・亀井、猛省Ｖ弾！お立ち台で男泣き ― サンケイスポーツ

笠原　史上初親子先発も初勝利ならず　前田智　厳しさ教える二塁打 ― スポーツニッポン

小笠原、左太もも肉離れで抹消 ― スポーツ報知

亀井が試合を決める勝ち越し弾 ― 巨人軍公式サイト

【おとりんの一言】

９連戦、ローテーションの谷間で、巨人は２００８年ドラフト５位、２１歳の笠原将生（かさはら しょうき）を先発に起用した。

打線は阿部、小笠原が欠場する中、２回裏の二死満塁は笠原に打順が回って無得点に終わったが、３回裏、２ベースの長野を藤村が送り、坂本のタイムリーで先制した。
村田は空振り三振が倒れたが、高橋(由)が１号２ランを放ち３－０とリードした。

３回まで３安打無失点の笠原だったが、４回表、一死後に連打を浴び、続く代打・石井に四球を与え満塁、ここで代打・前田に２ベースを打たれて２点を失った。
なおも一死二、三塁のピンチが続き、梵の左犠飛で同点に追いつかれてしまった。

５回、６回は高木(康)、７回、８回はマシソンが無失点でつないだが、打線も広島の救援陣を打ち崩せず無得点が続いた。
８回裏、広島５番手のミコライオに高橋（由）、ボウカーは内野ゴロに打ち取られたが、亀井が左中間に１号ソロを打ち込んで勝ち越した。

９回表は西村にスイッチ、代打・天谷にヒットを打たれたものの、後続を断って４－３で試合終了。

美馬、独り相撲で６回１０安打６失点。

楽天・美馬は６失点、仙さん「独り相撲しとった」 ― サンケイスポーツ

（パ・リーグ、西武６－１楽天、４回戦、２勝２敗、３日、西武ドーム）

楽天は投打にいいところなく、３連勝でストップ。今季初の勝率５割はならなかった。

　先発美馬は甘く入った球をことごとく痛打され、６回を１０安打６失点。前日は１９安打で１２得点した打線も西武・小石の変則的なフォームにタイミングを狂わされた。八回無死満塁の好機も１点止ま
りだった。

星野監督　美馬にダメ出し「１、２の３でいきすぎや」 ― スポーツニッポン