１点が取れない巨人打線、１０安打１０残塁で競り負け。内海は不調、４回２失点で４敗目。

原監督「あと１本」阿部投入も同点機３イニング連続フイ ― スポーツ報知

◆阪神２─１巨人（５日・甲子園）

内海が阪神・新井貴に被弾するなどし、今季最短の４回で２失点降板した。打線は終盤の再三のチャンスを生かせず、チームの連勝は２でストップ。ゴールデンウイーク９連戦中の借金完済とはいかなかった。６日は沢村が先発。４カード連続勝ち越しでゴールデンウイークを締める。

　口を真一文字に結んだ。内海は悔しさをかみ殺した。まだ６２球。スタミナは十分だったが、５回２死一、三塁の打席には向かわなかった。

巨人・原監督、決定打不足を嘆く「１本でしょうね」 ― サンケイスポーツ

相手は中間守備…中途半端“ゴロゴー”で由伸は本塁憤死 ― スポーツニッポン

再三のチャンスを生かせず１点差で敗戦 ― 巨人軍公式サイト

【おとりんの一言】

先発の内海は、初回、１番に座った鳥谷の２ベースから一死三塁とされ、マートンの遊ゴロの間に１点を先行された。
２回裏は藤井の２ベースで二死二塁、３回裏にも一死二塁とピンチの連続、４回裏には先頭の新井にソロＨＲ打たれて２点目を失い、この回限りでマウンドを下りた。

打線は阪神先発の岩田を攻めきれず、初回は坂本が併殺打、２回、３回と三者凡退。４回表の二死二塁では村田が中飛に倒れて０－２のまま５回表を迎えた。
この回、谷、ボウカーの連打で一死一、二塁とし、加藤は遊ゴロで二死、ここで、内海の代打に加治前を送り１点を返した。なおも二死一、二塁と同点のチャンスだったが長野は２ゴロに打ち取られた。

１点を追う巨人は７回表、高橋(由）、谷の連打で無死一、三塁としたが、ボウカーの２ゴロで高橋(由）が本塁憤死。一死一、二塁となって加藤の代打に阿部を送ったが空振り三振、続く代打・亀井も２ゴロに倒れ無得点に終わった。

８回表、この回から登板の榎田を攻め、四球と連打で一死満塁と絶好の逆転機を迎えたが、阪神は筒井にスイッチ、高橋(由）、谷共に打ち取られて１点も取れなかった。
９回表にも藤川からボウカーがヒット、中谷が送って一死二塁としたが、隠善はファウルフライを打ち上げてしまい、長野が敬遠されて二死一、二塁となったが寺内は空振りの三振で試合終了。

阪神を上回る１０安打を放ったものの、ことごとくチャンスをつぶし、１０残塁の拙攻で１点差負けを喫した。

松井、先制３号も３番・鉄平が大ブレーキ。

楽天・鉄平、３度の好機にすべて凡退 ― サンケイスポーツ

（ソフトバンク４－３楽天、５日、ヤフードーム

ソフトバンクとの差が如実に表れたのは、１－１で迎えた六回だった。楽天は１死二、三塁から３、４番が凡退。これで相手に流れが傾き、直後に勝ち越された。

　３番の鉄平は、３度の好機すべてで凡退した。捕邪飛に終わった六回の初球打ちはシンカーだったか、と問われると「そうだったと思います」と口数少なかった。
星野監督も「勝ち越していたら、継投のスイッチも早くなった」と勝負の分かれ目を指摘した。

４失点の戸村　勝負どころで内角攻められず「力不足」 ― スポーツニッポン