近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

徳丸北野神社における獅子舞・四つ竹踊り

2012-05-08 14:37:18 | 民俗・行事

毎年5月5日、徳丸北野神社にて天神祭が行われ、神事の後に獅子舞と四つ竹踊りが奉納されている。
どちらも板橋区の無形民俗文化財に指定されており、近年は観客もかなり多くなっている。

獅子舞は一人立ちの三匹獅子舞であり、雄獅子・中獅子・女獅子が勇壮かつ優雅に踊るものである。
四つ竹踊りは、かつて、農作業の合間に農家の女性達によって踊られていたものであり、四つ竹(割り竹)をカスタネットのように打ち鳴らしながら踊るものである。

最近は各種行事の際にも見ることができるが、やはり、神社の境内で神事として踊られるのとでは、大きく印象が異なる。
獅子舞は「道中」から始まり、舞庭では「笹がかり」・「花巡り」・「幕がかり」の三幕が行われ、その合間に四つ竹踊りの4曲が踊られる。

何度も同じような写真になってしまうが、目の前で撮ってきたた写真なので、懲りずにお目にかけることにしたい。 

青空に泳ぐ鯉のぼりと獅子頭。  

  

「道中」の棒遣いと花笠、 この後に獅子と笛方が続く。 

  

「笹がかり」の場、棒術で舞庭が清められ、 女獅子から踊り始める。 

  

女獅子と雄獅子の舞。  

  

「花めぐり」の場。  

   

最後は三匹が一緒に踊る。  

 

四つ竹踊りの一場面。  

 

「幕がかり」 では雄獅子が幕を激しく揺さぶる。 

 

  


雨だったが、幻想的な松明に彩られた「さきたま火祭り」

2012-05-08 14:27:34 | 民俗・行事

ゴールデンウイークの後半は雨にたたられ、せっかくの予定がおじゃんになってしまった方も多かったのではないだろうか。
かくいう私も、4/29の赤羽以降は指を咥えていたのだが、5/4に行われた「さきたま火祭り」に繰り出した。
何度か行こうと思っていた手前、午前中降っていた雨が昼過ぎに上がったので、これ幸いとばかりにバスで赤羽駅に向かった。

出掛けに、カミさんに「夕立が来るよ」といわれていたのだが、志村坂下を過ぎたあたりから小雨が降っており、バスを降りた赤羽駅前では傘が必要だった。
「せっかくここまで来て」と一瞬思ったのだが、足は高崎線のホームへと向いていた。

北鴻巣駅からシャトルバスで会場の「さきたま古墳公園」に着いた時には雨は上がっていた。
「火祭り」の開始まではかなり時間があるので、ステージの催し物を所在なさげに見物しながら時間を潰していた。

 


さきたま古墳公園/埼玉県ホームページ
www.pref.saitama.lg.jp/page/910-20091203-13.html

さきたま火祭り公式サイト
park.geocities.jp/sakitamahimatsuri/

ステージの催し物を見ていた時には晴れ間も見られたのだが、夕方、そろそろ「火祭り」が始まるという頃になって、かなり強い雨が降ってきた。
敷物を広げて夕食を取っていた見物客も大慌て、私も木陰に避難して雨宿りという按配だった。

 

 

雨が小降りになった7時少し前から、メインイベントの「さきたま火祭り」が開始された。
神職による「しゅうばつの儀」が済むと、広場中央の古代住居を目指す「輦台・たいまつ行列」が盛大に繰り広げられた。 

  
 

 



ほどなくして幻想的なたいまつの炎に彩られた古代住居に火がかけられる「産屋炎上」の場面となり、夜空を焦がすような炎が上がり、火の粉が降り注いだ。

  

「産屋」が崩れ落ちる頃になって、古墳の頂上からたいまつ行列が下りてくる「御神火降り・たいまつ行列」となったが、雨が強くなってきたし、混雑を避けて早めに帰ろうとその場を後にした。