どこからともなくあのキンモクセイの匂いが漂ってくると祭りが近い。
秋の彼岸になると彼岸花が咲くように、祭りが近づくとキンモクセイが咲く。
まるで太鼓台の金糸のごとくである。
いつもの川原、昨日までとうとうと流れていた川の水が全く干上がって、川底に無数の小魚が干からびていた。
自然の出来事なら仕方がないが、これはどうも発電所が殺生与奪を握っているようだ。
そんなこと思いつつ観察しながら干上がった川原を歩いていると、
「間もなく発電を始めますので川に近ずかないように」
とパトロールの車・・
発電所職員が車から降り寄って来て注意を促された。
少しだけ水車をバイパスし放流するなどして、生物を生かしておく手段はないのだろうかねぇ・・・・