KYBという会社は知らなかったが、カヤバといえば何となく聞いたことがある。
あらゆる車両、産機、その他のサスペンションダンパーとか油圧装置の大メーカー
KYBってKAYABA、そのままですね。
震災続きでビルの免震装置の需要が急拡大し、
間に合わせるために試験データを不正改ざんしたものを出荷し続けていた。
車のサスペンションなどと違い、大型で注文生産に近い制振ダンパーが、
既に数百棟の建造物に組み込まれてしまっているらしい。
これを取り換えるとなると大変なことですね。
取り換えるにはダンパー単体の価格の100倍以上の費用が掛かるという。
企業イメージとともに、損失は計り知れない。
一方、直ちに耐震性が落ちると不安視されているが、
ビルそのものの剛性、耐震性はダンパーが無くても十分考慮設計されていて、
耐震性が大幅に落ち、倒壊につながるとかではないと言われる。
それにしても、大企業の製品データ改ざんが後を絶たないですね。
コンプライアンスが言われ出して、むしろ増えてきたように見えます。
内部告発でしょうか・・・いいことです、隠すと後で大損します。
10数年前だったか、マンションの耐震設計偽装が大きな問題になったことがあった。
あれは震度5程度で倒壊する恐れもあるということだったが、
すったもんだの揚句、裁判で1級建築士個人の犯罪と認定された。
揚句、入居者はほとんど補償もないまま建て替え二重ローンを余儀なくされたらしい。
写真は優しい花にします