じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

1人暮らし

2008年05月09日 | 日々のこと

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かみさんが入院して以来全く飲んでいない。

過去にビールを飲んだ後に心房細動(AF)発作を起こしたことが複数回あって、医者も発作の要因のひとつだということだった。

それでもかみさんが傍に居るときは「先に食事と水分をとってから、一気はダメ少しずつゆっくり飲むのよ」、ということで飲ませてくれていた。

もしも発作を起こしてもすぐに対応できたからだが、1人だとそこのところがさすがに心配で飲むのを躊躇してしまうのである。よけいな心配をかけてはならない。

・・

・・・

そんな事もあって、毎夜息子から定期便のように安否の電話がかかってくるようになった。

「お袋は病院だから、むしろ何かあっても安心だが、親父は倒れていても誰も気がつかないってこともあるだろう・・・・」

「それはまずないだろうよ、まだ若いし自分なりに節制注意をしているよ、余計な心配だね」

といいながらも孫の声が聞けるので顔がほころんでしまう。

以前はあまり使うことも無かった携帯が大いに役立っている。もしも携帯が無い世の中であったなら・・・どんなにか心配とストレスは大きいことだろう。

・・・・・・

それにしても、世の中には大変な数の1人暮らしの老人がいるけれど、みんな何がしかの寂しさと不安を抱きながら暮らしているのだろうなあ。

とりわけ男というものは・・・・

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夏も近づく・・

2008年05月07日 | 日々のこと

晴れ上がった連休明け

暑かったがそれにも増して新緑が爽やかな一日だった。

桜の花ガクも散りつくして、二階のテラスを覆う緑がみずみずしい。

窓という窓を開け放って、押入れも開け放つと家中がサラッと乾燥したようだ。

ついでにこのところ湿りがちの心の中もカラリと晴れてくれ・・・・

ラヴはもちろん水に向かってまっしぐら、しぶきを上げて大喜び。

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AIRMAIL

2008年05月07日 | 急性骨髄性白血病

かみさんの電話の声に、以前のような元気が無くなった。

白血球が予想していたほど回復しない。

一度で寛解に至らないので、もう一度寛解導入を試みるとも・・

次にお父さんが来たときに、主治医の先生から話があるから。。。。

このところ体力が弱っていくのが自分でも分かるのだという。

「無理もないよ、頑張らなくてもいいからさ・・・・」

“月代(さかやき)”のような頭になったとTV携帯で見せて弱々しく笑っていた。

午後マルク(骨髄穿刺)をした。

そのものは我慢できる痛さ、麻酔注射のほうがむしろ痛かったと。

近くならこんな時こそ駆けつけてやりたいのだが・・

・・・・・・

Img0101_2  rikuからAIRMAILが届いた。

相変わらず字は下手だが、思いやりが嬉しい。

かみさんにも届いたと喜んでいた。

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髪が

2008年05月06日 | 急性骨髄性白血病

かみさんから、今日はカメラを持ってきて黒髪のある姿を撮っておいて、と頼まれた。

2,3日前から始まった頭髪の抜け毛が、かなりひどくなってきたという。

写真にとどめておきたい、と薄化粧をして待っていた。

それでも冗談まかせに私にこんな話をして笑っていた。

「毎日こまめに病室の掃除をしてくれているおじさん、知っているでしょう、あのおっちゃんに今日こんなこと言われちゃったわ。」

「○号室の女の人は、抜ける前にさっさと丸坊主にされとりましたよ」

「へぇー、でも私はそこまではしたくないよ、自然に抜けるのを待つわ」

(どうせ)あと一週間ですよ・・・」

「まさか、床掃除が面倒だからではないのだろうけど・・・・ちょっと傷ついたわ。

多くの患者を見てきているから、多分当たっているのだと思うけど・・・・」

そういいながら指で一つまみ軽く引くとグサリと抜けていた。

     ・・・

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「ちょっと薄くなったかな、でもまだまだどこから見ても病人とは見えないね、きれいだよ。たとえ髪が抜けてしまっても歳をとっても、お前が一番さ」とは私・・・。

「あら、どうもありがとうね・・・歯が浮いて痛くない?」

・・・

息子たちも私たちの元気な様子に安心して、岡山から新幹線で帰っていった。

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孫と-2

2008年05月06日 | 日々のこと

息子夫婦と孫たちが久しぶりに帰省していた。

孫はやっぱり可愛い。

久しぶりにに会ったというのに、向こうから走ってきては飛びついて、嬉しそうに抱かれてくれるところが、他所の孫との違いかもしれない。血のつながりというものか・・・

ラヴとも、いつも過ごしてきたかのように慣れ親しんで、これも犬好きの血が流れているのだろう。

・・・・

忙しくも嬉しい賑やかなひと時を過ごすことが出来、このところの塞いだ気分を吹き払ってくれた。

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孫と

2008年05月03日 | 日々のこと

九州の息子が孫を連れて帰ってきた。

昨日は少し疲れていたかみさんが、今日は元気を取り戻していた。

病室(CR)ではガラス越しに会うことしか許されない。

孫は別れるときに「バアバ、バアバ」といって泣いた。かみさんも涙ぐんでいた。

どんなに切ないことだろう、酷なことだ。

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家族の絆

2008年05月01日 | 日々のこと

今日から皐月、Maydayである。

最近では連合の中央メーデーも早々と4月中にやるようになって、厚労大臣が列席して挨拶していた。様変わりである。雇用条件、賃金格差の是正は掛け声だけか・・・

・・・・・

九州に住んでいる息子の誕生日なので、かみさんのさし金もありハッピバースディと携帯メールを出しておいた。

以前はたまにしか電話など寄こさなかった息子、かみさんが入院して、私が1人暮らしになってからというもの、欠かさず毎夜電話がかかってくる。

かみさんの携帯にも毎日かかってくるらしい。

・・・

「どう?元気にしてる?」と言った後、孫の声を聞かせてくれる。お陰でジイジの声を覚えてくれたようだ。

・・・・・

海外にいる娘からも頻繁にSkypeが繋がってきて、向こうの生活報告と称しては私の日常を窺ってくる。

・・・・

かみさんが入院して、改めて「家族の絆」のようなものを呼び起こしてくれたのかもしれない。

Kazoku3

 

昨年夏                                                            

コメント (2)
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