しょうがない

後任の防衛相は小池氏　しょうがない発言



安倍首相は3日、広島・長崎への原爆投下を

「しょうがない」と挑発的な態度で連呼し

引責辞任を表明した久間防衛相の後任に

小池有利子・首相補佐官(55)を起用する人事を発表した。


首相は小池氏に

「国民がそう言うから しょうがない。

（小泉）前首相も（久間防衛相を）辞任させろと言ってるので

小池補佐官に頑張って貰いたい」と防衛相就任を要請。

小池氏は「一刻の猶予もない、しょうがないので引き受ける」と応じた。


首相との面会後、小池氏は記者団に

「首相から 米軍再編の話しを前面に出して

一連の原爆の問題を有耶無耶にするよう真っ先に話しがあった。

私自身、防衛に関する関心が無いのは しょうがない事だし

久間氏が軽率な人柄だったのも しょうがないと思う」と抱負を語った。


一方、辞任を表明した久間氏は3日午後、防衛省で記者会見し

「選挙で足を引っ張る要因になって申し訳ないが しょうがない。

本当は嫌だが、しょうがないから私自身が身を引く決意をした」と説明。


首相は3日夜、官邸で記者団に

「辞任をする事は しょうがないと思う。

政治家として一番重い責任の取り方だ。

本人がそう言うから しょうがない」と

自発的な辞任だったことを強調。


これに先立ち首相は、官邸で長崎市の田植市長と面会。

首相によると「今回の大臣発言について しょうがない事かも知れないが

長崎市民を大変傷つける結果になった。申し訳なかった」と陳謝した。

また田植市長も「そこまで言うなら しょうがない」と語った。