昨年のちょうど今頃、とっとり・おかやま新橋館で開催されたパフェ教室に行った際、
鳥取和牛が肉質部門で日本一になった記念にと、特別に新橋館で販売が行われていました。
記念メニューなんていうのもやっていたのですが、どうにもその後タイミングが合わず...
熱望してやっと先日いただくことができました。
「焼肉 強小亭 GINZA」
東銀座駅より徒歩3分のところにある、焼肉を想像できない外見。
銀座のたたずまいを感じるお店といったところでしょうか。
店内も落ち着いた内装で、天井などの照明とテーブルの上の照明が
上手く調和しています。
テーブルの上をちょうどよく照らしてくれるので
お料理もよく映えると思いました。
また、ひとりひとりにナフキン、と思ったら、こちらは広げると布製のエプロン。
何かの拍子にひもを切ってしまったり無粋にガサガサいうようなこともなく、
多分お洗濯は大変かと思いますが、お客さまにとっては有難いと思います。
さて、今回は鳥取県産の和牛「大山黒牛」が鳥取の食材などといただける
「和牛の極み【スタンダードコース】」をいただきました。
ドリンクは「山崎12年」のハイボールを。
さぁ、スタートです。
お肉はすべてスタッフさんに焼いていただきました。
【 季節の前菜4種盛り 】
配膳されると「わぁ~」と声が上がってしまうほど!
少しずつだけどそれぞれ別の形の器に盛りつけられ
なんてきれいなんでしょう。
・大山黒牛 炙りユッケ
最近いただく機会が減っていたユッケをこんなところでいただけるなんて。
ユッケってこんなに美味しいものだったんだっけ、と思わず思うほどの美味しさ。
・牛タン有馬煮 南瓜ソース
南瓜のソースにちょっとのキャビアで味が完成。牛タンの有馬煮は形がとても綺麗。
細心の注意を払って煮付けられているのですね。
・季節野菜の冷やし鉢
お野菜にはしっかりと味が染み、きりりと冷えてもいるので口直し的にもいい塩梅。
・活タコと燻製ホッケ うるか和え
普段塩辛を食べない私ですが、こちらのうるか和えはとても美味しくいただきました。
一品目からこんなに感動していて大丈夫かしら...
でもこれから先のお料理にも期待が高まります。
【 牛寿司 】
・雲丹肉巻き 大山むらさき 山葵油
器への配置で印象がガラッと変わりますね。空間の、何も置かないところも重要なのだということを感じます。
雲丹のとろける具合とお肉のとろける具合が一緒...
山葵油は辛みが強いので少しだけで、ということでちょっとだけ付けたのですが
しっかり鼻につ~んと。
【 椀物 】
・トウモロコシのすり流し
とうもろこしのポタージュのイメージですが、これに松茸が合わさると和になりますね。
栗やじゅんさい、松茸入りです。
とても濃度のあるすり流し、またいただきたいです...が季節限定なので、また来年?!
【 先焼き 2種 】
お肉が美しい...
お肉が美味しく見えるよう特徴が分かるように盛り付けられている気がします。
・ランプ
お尻のあたりのランプ肉。いい具合にサシが入って、焼くとすごく柔らかいです。
鳥取の塩とわさびでいただきました。あれだけのサシですが、わさびマジックでさっぱりとした印象に。
スタッフさんの焼きのテクニックもあり、歯の要らないほどの柔らかさです。
・牛タン
牛タンはレモンでどうぞとのこと。
しっかりレモンを絞っていただきます。
歯応えはランプと対照的。しっかりとしたタンらしいサクッとした歯ごたえを感じます。
【 生野菜 】
・鳥取産 根菜と金山寺味噌
野菜の盛り付けも造作がないようでいて、どこから撮っても美しい。
右下に金山寺味噌、器の中にはビーツのドレッシング。
どちらも味わってみるとお野菜の印象がガラリと変わります。
トウモロコシも甘くて美味しかったのですが、
もしやすり流しと同じトウモロコシが形を変えて出てきた感じなのかな?
同じ食材が形を変えて出てくるのもよいですね。
【 中焼き 2種 】
特製のタレで味付けされたお肉2種。
・ハツ
特製のタレに漬けられてはいますが、お好みでタレを付けてくださいとのこと。
ハツやハラミはホルモン肉(内臓肉)として普段いただきますが、
なんとも上品。というかキレイにいただいている、という実感がありました。
ホルモン専門などのところとは比べられませんね。
厚みもありますが、その歯ごたえや味に、ごはん食べたい!って思いました。
・ハラミ
焼き具合もいい塩梅で焼いてくださるので、タレに火が入って香ばしいのですが
なんともジューシー。
やはりご飯を呼んでしまうお肉!コースでよかった、って思いました。
(ご飯を注文してしまいそうになるから)
【 逸品 】
・冷製 黒鮑の茶碗蒸し
鮑の貝殻で提供される茶碗蒸しは初めてです。
そしてジュレが載っています。冷製の茶碗蒸しです。
とろけるような茶碗蒸しですが、中にはコリコリっとした黒鮑が入っています。
宝探しのような茶碗蒸しでした。
【 焼きしゃぶ 】
・ザブトン
ここまで大きいザブトンは食べたことない気がします。
薄くスライスしたザブトンをさっと炙ります。
強力に吸引しているので天井までのダクトは不要。
髪などに匂いもほとんどつきません。
その炙ったザブトンを大根おろしととろろ、九条ネギの入った器に盛りつけます。
・蛤の御出汁
蛤の御出汁を注ぎ、焼きしゃぶとしていただきます。
器の中の大根おろしやとろろ、九条ネギを巻くようにしていただきました。
不思議とここではご飯欲がダウン。このお出汁の効果だと思います。
ここでドリンクは「白州のハイボール」にチェンジ。
クセの強くない白州はお肉の味を邪魔しないように思います。
【 すき焼き 】
・リブロース
すき焼きの肉はリブロースです。タレはさほどついておらず~なのは、
多分焼くので逆に扱いにくくなるからでしょうか。
・天美卵
プリッとした卵黄とそれから、お肉にかけているタレと同じものが入っていました。
リブロースもスタッフさんに焼いていただき、
卵の入った器に盛り付け。
黄身と割り下のタレを絡めながらいただきます。
すき焼きの準備とともにご飯なども提供されています。
【 食事 】
・鳥取産ご飯
ツヤツヤに炊かれたご飯は鳥取産のお米だそう。
お米の銘柄は失念してしまいましたが、粒感もしっかりしていて
私はこういうご飯が好きです。
・時雨煮
ご飯のお供♪
・赤出汁
ここまで揃うと...実はご飯お代わりですよ。
我慢できませんでした。ここでご飯欲爆発、という感じでした。
【 甘味 】
・季節のフルーツ
「レモンのブリュレにスイカや梨とアマレットのゼリー」
レモンのブリュレって初めていただきました。普段のブリュレはミルクというか生クリームが前面に来ますが
レモンのブリュレのさわやかなこと。これだけでもどこか頂けるところがあったら行ってしまいそうです。
「和三盆のソルベ」
和三盆の甘さが普段の砂糖甘さとは違って上品で、あの和三盆を作る工程の映像を思い出しながらいただきました。
最後まで器が素敵。料理長さんが器から選んでいるそうです。
しっかりとお料理を堪能。
大山黒牛の肉質や味もそうですが、
おもてなしも素敵。
今度は海外の友人をこちらにご案内したいな。
焼肉 強小亭 GINZA
TEL:03-3545-0707
東京都中央区銀座7-12-4 友野本社ビル 1F
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