=橋下「独裁」の背景と"大阪秋の陣"の課題 (上)=
◇ 新自由主義と国家主義の結合 巧みな大衆煽動に抗して
中京大学教授 大内裕和
◆ はじめに
大阪の政治的情勢が重大となっている。橋下徹大阪府知事が率いる大阪維新の会は、秋の大阪府議会及び大阪市議会に「教育基本条例」と「職員基本条例」を提出した。
教育基本条例は、今年の6月3日に大阪府議会で成立した「君が代」条例の延長上に出されたも . . . 本文を読む
◆ Kさん「停職」処分についての人事委員会に参加して
10月5日午後、久しぶりに都庁の人事委員会に参加した。
Kさんの停職処分問題で人事委員会が開かれた。しかも、なんと証人は一度に3人。校長、区教委課長、そしてKさん本人。2時から始まって終了は5時半頃だった。強行軍の半日だったけど、それだけに重厚だった。何と言ってもKさんの本人尋問を聞けて本当に良かった。
Kさんは、過去4回の処分を受け . . . 本文を読む
◆ 停職処分確実に招く職務命令
~異動翌日に発出するも、都教委「政府答弁に反しない」
永野厚男(教育ライター)
2011年11月28日に弁論を開く最高裁で、「”君が代”強制に反し不起立を繰り返した根津公子さんと河原井純子さんから、授業を奪った停職処分は違法…」という判決が出る可能性が高まる中、「次にピアノ伴奏を拒んだら停職1ヶ月の処分」となることが確実な小学校教諭に、「校長が政府答弁に反 . . . 本文を読む