《大分合同新聞投書》
★ 憲法尊重へ声上げて
中津市 池田年宏(58)
◇憲法第9条では、戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認がうたわれている。ところが昨年12月、反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有などを明記した安保関連3文書が閣議決定されてしまった。
◇飛んできたミサイルを迎撃するという方針を転換、今後は攻撃される恐れがある場合、敵基地への先制、攻撃もありうるとのこと。沖縄県をはじめ南西諸島の軍備強化を進める今の日本の姿は、太平洋戦争に突入した当時と重なって見える。
◇政治家は、過去の過ちから一体何を学んできたのか。本当に戦争になれば、それを決めた指導者たちは生き残り、犠牲となるのは軍人、女性、子どもたちだ。
◇私たち教育公務員は、目の前の子どもの生活と命が奪われる仕組みに対して、もっと声を上げていいはず。乎和憲法が踏みにじられるのを黙って見ているのは、第99条に定められた憲法尊重擁護の義務に反することではないだろうか。
(教職員)
『大分合同新聞』(2023年1月30日)
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