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東京「君が代」裁判第3次訴訟終結、道半ば

2016年09月05日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◎ 東京「君が代」裁判第3次訴訟上告棄却!
   ~累積加重処分取消の判例確立
   ~戒告処分取消は勝ち取れず・・・道半ば
(原告団ニュース)


 最高裁上告にあたり、都高教各分会から個人署名(提出13,996筆)や団体署名(提出286筆)など多数のご支援、ご協力をいただきありがとうございました。07・08・09年の被処分者50名が2010年3月に提訴した3次訴訟は、残念ながら去る7月12日付で上告棄却の通知が届き6年余の闘いは終わりました。
 26人31件の減給以上の累積加重処分は、二審までで取消が確定しました。都教委はあげつらった「相当性を基礎付ける事情」が悉く却下されて上告を断念し、重い処分は「裁量権の逸脱濫用」という判例がほぼ確立しました。お陰様で私個人も減給分に遅延損害金を加えた実損回復ができました。
 一方、残り24人の戒告処分取消、原告全員の損害賠償請求、憲法判断を求めて上告していました。不起立等は不当な公権力の行使に歯止めを掛ける「教育公務員の責務」とした『巻美矢紀意見書』を得て、「教育の自由」の論点を特に強く押し出しましたが、最高裁は一度も法廷を開くことなく、憲法判断を回避して、理由も示さないまま、三行半の判決文を突きつけました。憲法の番人としての職責を忘れた最高裁を強く弾劾します。
 これからも都立高に自由闊達な教育が蘇るまで、「再処分」取消も含めて後続訴訟や全国の仲間と共に、声を挙げ続けていく決意です。
(3次訴訟原告団事務局 花輪紅一郎)

『東京「君が代」裁判原告団ニュース 21号』(2016.9.3)

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