パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

自主性・専門性を奪われる東京都の教員達

2014年02月21日 | 暴走する都教委
  《2・2包囲ネット集会資料から》
 ★ 今、東京都の学校現場は!!!
   現職の先生達の生の声です。


 ● 若い教員より
 ○ 子どもと接する時間がなかなか持てません。朝は、行事や授業の準備。休み時間は、保護者への手紙書き。給食時間は、食べずに手紙書きや明日の予定の確認。授業後は直ちに子ども達を下校させ、会議です。会議の時間に遅れると、怒鳴られる(管理職より)
 ○ 子ども達の帰りが遅いと『あの子遠のクラスの担任は誰』と大きな声で言われ、ついつい子ども達に大きな声で『早く帰りなさい。』と怒鳴ってしまいます。
 ○ 校長や指導主事による授業観察の時間は、悪い評価をされないために、そのために1週間以上前から準備をします。うまくいってもいかなくても、いつも子どもから言われます。『先生、緊張していたね。いっもの先生と違うよ。いつもの先生の話し方や黒板のチ∋一クの文字も違うよ。服装も違うよ。』と。子どものための授業ではなく、見に来る人のための授業作りです。ぼくは、日頃の子ども達との様子をみて欲しいと思っていますが……、難しいし月1回は、大変疲れます。
 ○ 『数値自標』が気になりませんか。いつも言われます。『学級通信を何枚出したか。』『給食の完食率100%か。』『図書の本を学期1人が10冊以上借りている。』『おはようのあいさつが、クラス全員の子が大きな声で言える。』など。実際にどの先生も数値自標達成しているのかなあといつも疑問に感じています。
 ○ 計画(週案)通りに授業が進まず、つい消化不良で単元を進めたりしてしまいます。その時、授業の進め方や、遅れた時の授業の進め有等どうしたらよいか相談する人がいなく、悩んでいます。声を出せば『あんた、何をしているのよ。』と管理職から言われ、同僚からは、何も出来ない奴と見られそうで相談出来ません。
 ○ 一人でいることが多いです。人に話仕掛けたいのですが、何か言われるのではないかと不安です。
 ○ とにかく忙しすぎます。子どもと一緒に遊ぶ、話す時間はありません。毎日毎日が、アッという間に過ぎています。
 ○ 朝は、欠食か、職員室でコンビニで買ったパンと牛乳を食べるかのどちらかです。タ飯は、帰宅後直ちにヌーパーで買った2割引のお弁当を食べのが日常です。
 ○ 生活が苦しい。家賃8万円を払い、食事代等日々の生活費を払ったら。みんなは、どんな生活をしているのか、大変気になる。
 ○ 朝、7時頃の出勤です。学校を出るのは、8時から9時頃です。アパートと職場の行き帰りの毎日です。自宅に戻っても、テストの丸つけやノート点検で、寝るのは、12時を過ぎています。
 ○ 週案や指導案などの期限のある提出物が多く、その作成に毎日追われています。遅れると『副校長』から怒られるし、早く提出しても、次の提出物の準備で気が休まりません。
 ○ 土曜日は、次の週の週案作成や教材研究及び教材作りで過ごしている日が多いです。時には、地域の行事にボランティアとして参加するように管理職から言われて参加している日もあります。
 ○ 日曜日も、理科の実験の準備や畑の準備、教材作り、時には分掌上の仕事で学校に出ていく日が多いです。
 ○ 保護者からの意見は聞くけど、管理職には報告しません。問題が2倍にも3倍にもなり自分が疲れてしまいます。だから、黙っています。いつか、時間が解決してくれると思っています。
 ○ 『体罰をなくそう。』と言いつつ、集会時に、目の前で若い女性の先生が、姿勢の悪い男の子を後ろから足でけっとばしている姿を見て感じました。いつまでたっても、『体罰』や『いじめ』はなくならないだろうと。
 ○ 職員室で、副校長が若い先生に『あなたは、教員に向いていない。やめなさい。』と言っているのを聞いてびっくりした。
 ○ 子どもためにと思って学校の先生になったのですが、現実は違いました。時を考えて教員を止めます。自分が駄目になってしまいます。
 ○ 組合員はいらっしゃいますが、声をかけられたり等の具体的な活動は見られません。時々、職員室の事務机に『チラシ』が、置かれていることがあります。
 ○ 組合に入るつもりはありません。理由は、組合に入りませんかという声もかけられないし、組合費も6000円と高いし、組合員となってそのメリットを見ることができません。せいぜい忙しい中を『動員』要員として借り出されるのがおちです。『組合のおかげ』とか『組合が闘い取った諸権利』とか目の前にその成果を示せない組合には、加入できません。
 ● 管理職の立場で仕事をしている者

 ○ 勤務時間が毎日12時間以上である。教育委員会から来る仕事を含め、毎日、7時間45分という時間で到底終えるものではない。
 ○ 体調が悪くても、通院する時間がなく、日々薬等を処方して、仕事を続けている。

 ○ 自分の勤める『学校の評判』が気になる。

 ○ 若い教員への指導時間は、殆どもてない。まして、1クラス1時間の授業観察はできない。
 ○ 若い教員の資質低下の動向が大変気になるが、指摘したり、教えてあげたりする時間がない。
 ○ 教育委員会から、次々と調査依頼がきて、その文書作成等の報告に追われている。

 ○ 仕事について、相談する人が回りにいない。いつも、一人で悩むことが多い。

 ○ マニュアルがないと不安である。

 ○ 副校長のやり手がいない。

 ○ 副校長から『教諭』へと自ら降格人事を希望する人が多い。

 ○ 毎日、教育委員会や保護者からの問い合わせや苦情が来るのではないかと気になって仕方がない。
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