<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
まず、▲ 大阪D-TaCからの報告です。
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大阪市教委は年度当初に全市校長会を持ち、基本方針・各課題について教育長に続いて、指導部長が原稿を読み上げて「訓示」し、その後「読み上げ原稿」文書を再度校長宛に通知して、公文書公開にも応じています。
私たちD-TaCは、その「国旗・国歌の実施」の項の内容の変更を求めて、3年間、要請と市教委との協議を続けてきました。
今年度4月20日の校長会で、それを受けて内容がかなり変わりました。(添付と末尾:割愛させてもらいます)
4/26D-TaCミーティングでその評価と今後の課題を話し合ったので、以下に要点を報告します。
○要請に対応して、「しっかり(歌えるように指導し)」を削除したこと、「児童生徒の気持ちに寄り添いながら(・・・指導し、・・・)」を追加したことは、「とにかく要請の趣旨に対応はしようとしている」という意味で、評価する。
○しかし、D-TaCへの回答文書(市教委見解)の中の、
「教育活動の一部または全部に参加できない意思を示す児童・生徒がいた場合、その思いを尊重するとともに、」
という重要部分を外しているので、
「児童生徒の気持ちに寄り添いながら」の意味自体が不明な文になっている。
先ず少なくとも
「教育活動の一部または全部に参加できない意思を示す児童・生徒がいた場合、」
の部分だけは、追加を要求していく。
○「音楽授業での指導」「ピアノ等(ブラスバンド)の伴奏[CD禁止]」「国旗は壇上正面」を全て削除した。
これらは既に99%(?)の小・中学校で実態として行われている、という背景がある。
しかしそれでも、「生伴奏」や「(スタンドではなく)壇上正面」を校長等が強制してくる根拠が、市教委の公文書としては存在しなくなったことは、ごく少数だが強制を拒否し続けている教員や学校にとっての、支えになる意味はある。
○従来からあった「運動会等においても、」に、「開会式等で」という具体的な指示を追加した。
これは不当で危険だ。
(東京オリンピックや、万博誘致にも、連動させる狙いも感じられる。)
府立校や他市と違い大阪市では既に、橋下・維新市政以前の自民党一部右派議員の圧力で、運動会・体育祭にもかなり持ち込まれている。
「日の丸」先頭の入場行進、開会式冒頭での「君が代」での「日の丸」掲揚(ポールに注目・斉唱)等が、5割前後(?)の学校で行われている。
「これを全校へ。」が市教委の意図だろう。
◎運動会・体育祭は小・中で時期もバラつくので、取り組みが難しいのですが、先ず、週1校ペースで続けている全市130中学校の校長要請訪問・生徒ビラ活動の内容に、「運動会・体育祭でも(強制しないこと)」を追加して、5/7から再開予定です。
以上です。
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次に、東京の五輪ビラ第10弾、
▲ 「愛国心はならずものの最後の逃げ場」が完成しました。
今週からまき始めます。
以下に、その表面の文面を貼り付けます。
(現物は、「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログ
http://houinet.blogspot.jp/ に載る予定です。)
文中のフリガナは、このメールでは( )になっています。
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<文中の〇に適当な言葉を入れてください>(〇は二つあります)
平(ピョン)昌(チャン)五輪では、朝鮮半島の南北(なんぼく)融(ゆう)和(わ)が進みました。
「南北統一(とういつ)旗(き)」での入場ということがあり、「朝鮮は一つ」というスローガンが叫ばれました。オリンピックは国家間の争いではなく、「平和の祭典」であることを示しました。
また、女子スピードスケートでは、優勝した小(こ)平(だいら)奈(な)緒(お)選手が韓国の李(イ)相(サン)花(ファ)選手を慰(なぐさ)めたシーンがありました。これも日本と韓国の国家間のギクシャクした関係を和らげるものでした。
さらに、これを機に、南北首脳(しゅのう)会談が行われ、米(べい)朝(ちょう)首脳会談も行われます。
また、2020年東京五輪にはIOC(国際オリンピック委員会)〇ッハ会長の希望で、北朝鮮の選手団も参加することになるようです。
こうした動きの中で「日本に核ミサイルが飛んでくる」などと言って「北朝鮮の脅(きょう)威(い)」を煽り、「話し合いよりも圧力」と言っていた安倍政権は、国際社会から取り残されつつあります。
ところで、東京都の五輪読本(どくほん)では、「国旗・国歌」で「愛国心」や「ナショナリズム=国(こく)威(い)発揚(はつよう)」を煽(あお)るような記述がみられます。
また今年度から「道徳」が正式な教科になり、そこでも「愛国心」が強調されています。しかし、「愛国心」を強調することはオリンピック精神と反しています。なぜならそれは戦争の危機を煽るようなことになるからです。
昔から「愛国心」を強調することの危険性は、多くの人々によって指摘されています。
幸(こう)徳(とく)〇(しゅう)水(すい)(1871~1911)という人は、第一次大戦(1914~1918)前に、『二十世紀の怪物(かいぶつ)帝国(ていこく)主(しゅ)義(ぎ)』(1901)という本を書き、「他国を愛せずしてただ自国を愛する者は、他人を愛せずしてただ自家(じか)(自分)を愛する者なり」、「愛国心の広告はただ一身(いっしん)の利益のためのみ、虚(きょ)誇(こ)(いばって他人を見下げる事)のためのみ、虚栄(きょえい)のためのみ」と述べました。
さらにさかのぼって、イギリスのサミュエル・ジョンソン(1709~1784)という人は、「愛国心はならず者の最後の逃げ場」という事を述べています。
安倍政権はさかんに「道徳」や「愛国心」を強調していますが、最近の政治(嘘(うそ)、隠蔽(いんぺい)、改(かい)ざん、セクハラなど)を見ていると、上に紹介した人たちの言葉の意味がよくわかりますね。
私たちは、生徒・教職員・保護者に対する「日の丸・君が代」の強制に反対しています。
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なお、裏面には、「朝日新聞」に載った高校生の投書二つ
・「改憲論 不戦を守るためには」(2018・4・5)
・「今選挙に行きたいと思いません」(2018・4・29)
と、一コマ漫画で<書いて消せる!マグネットシート>(2018・3・29)です。
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最後に、学習会の案内です。
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<学習会名>学習指導要領」の暴走を止めよう! 5.24学習会
「高校新科目「公共」・「歴史総合」の危険な内容
<講 師>青木茂雄さん(都教委包囲首都圏ネットワーク)
<日 時>5月24日(木)18:15開場、18:30~21:00
<場 所>阿佐ヶ谷地域区民センター(第五集会室)
JR阿佐ヶ谷駅下車徒歩1分
<主 催>都教委包囲首都圏ネットワーク
<呼びかけ文>
2018年3月に「告示」された高校新学習指導要領。
第1次安倍政権によって2006年に改悪された教育基本法改悪後、2009年に次いで2度目の学習指導要領改定です。
2018年改定によって、改悪教育基本法が本格的に実働化します。
とくに問題なのが旧社会科(地歴科・公民科)です。
地歴科では、現行の「世界史A」「日本史A」が廃止され、新たに「歴史総合」が必修になります。これが問題です。
戦前の日本を美化し、アジア侵略の歴史を消し去ろうとするものです。
「歴史改竄」どころか「歴史抹殺」です。
アベ史観・日本会議史観と「グローバル化」のオンパレードです。
公民科では、「現代社会」が廃止となり、「公共」が代わって必修になります。
驚くべきことに、「基本的人権」の語がありません。
そのかわりに「義務」と「社会参加」です。
「日本国憲法」の語どころか「憲法」についての記載がまったくありません。
この先にやがて登場するのは、国防と翼賛であることは、火を見るよりも明らかです。
地歴・公民科では、すべての科目で「竹島・尖閣」の政府見解の押し付けと、国民主権ならぬ国家主権の強調が行われます。
2006年の教基法改悪の真のねらい(愛国心と国民動員)が、今、実現させられようとしています。私たちはこれを許してはなりません。
他の教科にも問題点が大有りです。
来年から始まる教科書の編集を前に、今、このことを声を大にして叫ばなければなりません。
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
まず、▲ 大阪D-TaCからの報告です。
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大阪市教委は年度当初に全市校長会を持ち、基本方針・各課題について教育長に続いて、指導部長が原稿を読み上げて「訓示」し、その後「読み上げ原稿」文書を再度校長宛に通知して、公文書公開にも応じています。
私たちD-TaCは、その「国旗・国歌の実施」の項の内容の変更を求めて、3年間、要請と市教委との協議を続けてきました。
今年度4月20日の校長会で、それを受けて内容がかなり変わりました。(添付と末尾:割愛させてもらいます)
4/26D-TaCミーティングでその評価と今後の課題を話し合ったので、以下に要点を報告します。
○要請に対応して、「しっかり(歌えるように指導し)」を削除したこと、「児童生徒の気持ちに寄り添いながら(・・・指導し、・・・)」を追加したことは、「とにかく要請の趣旨に対応はしようとしている」という意味で、評価する。
○しかし、D-TaCへの回答文書(市教委見解)の中の、
「教育活動の一部または全部に参加できない意思を示す児童・生徒がいた場合、その思いを尊重するとともに、」
という重要部分を外しているので、
「児童生徒の気持ちに寄り添いながら」の意味自体が不明な文になっている。
先ず少なくとも
「教育活動の一部または全部に参加できない意思を示す児童・生徒がいた場合、」
の部分だけは、追加を要求していく。
○「音楽授業での指導」「ピアノ等(ブラスバンド)の伴奏[CD禁止]」「国旗は壇上正面」を全て削除した。
これらは既に99%(?)の小・中学校で実態として行われている、という背景がある。
しかしそれでも、「生伴奏」や「(スタンドではなく)壇上正面」を校長等が強制してくる根拠が、市教委の公文書としては存在しなくなったことは、ごく少数だが強制を拒否し続けている教員や学校にとっての、支えになる意味はある。
○従来からあった「運動会等においても、」に、「開会式等で」という具体的な指示を追加した。
これは不当で危険だ。
(東京オリンピックや、万博誘致にも、連動させる狙いも感じられる。)
府立校や他市と違い大阪市では既に、橋下・維新市政以前の自民党一部右派議員の圧力で、運動会・体育祭にもかなり持ち込まれている。
「日の丸」先頭の入場行進、開会式冒頭での「君が代」での「日の丸」掲揚(ポールに注目・斉唱)等が、5割前後(?)の学校で行われている。
「これを全校へ。」が市教委の意図だろう。
◎運動会・体育祭は小・中で時期もバラつくので、取り組みが難しいのですが、先ず、週1校ペースで続けている全市130中学校の校長要請訪問・生徒ビラ活動の内容に、「運動会・体育祭でも(強制しないこと)」を追加して、5/7から再開予定です。
以上です。
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次に、東京の五輪ビラ第10弾、
▲ 「愛国心はならずものの最後の逃げ場」が完成しました。
今週からまき始めます。
以下に、その表面の文面を貼り付けます。
(現物は、「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログ
http://houinet.blogspot.jp/ に載る予定です。)
文中のフリガナは、このメールでは( )になっています。
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☆ オリンピック教育批判ビラ(第10弾)
「愛国心はならずものの最後の逃げ場」
「愛国心はならずものの最後の逃げ場」
<文中の〇に適当な言葉を入れてください>(〇は二つあります)
平(ピョン)昌(チャン)五輪では、朝鮮半島の南北(なんぼく)融(ゆう)和(わ)が進みました。
「南北統一(とういつ)旗(き)」での入場ということがあり、「朝鮮は一つ」というスローガンが叫ばれました。オリンピックは国家間の争いではなく、「平和の祭典」であることを示しました。
また、女子スピードスケートでは、優勝した小(こ)平(だいら)奈(な)緒(お)選手が韓国の李(イ)相(サン)花(ファ)選手を慰(なぐさ)めたシーンがありました。これも日本と韓国の国家間のギクシャクした関係を和らげるものでした。
さらに、これを機に、南北首脳(しゅのう)会談が行われ、米(べい)朝(ちょう)首脳会談も行われます。
また、2020年東京五輪にはIOC(国際オリンピック委員会)〇ッハ会長の希望で、北朝鮮の選手団も参加することになるようです。
こうした動きの中で「日本に核ミサイルが飛んでくる」などと言って「北朝鮮の脅(きょう)威(い)」を煽り、「話し合いよりも圧力」と言っていた安倍政権は、国際社会から取り残されつつあります。
ところで、東京都の五輪読本(どくほん)では、「国旗・国歌」で「愛国心」や「ナショナリズム=国(こく)威(い)発揚(はつよう)」を煽(あお)るような記述がみられます。
また今年度から「道徳」が正式な教科になり、そこでも「愛国心」が強調されています。しかし、「愛国心」を強調することはオリンピック精神と反しています。なぜならそれは戦争の危機を煽るようなことになるからです。
昔から「愛国心」を強調することの危険性は、多くの人々によって指摘されています。
幸(こう)徳(とく)〇(しゅう)水(すい)(1871~1911)という人は、第一次大戦(1914~1918)前に、『二十世紀の怪物(かいぶつ)帝国(ていこく)主(しゅ)義(ぎ)』(1901)という本を書き、「他国を愛せずしてただ自国を愛する者は、他人を愛せずしてただ自家(じか)(自分)を愛する者なり」、「愛国心の広告はただ一身(いっしん)の利益のためのみ、虚(きょ)誇(こ)(いばって他人を見下げる事)のためのみ、虚栄(きょえい)のためのみ」と述べました。
さらにさかのぼって、イギリスのサミュエル・ジョンソン(1709~1784)という人は、「愛国心はならず者の最後の逃げ場」という事を述べています。
安倍政権はさかんに「道徳」や「愛国心」を強調していますが、最近の政治(嘘(うそ)、隠蔽(いんぺい)、改(かい)ざん、セクハラなど)を見ていると、上に紹介した人たちの言葉の意味がよくわかりますね。
私たちは、生徒・教職員・保護者に対する「日の丸・君が代」の強制に反対しています。
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なお、裏面には、「朝日新聞」に載った高校生の投書二つ
・「改憲論 不戦を守るためには」(2018・4・5)
・「今選挙に行きたいと思いません」(2018・4・29)
と、一コマ漫画で<書いて消せる!マグネットシート>(2018・3・29)です。
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最後に、学習会の案内です。
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<学習会名>学習指導要領」の暴走を止めよう! 5.24学習会
「高校新科目「公共」・「歴史総合」の危険な内容
<講 師>青木茂雄さん(都教委包囲首都圏ネットワーク)
<日 時>5月24日(木)18:15開場、18:30~21:00
<場 所>阿佐ヶ谷地域区民センター(第五集会室)
JR阿佐ヶ谷駅下車徒歩1分
<主 催>都教委包囲首都圏ネットワーク
<呼びかけ文>
2018年3月に「告示」された高校新学習指導要領。
第1次安倍政権によって2006年に改悪された教育基本法改悪後、2009年に次いで2度目の学習指導要領改定です。
2018年改定によって、改悪教育基本法が本格的に実働化します。
とくに問題なのが旧社会科(地歴科・公民科)です。
地歴科では、現行の「世界史A」「日本史A」が廃止され、新たに「歴史総合」が必修になります。これが問題です。
戦前の日本を美化し、アジア侵略の歴史を消し去ろうとするものです。
「歴史改竄」どころか「歴史抹殺」です。
アベ史観・日本会議史観と「グローバル化」のオンパレードです。
公民科では、「現代社会」が廃止となり、「公共」が代わって必修になります。
驚くべきことに、「基本的人権」の語がありません。
そのかわりに「義務」と「社会参加」です。
「日本国憲法」の語どころか「憲法」についての記載がまったくありません。
この先にやがて登場するのは、国防と翼賛であることは、火を見るよりも明らかです。
地歴・公民科では、すべての科目で「竹島・尖閣」の政府見解の押し付けと、国民主権ならぬ国家主権の強調が行われます。
2006年の教基法改悪の真のねらい(愛国心と国民動員)が、今、実現させられようとしています。私たちはこれを許してはなりません。
他の教科にも問題点が大有りです。
来年から始まる教科書の編集を前に、今、このことを声を大にして叫ばなければなりません。
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
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