東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 東京「君が代」裁判の状況 / 三次訴訟第12回弁論傍聴のお願い
◆ 下級審は全て1.16最高裁判決を踏襲―減給以上の処分を取り消す
東京「君が代」裁判二次訴訟を含む下級審(地裁1件、高裁5件)の処分取消訴訟の判決は全て、1・16最高裁判決(2012年)を踏襲して、減給処分、停職処分を取り消しました(最高裁で敗訴したNさんに係わる事件を除く)。また、1・16最高裁判決で高裁に差し戻しとなったKさん(元特別支援学校教員)の損害賠償請求事件は、高裁で都教委に損害賠償を命ずる画期的勝訴判決を勝ち取りました。
そして一部勝訴で原告・東京都双方が最高裁に上告した事件4件、全面勝訴で都教委が上告した事件1件、原告が敗訴して上告した事件1件の計6件が最高裁で係争中です。
◆都教委は最高裁判決をないがしろに―処分を乱発
しかしながら都教委は、最高裁判決の趣旨をねじ曲げ自分に都合良く解釈し、従来通り校長に職務命令を発出させ続け、相変わらず処分を乱発しています。
処分者数はついに延べ450名となりました(2013年4月現在)。これは東京の異常な教育行政の象徴です。
2012年3月卒業式・4月入学式での4件(3名)の処分は、最高裁判決の影響で、都教委が従来の累積・加重による減給以上の処分を選択できずいずれも「戒告」処分に止まりました。
しかし今年の卒業式・入学式での9件(8名)の処分のうち、連続4回目・5回目の不起立者(1名)は減給10分の1・1月の処分となりました。これは、減給以上の処分を取り消した最高裁判決に反し許し難いものです。
◆ 再発防止研修を強化―都教委は「話し合い」を拒否
また、都教委は、被処分者を対象とした「服務事故再発防止研修」を質量ともに強化して、抵抗を根絶やしにしようと躍起になっています。
従来のセンター研修1回に代わり、昨年度から事前研修、2ヶ月の長期にわたる所属校研修、2回のセンター研修を命令して、被処分者に対して物理的・精神的圧迫を加えています。まさに「イジメ研修」になっています。
原告団は、都教委要請行動を断続的に実施して、「処分をするな!再発防止研修を中止せよ!原告団と責任ある職員との話し合いに応じろ!」と要求していますが、都教委は、誠意ある回答をせず、責任ある職員との話し合いも拒否しています。
◆ 東京「君が代」裁判三次訴訟の闘い
東京「君が代」裁判三次訴訟は、2007年・08年・09年の被処分者50名が東京地裁に提訴して1年3ヶ月、粘り強く闘いを継続中です。
これまでの弁論で、原告は10・23通達を「合憲」とした一連の最高裁判決の誤りを指摘しました。また「戒告」処分による不利益は、減給処分のそれと質的な差はなく、「軽い」戒告処分は妥当とした最高裁の判断は誤りであると主張しています。
一方、都側は、減給以上の処分が適法となるのは、被処分者に過去の非違行為による処分歴など「相当性を基礎付ける具体的な事情」が認められる場合に限られるとした最高裁判決を逆手にとって、減給以上の処分を受けた原告26人個々について、「個別の主張」なるものを出して減給以上の処分を取り消した最高裁判決からの巻き返しを図っています。
原告側は、都側の主張に全面的に反論しています。また証人尋問を通じてこちらの主張の正当性をより一層明らかにしていきます。
◆ 間近に迫った第12回弁論―原告証人尋問を傍聴してください!
三次訴訟は5月10日の第11回弁論より、大法廷(98席)で原告証人尋問が始まり、6月7日の第12回弁論で2回目の原告証人尋問が行われます。
第11回弁論では、Oさん(都立高校社会科教員)、Iさん(元都立高校音楽科教員)の2名が、都側の反対尋問にも10・23通達がいかに教育を歪めてたか等を毅然とかつ理路整然と証言して、都による処分の不当性を明らかにしました。
今週金曜日に迫った6月7日の第12回弁論は、原告証人尋問の2回目です。2名の原告(クリスチャン、特別支援学校)の証人尋問が行われます。
前回の法廷は、何とか大法廷(定員98名)を満席にすることができましたが、空席が出ないか心配です。多くの傍聴をお願いします!(前回は全員が入廷できました。退席者が出れば随時交代で入れるように手配します。)
★ 東京「君が代」裁判三次訴訟第12回口頭弁論
(東京地裁民事11部、07・08・09年処分取消請求、原告50名)
6月7日(金) 13時10分傍聴抽選〆切 13時30分開廷
東京地裁103号(大法廷定員98名)
内容:原告証人尋問2回目 2名(山口美紀・都立高校教員・クリスチャン、木崎禎二・特別支援学校教員)
報告集会:弁護士会館5F
◆ 最高裁は大法廷を開き口頭弁論を行い公正な判決を!
― 二次訴訟の最高裁要請署名に絶大なご協力を!
憲法に「国防軍」や国旗国歌の尊重義務などを明記して、この国を「戦争ができる国」にしようとする憲法改悪の動きが強まっています。学校での「日の丸・君が代」強制はこの先取りに他なりません。最高裁要請署名にご協力をお願いします。
署名用紙は被処分者の会ホームページ(上の段)からダウンロードできます。
↓
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
*お手数ですが、集めた署名は署名用紙記載の宛先まで返送してください。
●署名用紙(個人署名、団体署名)を100枚以上必要な人には直送します。氏名、住所、電話、送付枚数(個人署名・団体署名)を記載してこのメールに返信してください。すぐに配送します。
◆二次訴訟第1回最高裁要請行動に参加しよう!
東京「君が代」裁判原告団は、6月27日に第1回最高裁要請行動を行います。要請では、集めた署名(個人署名・団体署名)を最高裁に提出します。多くの皆さんの参加をお待ちしています。
6月27日(木)東京「君が代」裁判第1回最高裁要請行動
13時45分 最高裁東門集合→時間に注意。
(地下鉄永田町4番出口徒歩7分。青山通りの坂を下り信号前左が最高裁南門。最高裁のフェンス沿いに右へ行くと東門あり。)
14時~14時30分 要請
東京「君が代」裁判二次訴訟の最高裁要請署名(ダウンロード可)にご協力を。
最高裁判決全文、高裁判決全文、各種声明文、行動予定、資料等入手可能。
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(5月12日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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(転送・転載歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 東京「君が代」裁判の状況 / 三次訴訟第12回弁論傍聴のお願い
◆ 下級審は全て1.16最高裁判決を踏襲―減給以上の処分を取り消す
東京「君が代」裁判二次訴訟を含む下級審(地裁1件、高裁5件)の処分取消訴訟の判決は全て、1・16最高裁判決(2012年)を踏襲して、減給処分、停職処分を取り消しました(最高裁で敗訴したNさんに係わる事件を除く)。また、1・16最高裁判決で高裁に差し戻しとなったKさん(元特別支援学校教員)の損害賠償請求事件は、高裁で都教委に損害賠償を命ずる画期的勝訴判決を勝ち取りました。
そして一部勝訴で原告・東京都双方が最高裁に上告した事件4件、全面勝訴で都教委が上告した事件1件、原告が敗訴して上告した事件1件の計6件が最高裁で係争中です。
◆都教委は最高裁判決をないがしろに―処分を乱発
しかしながら都教委は、最高裁判決の趣旨をねじ曲げ自分に都合良く解釈し、従来通り校長に職務命令を発出させ続け、相変わらず処分を乱発しています。
処分者数はついに延べ450名となりました(2013年4月現在)。これは東京の異常な教育行政の象徴です。
2012年3月卒業式・4月入学式での4件(3名)の処分は、最高裁判決の影響で、都教委が従来の累積・加重による減給以上の処分を選択できずいずれも「戒告」処分に止まりました。
しかし今年の卒業式・入学式での9件(8名)の処分のうち、連続4回目・5回目の不起立者(1名)は減給10分の1・1月の処分となりました。これは、減給以上の処分を取り消した最高裁判決に反し許し難いものです。
◆ 再発防止研修を強化―都教委は「話し合い」を拒否
また、都教委は、被処分者を対象とした「服務事故再発防止研修」を質量ともに強化して、抵抗を根絶やしにしようと躍起になっています。
従来のセンター研修1回に代わり、昨年度から事前研修、2ヶ月の長期にわたる所属校研修、2回のセンター研修を命令して、被処分者に対して物理的・精神的圧迫を加えています。まさに「イジメ研修」になっています。
原告団は、都教委要請行動を断続的に実施して、「処分をするな!再発防止研修を中止せよ!原告団と責任ある職員との話し合いに応じろ!」と要求していますが、都教委は、誠意ある回答をせず、責任ある職員との話し合いも拒否しています。
◆ 東京「君が代」裁判三次訴訟の闘い
東京「君が代」裁判三次訴訟は、2007年・08年・09年の被処分者50名が東京地裁に提訴して1年3ヶ月、粘り強く闘いを継続中です。
これまでの弁論で、原告は10・23通達を「合憲」とした一連の最高裁判決の誤りを指摘しました。また「戒告」処分による不利益は、減給処分のそれと質的な差はなく、「軽い」戒告処分は妥当とした最高裁の判断は誤りであると主張しています。
一方、都側は、減給以上の処分が適法となるのは、被処分者に過去の非違行為による処分歴など「相当性を基礎付ける具体的な事情」が認められる場合に限られるとした最高裁判決を逆手にとって、減給以上の処分を受けた原告26人個々について、「個別の主張」なるものを出して減給以上の処分を取り消した最高裁判決からの巻き返しを図っています。
原告側は、都側の主張に全面的に反論しています。また証人尋問を通じてこちらの主張の正当性をより一層明らかにしていきます。
◆ 間近に迫った第12回弁論―原告証人尋問を傍聴してください!
三次訴訟は5月10日の第11回弁論より、大法廷(98席)で原告証人尋問が始まり、6月7日の第12回弁論で2回目の原告証人尋問が行われます。
第11回弁論では、Oさん(都立高校社会科教員)、Iさん(元都立高校音楽科教員)の2名が、都側の反対尋問にも10・23通達がいかに教育を歪めてたか等を毅然とかつ理路整然と証言して、都による処分の不当性を明らかにしました。
今週金曜日に迫った6月7日の第12回弁論は、原告証人尋問の2回目です。2名の原告(クリスチャン、特別支援学校)の証人尋問が行われます。
前回の法廷は、何とか大法廷(定員98名)を満席にすることができましたが、空席が出ないか心配です。多くの傍聴をお願いします!(前回は全員が入廷できました。退席者が出れば随時交代で入れるように手配します。)
★ 東京「君が代」裁判三次訴訟第12回口頭弁論
(東京地裁民事11部、07・08・09年処分取消請求、原告50名)
6月7日(金) 13時10分傍聴抽選〆切 13時30分開廷
東京地裁103号(大法廷定員98名)
内容:原告証人尋問2回目 2名(山口美紀・都立高校教員・クリスチャン、木崎禎二・特別支援学校教員)
報告集会:弁護士会館5F
◆ 最高裁は大法廷を開き口頭弁論を行い公正な判決を!
― 二次訴訟の最高裁要請署名に絶大なご協力を!
憲法に「国防軍」や国旗国歌の尊重義務などを明記して、この国を「戦争ができる国」にしようとする憲法改悪の動きが強まっています。学校での「日の丸・君が代」強制はこの先取りに他なりません。最高裁要請署名にご協力をお願いします。
署名用紙は被処分者の会ホームページ(上の段)からダウンロードできます。
↓
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
*お手数ですが、集めた署名は署名用紙記載の宛先まで返送してください。
●署名用紙(個人署名、団体署名)を100枚以上必要な人には直送します。氏名、住所、電話、送付枚数(個人署名・団体署名)を記載してこのメールに返信してください。すぐに配送します。
◆二次訴訟第1回最高裁要請行動に参加しよう!
東京「君が代」裁判原告団は、6月27日に第1回最高裁要請行動を行います。要請では、集めた署名(個人署名・団体署名)を最高裁に提出します。多くの皆さんの参加をお待ちしています。
6月27日(木)東京「君が代」裁判第1回最高裁要請行動
13時45分 最高裁東門集合→時間に注意。
(地下鉄永田町4番出口徒歩7分。青山通りの坂を下り信号前左が最高裁南門。最高裁のフェンス沿いに右へ行くと東門あり。)
14時~14時30分 要請
東京「君が代」裁判二次訴訟の最高裁要請署名(ダウンロード可)にご協力を。
最高裁判決全文、高裁判決全文、各種声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
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