◆ 教出・道徳教科書の執筆者・貝塚茂樹氏が
『産経』(20日)紙上で採択反対運動を歪めて反論!
皆さま 高嶋伸欣です
毎日のようにお騒がせをしますが、ご容赦下さい。
本日(20日)の『産経』オピニオンのページの長文コラム「解答乱麻」で、教育出版の著者・貝塚茂樹氏が、「教出」版道徳教科書の採択反対運動を批判する見解を表明していますが、そこには明らかに事実の歪曲があります。その点を指摘しておく必要があると考え、このメールを発信することにした次第です。
1 貝塚氏は、特にこだわっている点について次のように述べています。
「ここで問題としたいのはその非難・中傷の中身である。教科書の具体的な記述内容を問題とするならともかく、安倍晋三首相の写真が掲載されているのが問題らしい。あまりのお粗末さに拍子抜けした」と。
2 続けて
「仮にも一国の首相である。政治家の写真の掲載が政治的中立性を逸脱するのであれば歴史や公民の教科書はかなり問題となる」とも、述べています。
3 これらで見る限り、貝塚氏は教育出版の採択反対を表明した文書を実際にはほとんど見ていないと思われます。
反対している側は、他社の歴史・公民教科書に安倍首相の写真が多数掲載されていることを十分に承知しています。
従って、採択反対の文書では、単純に安倍首相の「写真の掲載が政治的中立性を逸脱する」などという文脈にはなっていないはずです。
4 反対する側が集中的に問題にしたのは教出の道徳教科書5年生の141pにある安倍首相の写真一枚なのです。
5 この写真がなぜ問題なのか?
① この教科書の138Pからの話題は、熱帯の国ジャマイカのボブスレー・チームのために東京の下町の町工場の人々がレースカー(ソリ)の制作で協力しているというエピソードです。
このことに安倍首相は直接関係なく、当然のこととして本文でも全く触れていません。
それなのにわざわざレースカー(ソリ)に乗っている安倍首相の写真を掲載しているのです。しかも「下町ボブスレーを応援する安倍首相」とでもいうキャプション付きであるならまだ本文との関連付けをされていることになりますが、実際は「ポーズを決める安倍首相」とあるだけなのです。
「下町ボブスレー」の話題が注目されているのに便乗した安倍首相の人気取りの写真を教科書に持ち込んでいると、言われても仕方がないのです。
6 これこそ今大流行の”忖度”で、同書の編集者・執筆者たちが「安倍首相のイメージアップのために”道徳”教科書を利用している!」と言われてもやむをえないケースです。
7 しかも同コラムの筆者である貝塚氏こそ、この教科書の執筆者なのです。この問題点に真摯に対処すべき立場にあるのに、全くそうした様子がありません。
勘ぐれば、教育出版側から責任を問われて、無理にことを歪曲、矮小化しているのではないかとさえ思えてきます。
8 この写真の第②の問題点。それは先日来たびたび問題にしているように、安倍首相の「ポーズ」がセクハラを意味する「裏ピースサイン」になっている、ということです。
9 「一国の首相」がセクハラを意味するサインであることに気付かなかったこと自体お粗末です。「お気に入り」だけで側近を固め、苦言を呈してくれる博識、見識ある人物を遠避けてきた結果でしょう。
10 結果としてそうした「ポーズ」の写真を撮られてしまい「下町ボブスレー」関連の一般書籍に収録されるに至ったにしても、同写真を道徳教科書に載せるかどうかというところでは、監修役でもあった貝塚氏の見識不足の責任は重大です。
11 実は貝塚氏は上記1と2では、いかにも同教科書何枚もある安倍首相の写真全体について、採択反対の側が不当だとしているかのような文脈で反論し、「あまりのお粗末さに拍子抜けした」という印象付けを図っています。
私には、同氏の専門ともされている心理学の手法が悪用されているようにさえ思えます。
12 その一方で、貝塚氏はコラムの中盤で次のように言い切っています。
「検定に合格した教科書のたった一枚の写真を取り上げて非難・中傷するのは、特定の主義・主張に基づいた『粗探し』『イチャモン』の類いに等しい。政治的中立性が問われるのはどちらか」だと。
13 「たった一枚の写真」と強調したことで、貝塚氏は安倍首相の「裏ピースサイン」写真が問題にされていることを認識しているのだと、読み取れます。
上記1と2の文脈の不当さに加え、セクハラ問題をもみ消そうとする貝塚氏の言動はどう見ても「道徳」的ではありません。もちろん「教育」的でもありません。
14 国会が突然の解散になったとしても、再開後の国会で安倍首相の「セクハラポーズ」問題と、貝塚氏たちによる教育出版道徳教科書の「不適切な写真掲載」問題との、追及は十分に可能です。
15 国会解散になれば、そのための準備の時間は十分にあります。
関連の情報、材料の共有化を図りましょう。
16 それにしても、採択がともかく一段落してこの写真の話題は沈静化しつつあるこの時期に、『産経』がトップ記事で取り上げ(9月8日)、さらに貝塚氏が本日(20日)のコラムでと、なぜ”寝た子を起こす”ような記事を繰り返し掲載したのでしょうか?
すぐに馬脚が露見する話題であるということさえ認識できていないかのようです。
17 この問題写真、総選挙でも”活用”できそうですが、そうなったらこの時期に注目度を一気に高めた『産経』と貝塚氏の「功績」は大です。
その意味でも、この問題への拘りを皆さんと共に維持したいと思っています。
以上 文責は高嶋です 転載・拡散は自由です
『産経』(20日)紙上で採択反対運動を歪めて反論!
皆さま 高嶋伸欣です
毎日のようにお騒がせをしますが、ご容赦下さい。
本日(20日)の『産経』オピニオンのページの長文コラム「解答乱麻」で、教育出版の著者・貝塚茂樹氏が、「教出」版道徳教科書の採択反対運動を批判する見解を表明していますが、そこには明らかに事実の歪曲があります。その点を指摘しておく必要があると考え、このメールを発信することにした次第です。
1 貝塚氏は、特にこだわっている点について次のように述べています。
「ここで問題としたいのはその非難・中傷の中身である。教科書の具体的な記述内容を問題とするならともかく、安倍晋三首相の写真が掲載されているのが問題らしい。あまりのお粗末さに拍子抜けした」と。
2 続けて
「仮にも一国の首相である。政治家の写真の掲載が政治的中立性を逸脱するのであれば歴史や公民の教科書はかなり問題となる」とも、述べています。
3 これらで見る限り、貝塚氏は教育出版の採択反対を表明した文書を実際にはほとんど見ていないと思われます。
反対している側は、他社の歴史・公民教科書に安倍首相の写真が多数掲載されていることを十分に承知しています。
従って、採択反対の文書では、単純に安倍首相の「写真の掲載が政治的中立性を逸脱する」などという文脈にはなっていないはずです。
4 反対する側が集中的に問題にしたのは教出の道徳教科書5年生の141pにある安倍首相の写真一枚なのです。
5 この写真がなぜ問題なのか?
① この教科書の138Pからの話題は、熱帯の国ジャマイカのボブスレー・チームのために東京の下町の町工場の人々がレースカー(ソリ)の制作で協力しているというエピソードです。
このことに安倍首相は直接関係なく、当然のこととして本文でも全く触れていません。
それなのにわざわざレースカー(ソリ)に乗っている安倍首相の写真を掲載しているのです。しかも「下町ボブスレーを応援する安倍首相」とでもいうキャプション付きであるならまだ本文との関連付けをされていることになりますが、実際は「ポーズを決める安倍首相」とあるだけなのです。
「下町ボブスレー」の話題が注目されているのに便乗した安倍首相の人気取りの写真を教科書に持ち込んでいると、言われても仕方がないのです。
6 これこそ今大流行の”忖度”で、同書の編集者・執筆者たちが「安倍首相のイメージアップのために”道徳”教科書を利用している!」と言われてもやむをえないケースです。
7 しかも同コラムの筆者である貝塚氏こそ、この教科書の執筆者なのです。この問題点に真摯に対処すべき立場にあるのに、全くそうした様子がありません。
勘ぐれば、教育出版側から責任を問われて、無理にことを歪曲、矮小化しているのではないかとさえ思えてきます。
8 この写真の第②の問題点。それは先日来たびたび問題にしているように、安倍首相の「ポーズ」がセクハラを意味する「裏ピースサイン」になっている、ということです。
9 「一国の首相」がセクハラを意味するサインであることに気付かなかったこと自体お粗末です。「お気に入り」だけで側近を固め、苦言を呈してくれる博識、見識ある人物を遠避けてきた結果でしょう。
10 結果としてそうした「ポーズ」の写真を撮られてしまい「下町ボブスレー」関連の一般書籍に収録されるに至ったにしても、同写真を道徳教科書に載せるかどうかというところでは、監修役でもあった貝塚氏の見識不足の責任は重大です。
11 実は貝塚氏は上記1と2では、いかにも同教科書何枚もある安倍首相の写真全体について、採択反対の側が不当だとしているかのような文脈で反論し、「あまりのお粗末さに拍子抜けした」という印象付けを図っています。
私には、同氏の専門ともされている心理学の手法が悪用されているようにさえ思えます。
12 その一方で、貝塚氏はコラムの中盤で次のように言い切っています。
「検定に合格した教科書のたった一枚の写真を取り上げて非難・中傷するのは、特定の主義・主張に基づいた『粗探し』『イチャモン』の類いに等しい。政治的中立性が問われるのはどちらか」だと。
13 「たった一枚の写真」と強調したことで、貝塚氏は安倍首相の「裏ピースサイン」写真が問題にされていることを認識しているのだと、読み取れます。
上記1と2の文脈の不当さに加え、セクハラ問題をもみ消そうとする貝塚氏の言動はどう見ても「道徳」的ではありません。もちろん「教育」的でもありません。
14 国会が突然の解散になったとしても、再開後の国会で安倍首相の「セクハラポーズ」問題と、貝塚氏たちによる教育出版道徳教科書の「不適切な写真掲載」問題との、追及は十分に可能です。
15 国会解散になれば、そのための準備の時間は十分にあります。
関連の情報、材料の共有化を図りましょう。
16 それにしても、採択がともかく一段落してこの写真の話題は沈静化しつつあるこの時期に、『産経』がトップ記事で取り上げ(9月8日)、さらに貝塚氏が本日(20日)のコラムでと、なぜ”寝た子を起こす”ような記事を繰り返し掲載したのでしょうか?
すぐに馬脚が露見する話題であるということさえ認識できていないかのようです。
17 この問題写真、総選挙でも”活用”できそうですが、そうなったらこの時期に注目度を一気に高めた『産経』と貝塚氏の「功績」は大です。
その意味でも、この問題への拘りを皆さんと共に維持したいと思っています。
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