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2005年1月18日(火曜日) 放置
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「23日間」、朦朧としつつも取調官に迎合しない人間は大したものだが極めて少数であろう。これが21世紀日本の法制度なのだ。まるで封建社会の「お白州」そのままである。お上の法を破る不逞の輩というわけである。礫の上にての正座だ。
「検察が近代的な人権意識に欠けているといっても、それは国民の人権意識の反映であり、人権意識の希薄さは日本人そのものである」、(「アメリカ人のみた日本の検察制度」、デイビット・T・ジョンソン)。
自白の強制は冤罪を生む。起訴権を独占している日本の検察の強大な権力は世界屈指である。独裁国家、全体主義国家のそれに匹敵する。
1908年ー1911年、それでも5.6%あった無罪判決率は、1990年ー1998年、0.15%となった。起訴されれば99.85%有罪である。
判決が出る前に実質的にすでに裁判が終わっているという。検察官が裁判官なのである。保釈も検事が反対したらほとんど認められないという。情けなき者、その名は裁判官か。
国連人権委員会から厳しく非難されているがそのままである。情けないのは、それらを放置してきた我々国民か。放置国家である。
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2005年1月17日(月曜日) 地獄
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アメリカで医療保険に入っていない人が4500万人いる。
医者は運び込まれた患者に最初何をするか。ポケットを探って金があるかカードがあるかを確かめるという。貧乏人は病院に行けないのである。日本のアメリカ化が進めばやがて日本でも同じ状況が生まれるであろう。
NME社は偽りの診断名のもとに治療の必要のない患者を入院させて組織ぐるみで診療報酬を詐取した。その精神科病院では患者に対する虐待が日常的に行われていた。日本でも同じことが起こっている。
アメリカで無保険者が盲腸になったらどうなるか。2003年3月、25歳のミズ・ニックスは約200万円を請求された。借金地獄に放り込まれる。多くの国民が医療債務に喘いでいる。これがアメリカである。民主主義を標榜し、悪しき独裁者を倒すべく何十万という軍隊を遥か離れた国にまで派遣する国の実態である。すべては市場原理の国である。まさに原理主義の国だ。
貧乏人は治療を受けられなくとも当たり前なのである。日本は今ますますアメリカの道を進もうとしている。地獄が世界に広がっていく。貧乏人にはこの世は地獄だ。
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2005年1月16日(日曜日) 黄昏
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「テロリストの攻撃から民主主義を守れ」、この言葉はブッシュでも小泉でもなく、1933年のヒトラーの言葉である。
「ヒトラー」、という映画を見ていたら字幕に出てきた。「常軌を逸する手段」、をもって反撃せよ。ヒトラーは国会議事堂に放火する。「やったのは共産主義者だ」
この手法は日本占領軍・アメリカが真似をする。「松川事件」、直後首相・吉田茂は「共産主義者・労働組合員の犯行である」、と公言する。60年安保の時、国会を徹夜で包囲していたら、学生の一人が「国会放火事件を警戒せよ」、と言って廻っていた。妙に記憶に残った。あの学生はその後どうしたのであろうか。もう50年以上経つ。そろそろ事件の真相が記された文書が出てきてもいい頃だ。
ミネルバの梟は夕暮れに飛び立つ。夕暮れは毎日やって来るのだ。毎夕が時代の認識の瞬間である。年数での区切りはない。梟にしたって空が灰色になるのは分っても、今日が世紀末などとは分るわけがない。
人生も終末になると「ああ、あの時こうすればよかった、ああすべきだった」、などと悔恨の念に苛まれることが多い。もう遅いのだが・・・・。
2005年1月18日(火曜日) 放置
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「23日間」、朦朧としつつも取調官に迎合しない人間は大したものだが極めて少数であろう。これが21世紀日本の法制度なのだ。まるで封建社会の「お白州」そのままである。お上の法を破る不逞の輩というわけである。礫の上にての正座だ。
「検察が近代的な人権意識に欠けているといっても、それは国民の人権意識の反映であり、人権意識の希薄さは日本人そのものである」、(「アメリカ人のみた日本の検察制度」、デイビット・T・ジョンソン)。
自白の強制は冤罪を生む。起訴権を独占している日本の検察の強大な権力は世界屈指である。独裁国家、全体主義国家のそれに匹敵する。
1908年ー1911年、それでも5.6%あった無罪判決率は、1990年ー1998年、0.15%となった。起訴されれば99.85%有罪である。
判決が出る前に実質的にすでに裁判が終わっているという。検察官が裁判官なのである。保釈も検事が反対したらほとんど認められないという。情けなき者、その名は裁判官か。
国連人権委員会から厳しく非難されているがそのままである。情けないのは、それらを放置してきた我々国民か。放置国家である。
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2005年1月17日(月曜日) 地獄
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アメリカで医療保険に入っていない人が4500万人いる。
医者は運び込まれた患者に最初何をするか。ポケットを探って金があるかカードがあるかを確かめるという。貧乏人は病院に行けないのである。日本のアメリカ化が進めばやがて日本でも同じ状況が生まれるであろう。
NME社は偽りの診断名のもとに治療の必要のない患者を入院させて組織ぐるみで診療報酬を詐取した。その精神科病院では患者に対する虐待が日常的に行われていた。日本でも同じことが起こっている。
アメリカで無保険者が盲腸になったらどうなるか。2003年3月、25歳のミズ・ニックスは約200万円を請求された。借金地獄に放り込まれる。多くの国民が医療債務に喘いでいる。これがアメリカである。民主主義を標榜し、悪しき独裁者を倒すべく何十万という軍隊を遥か離れた国にまで派遣する国の実態である。すべては市場原理の国である。まさに原理主義の国だ。
貧乏人は治療を受けられなくとも当たり前なのである。日本は今ますますアメリカの道を進もうとしている。地獄が世界に広がっていく。貧乏人にはこの世は地獄だ。
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2005年1月16日(日曜日) 黄昏
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「テロリストの攻撃から民主主義を守れ」、この言葉はブッシュでも小泉でもなく、1933年のヒトラーの言葉である。
「ヒトラー」、という映画を見ていたら字幕に出てきた。「常軌を逸する手段」、をもって反撃せよ。ヒトラーは国会議事堂に放火する。「やったのは共産主義者だ」
この手法は日本占領軍・アメリカが真似をする。「松川事件」、直後首相・吉田茂は「共産主義者・労働組合員の犯行である」、と公言する。60年安保の時、国会を徹夜で包囲していたら、学生の一人が「国会放火事件を警戒せよ」、と言って廻っていた。妙に記憶に残った。あの学生はその後どうしたのであろうか。もう50年以上経つ。そろそろ事件の真相が記された文書が出てきてもいい頃だ。
ミネルバの梟は夕暮れに飛び立つ。夕暮れは毎日やって来るのだ。毎夕が時代の認識の瞬間である。年数での区切りはない。梟にしたって空が灰色になるのは分っても、今日が世紀末などとは分るわけがない。
人生も終末になると「ああ、あの時こうすればよかった、ああすべきだった」、などと悔恨の念に苛まれることが多い。もう遅いのだが・・・・。
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