最高裁期日取り消し！葛飾ビラ配布弾圧事件

　◎ 葛飾ビラ配布弾圧事件　最高裁期日取り消し！

　葛飾ビラ配布弾圧事件で最高裁第２小法廷（今井功裁判長）は、弁論を開くことなく判決期日を１９日に指定したこと（９月２８日付）を取り消す決定を９日付けで行いました。
　１０日、同事件をたたかう荒川庸生さんに「判決期日取消決定」が送付されました。
　言論・表現の自由を守る会として最高裁への抗議文送付をお願いし、抗議していただきました全国の個人・団体の皆様に心から感謝いたします。
　すみやかな抗議行動へのご参加、大変ありがとうございました。
　これを力に、すべてのビラ配布弾圧事件の逆転無罪勝利判決と言論の自由を勝ち取るためにさらに連帯を広げてがんばりましょう！

２００９年１０月１１日
言論・表現の自由を守る会

　『今 言論･表現の自由があぶない！』（2009/10/11）
http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/8133173.html
　◎ 政党ビラ配布事件：判決期日取り消し－－最高裁
　共産党のビラをドアポストに配布するため東京都葛飾区のマンションに立ち入ったとして、住居侵入罪に問われた僧侶、荒川庸生（ようせい）被告（６２）の上告審で、最高裁第２小法廷（今井功裁判長）は、１９日の判決期日を取り消した。期日は改めて指定される。
　弁護側は９月２８日、上告趣意書に主張を補足する上告趣意補充書を提出したが、この日に小法廷が判決期日を指定。弁護側が「最終審として公正な判断をするため、補充書を十分に検討すべきだ」として期日の取り消しを申し立てていた。
　小法廷は期日取り消しの理由を明らかにしていないが、補充書の内容を検討するためとみられる。弁護団事務局長の西田穣弁護士は「表現の自由という憲法上の権利を行使したに過ぎない。最高裁はもう一度事件を見直し無罪判決を言い渡してほしい」と話した。
　小法廷は当初、２審の結論を変更する際に必要な弁論を開かないまま判決期日を指定したため、１審の無罪判決を破棄して罰金５万円とした２審・東京高裁の逆転有罪判決（０７年１２月）が確定する見通しとなっていた。【銭場裕司】
『毎日新聞』（2009年10月11日　朝刊）
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091011ddm041040067000c.html
　１０月１０日付速報　公判期日取消決定出る！！
　◎ 最高裁が判決期日を取り消す！
　今度は、「大法廷に回付し、口頭弁論を開け」の緊急要請をお願いします！

０９年１０月１０日
日本国民救援会中央本部　同東京都本部
ビラ配布の自由を守る会

　葛飾ビラ配布弾圧事件に対する日頃のご支援に感謝いたします。
　本日、最高裁第二小法廷（今井功裁判長）は、葛飾ビラ配布弾圧事件について、先に決めた１０月１９日の判決宣告期日について、これを取り消す旨通知してきました。
　決定は、以下のとおり。

　「主任弁護人後藤寛から判決宣告期日の取消請求があったので、当裁判所は、検察官の意見を聴いた上、次のとおり決定する。

主　　文

平成２１年１０月１９日午前１０時３０分の判決宣告期日を取り消す。」
　これは、理不尽で社会常識から著しく逸脱した最高裁の判決期日指定に対して、荒川さんと弁護団が行った「判決日の指定を取り消し、本件を大法廷に回付して、慎重に審理し、口頭弁論を開け」という申し立てと私たち国民救援会とビラ配布の自由を守る会の要請、全国からの怒りの抗議の成果です。
　そのうえで、これからは、「大法廷に回付して、さらに慎重に審理し、事件の真相と本質および司法の果たすべき任務を明らかにするために、口頭弁論を開き、国際自由権規約に関する総括所見での勧告にも明快に応える憲法判断を行え」との要請を行っていきたいと思います。
　また、この新たな緊急要請を最高裁に集中する運動を、各界・各分野（本部、支部、分会等）の友好団体のみなさんにもよびかけてください。
　みなさんのご支援、ご協力を心から訴えます。

　■要請先
　　〒１０２－８６５１　東京都千代田区隼町４－２
　　　　　　　　　　　　　最高裁第二小法廷　今井　功 裁判長　宛
　　　　　　　　　ＦＡＸ　０３（３２２１）８９７５　最高裁事務総局秘書課
　電文例　葛飾ビラ配布弾圧事件を大法廷に回付し、口頭弁論を開け！

■最高裁への宣伝・要請行動を下記のように行います。
　　ご参加をお願いします。
　　１０月１５日（木）午前８時１５分最高裁西門にて宣伝　午前１０時要請
　　　　同１９日（月）午前８時１５分、最高裁西門にて宣伝行動
　『ビラ配布の自由を守る会ＨＰ』
http://homepage2.nifty.com/katusika-bira/index.htm