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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「教育の現状と課題、11・15大内氏講演・討論会」へ(3)

2008年10月15日 | 平和憲法
<転送歓迎>
 ・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 ・「千葉高教組」、・「新芽ML」 の渡部です。

 アメリカに端を発した金融危機は、瞬く間に世界金融危機へと発展しました。
 世界の株式市場の時価総額はこの1ヶ月で1400兆円も失ったとのことです。
 日本も例に漏れずどころか、10月10日には9月10日以来の株価下落率がアメリカをも抜き(ロシアに次いで2位)32.2%にも達し、日経平均株価の終値は8276円台まで下落しました。

 10月10日夕、ワシントンで急遽G7が開かれ、「公的資金注入で合意」とニュースが流れていますが、中身は抽象的・一般的なものです。
 この評価は週明けの株式市場がしてくれるでしょう。
 ところで、今回の金融危機の背景には資本主義につき物の「貧富の差の拡大」とその結果としての「相対的過剰生産」があります。
 したがって、「実体経済にも影響」と言うのはこれまで「信用」で隠されていた「過剰生産恐慌」が表に現れて来たことを意味します。

 世界はまさに「世界恐慌」の入口にあります。

 ところで、「教育の現状と課題、11・15大内氏講演・討論会」で講演をしてくれる大内さんは、『現代思想』2008年4月号に、「学校改革とは何か」という論文を寄せていますが、。その中で大内さんは次のようなことを指摘しています。

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 「1985年のプラザ合意から10年、グローバル競争に勝つための労働コストの削減と労働力の差別化を明確に宣言したのが、日経連の『新時代の「日本的経営」』である」
 「1990年代の経済のグローバル化は、労働市場における中間層を激減させ、学校教育の人材配分機能を大きく揺るがし、子ども達に将来への不安とあきらめをもたらす事態を生み出した。」
 「最大の問題は『学力低下』が、労働市場における中間層の激減や子どもたちの将来展望のなさと深く関連しているにも関わらず、それが学校教育のみの責任にされていることである。」

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 大内さんは、教育問題を歴史的・社会的背景からとらえ、私達が置かれている客観的な状況を示してくれています。
 大内さんはきっと、現在進行中の世界経済危機と結びつけて「教育の現状と課題」について講演をして下さるものと思います。

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 <都教委包囲ネットワーク主催の11・15講演討論会>
  『教育の現状・問題点と私たちの課題
          ~大内氏、大いに語る~』


 <日時>2008年11月15日(土)18:00開場、18:30開会
 <場所>千駄ヶ谷区民会館(JR原宿駅下車徒歩10分)
 <内容>①大内裕和さんの講演と質疑・討論
       ②包囲ネットからの新提案と質疑・討論
 <資料代>500円

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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