東京の「日の丸君が代」訴訟の永井と申します
「日の丸・君が代」訴訟に関して、不当な、最高裁判決が続いています。まるで在庫一掃セールをするように、最高裁は一斉に不当判決処理を行っています。
7月4日では2件を同じ法廷で判決し、3枚の判決文という酷さです。ないような、5月30日と同じ、のように書かれていて、私達はこれを「以下同文判決だ」と言っています。
この情勢は、「国旗国歌法」が成立した1999年に似た状況で、右傾化がもう一段階進むのではないかと危惧されます。私達で、この情勢を分析し、新たな闘いの方途を探っていかなければならないと思っています。
つきましては、非常に緊急ですが、以下のように、「日の丸・君が代」裁判全国学習討論集会を開く予定です。大阪、北海道、等、全国から来てもらうことになっています。
是非万障繰り合わせのほどご参集願います。添付のビラをお仲間に配布方お願いします。
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<場所> 社会文化会館
<内容>
・8/12(金)
13時 社文第2会議室 集合
14時~17時 諸行動(最高裁要請行動、文科省交渉、など準備中)
17時30分~19時30分 交流集会(社文地下食堂)
・8/13(土) 学習・交流集会(社文第1会議室)
9時30分~12時30分 Ⅰ 諸行動の実施報告 Ⅱ 各地からの報告
13時30分~17時 Ⅲ 討論 「日の丸・君が代」強制の状況と闘い、など
<参加費> 500円
<アクセス>東京メトロ 半蔵門線・有楽町線・南北線「永田町」駅下車2,3,4番出口徒歩5分
主催 第2回 「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会実行委員会
(呼びかけ団体)「日の丸・君が代」強制反対・予防訴訟をすすめる会、「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会、「日の丸・君が代」不当解雇撤回を求める被解雇者の会、「日の丸・君が代」強制反対・嘱託採用拒否撤回を求める会、「日の丸・君が代」強制反対・再雇用拒否撤回を求める第二次原告団、東京・教育の自由裁判をすすめる会、藤田先生を応援する会、河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会、都障労組、府中「君が代」処分を考える会、「君が代」不当処分撤回を求める会、累積加重処分取消裁判を支援する会、アイム’89東京教育労働者組合、「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会、神奈川・こころの自由裁判をすすめる会、神奈川・君が代不起立個人情報保護裁判原告団(以上16団体)
☆ 第2回「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会への参加・賛同のお願い
既にマスコミでも報道されているように、ここに来て最高裁に係属している「日の丸・君が代」関連の判決が一斉に出されています。5月30日の「申谷再雇用採用拒否事件」(第2小法廷)判決、6月6日の東京「再雇用採用拒否事件」(第1小法廷)判決、6月14日の「都教組八王子処分事件」(第3小法廷)判決などがそれです。判決はいずれも職務命令とその処分を合憲とする不当なもの、その判旨も憲法19条で示された思想良心の自由を侵害しないという憲法を形骸化するものです。
その後、6月21日の「広島高教組処分事件」でも同様の判決が出されました。翌22日に「神奈川こころの自由裁判」も最高裁から棄却の通知がありました。更に、7月4日に「木川再雇用採用拒否事件」と「中島処分事件」、同月7日には卒業式でのフレームアップ刑事事件の「藤田事件」についても判決の通知がありました。これらの判決を見ると司法を含む国家権力が総力をあげて「日の丸・君が代」問題に決着をつけ、これへの抵抗を封殺しようとする強い意思をみることができます。
しかし、7人の最高裁裁判官から補足意見が出され、2人の裁判官から反対意見が出されるなど、最高裁裁判官の意識が決して一様でないことがうかがわれます。その中でも宮川反対意見は司法の原則を示したもので、今後の私たちの闘いの手がかりになるものです。また、教育の自由や不当な支配は判断されませんでした。
「日の丸・君が代」強制に関する処分の攻撃は北九州及び広島から始まりました。そして、1999年に広島・世羅高校長の自殺を口実に国旗国歌法が強行採決によって制定され、同法制定を契機に日本社会は大きく右旋回を行い、国家主義的な政策が次々に出されてきました。2003年に東京で発出された「10.23通達」は、こうした流れに沿ったものでした。「東京から日本を変える」と豪語した石原都知事は、こうした日本の右翼的潮流を背景にその先兵として東京の教育現場で支配と統制を推し進めています。通達に関連した東京での被処分者の累計は既に437人にも達し、「10.23通達」関連の訴訟は20件を越えています。
最高裁の不当判決が続く本年(2011年)は、第二の1999年になろうとしています。今回の、すべての小法廷から出された最高裁の判断は大法廷の判断に相当し、司法全体の意思として大きな意味を持ちます。今後の日本社会の更なる右傾化が危惧されます。
その現れを大阪と北海道の攻撃にみることができます。大阪では橋下知事とその私的政治集団である大阪維新の会が6月3日「君が代」強制の条例案を強行採決しました。更に9月には累積処分者の免職条例案を準備しています。北海道では、昨年全教職員を対象に服務を中心にしたアンケート調査が行われ、密告制度が導入されました。更に「日の丸・君が代」強制の文書も出され、これら一連の攻撃の中で大量の処分者が出されています。こうした「日の丸・君が代」強制を基軸にした新たな攻撃は全国の教育現場に波及しようとしています。この攻撃は教育現場への管理と統制に結びついており、次には教育の枠を越えて社会全体に波及する可能性さえあります。
今こそ、全国で「日の丸・君が代」の強制をはじめ様々な教育現場への攻撃と闘っている教職員が互いに連携し、課題を共有していくことが求められています。
こうした状況下で、この夏に第2回全国「日の丸・君が代」裁判学習・交流集会を行います。全国の皆さんの参加・賛同をお願いいたします。
2011年7月3日
第2回「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会実行委員会
※賛同手続きの方法:個人・団体とも賛同金は一口1000円です。郵便振替にてお申し込み下さい。
・口座番号は 0130-2-496566、加入者名は 最高裁「日の君」裁判カンパ です。
・通信欄に8.13全国集会賛同金 および 氏名の公表の可・不可 のどちらかをお書き下さい。
「日の丸・君が代」訴訟に関して、不当な、最高裁判決が続いています。まるで在庫一掃セールをするように、最高裁は一斉に不当判決処理を行っています。
7月4日では2件を同じ法廷で判決し、3枚の判決文という酷さです。ないような、5月30日と同じ、のように書かれていて、私達はこれを「以下同文判決だ」と言っています。
この情勢は、「国旗国歌法」が成立した1999年に似た状況で、右傾化がもう一段階進むのではないかと危惧されます。私達で、この情勢を分析し、新たな闘いの方途を探っていかなければならないと思っています。
つきましては、非常に緊急ですが、以下のように、「日の丸・君が代」裁判全国学習討論集会を開く予定です。大阪、北海道、等、全国から来てもらうことになっています。
是非万障繰り合わせのほどご参集願います。添付のビラをお仲間に配布方お願いします。
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☆ 全国から集う! 全国で闘う! ☆
第2回「日の丸・君が代」裁判 全国学習・交流集会
8月13日(土)
12日に諸行動・交流集会
第2回「日の丸・君が代」裁判 全国学習・交流集会
8月13日(土)
12日に諸行動・交流集会
<場所> 社会文化会館
<内容>
・8/12(金)
13時 社文第2会議室 集合
14時~17時 諸行動(最高裁要請行動、文科省交渉、など準備中)
17時30分~19時30分 交流集会(社文地下食堂)
・8/13(土) 学習・交流集会(社文第1会議室)
9時30分~12時30分 Ⅰ 諸行動の実施報告 Ⅱ 各地からの報告
13時30分~17時 Ⅲ 討論 「日の丸・君が代」強制の状況と闘い、など
<参加費> 500円
<アクセス>東京メトロ 半蔵門線・有楽町線・南北線「永田町」駅下車2,3,4番出口徒歩5分
主催 第2回 「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会実行委員会
(呼びかけ団体)「日の丸・君が代」強制反対・予防訴訟をすすめる会、「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会、「日の丸・君が代」不当解雇撤回を求める被解雇者の会、「日の丸・君が代」強制反対・嘱託採用拒否撤回を求める会、「日の丸・君が代」強制反対・再雇用拒否撤回を求める第二次原告団、東京・教育の自由裁判をすすめる会、藤田先生を応援する会、河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会、都障労組、府中「君が代」処分を考える会、「君が代」不当処分撤回を求める会、累積加重処分取消裁判を支援する会、アイム’89東京教育労働者組合、「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会、神奈川・こころの自由裁判をすすめる会、神奈川・君が代不起立個人情報保護裁判原告団(以上16団体)
☆ 第2回「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会への参加・賛同のお願い
既にマスコミでも報道されているように、ここに来て最高裁に係属している「日の丸・君が代」関連の判決が一斉に出されています。5月30日の「申谷再雇用採用拒否事件」(第2小法廷)判決、6月6日の東京「再雇用採用拒否事件」(第1小法廷)判決、6月14日の「都教組八王子処分事件」(第3小法廷)判決などがそれです。判決はいずれも職務命令とその処分を合憲とする不当なもの、その判旨も憲法19条で示された思想良心の自由を侵害しないという憲法を形骸化するものです。
その後、6月21日の「広島高教組処分事件」でも同様の判決が出されました。翌22日に「神奈川こころの自由裁判」も最高裁から棄却の通知がありました。更に、7月4日に「木川再雇用採用拒否事件」と「中島処分事件」、同月7日には卒業式でのフレームアップ刑事事件の「藤田事件」についても判決の通知がありました。これらの判決を見ると司法を含む国家権力が総力をあげて「日の丸・君が代」問題に決着をつけ、これへの抵抗を封殺しようとする強い意思をみることができます。
しかし、7人の最高裁裁判官から補足意見が出され、2人の裁判官から反対意見が出されるなど、最高裁裁判官の意識が決して一様でないことがうかがわれます。その中でも宮川反対意見は司法の原則を示したもので、今後の私たちの闘いの手がかりになるものです。また、教育の自由や不当な支配は判断されませんでした。
「日の丸・君が代」強制に関する処分の攻撃は北九州及び広島から始まりました。そして、1999年に広島・世羅高校長の自殺を口実に国旗国歌法が強行採決によって制定され、同法制定を契機に日本社会は大きく右旋回を行い、国家主義的な政策が次々に出されてきました。2003年に東京で発出された「10.23通達」は、こうした流れに沿ったものでした。「東京から日本を変える」と豪語した石原都知事は、こうした日本の右翼的潮流を背景にその先兵として東京の教育現場で支配と統制を推し進めています。通達に関連した東京での被処分者の累計は既に437人にも達し、「10.23通達」関連の訴訟は20件を越えています。
最高裁の不当判決が続く本年(2011年)は、第二の1999年になろうとしています。今回の、すべての小法廷から出された最高裁の判断は大法廷の判断に相当し、司法全体の意思として大きな意味を持ちます。今後の日本社会の更なる右傾化が危惧されます。
その現れを大阪と北海道の攻撃にみることができます。大阪では橋下知事とその私的政治集団である大阪維新の会が6月3日「君が代」強制の条例案を強行採決しました。更に9月には累積処分者の免職条例案を準備しています。北海道では、昨年全教職員を対象に服務を中心にしたアンケート調査が行われ、密告制度が導入されました。更に「日の丸・君が代」強制の文書も出され、これら一連の攻撃の中で大量の処分者が出されています。こうした「日の丸・君が代」強制を基軸にした新たな攻撃は全国の教育現場に波及しようとしています。この攻撃は教育現場への管理と統制に結びついており、次には教育の枠を越えて社会全体に波及する可能性さえあります。
今こそ、全国で「日の丸・君が代」の強制をはじめ様々な教育現場への攻撃と闘っている教職員が互いに連携し、課題を共有していくことが求められています。
こうした状況下で、この夏に第2回全国「日の丸・君が代」裁判学習・交流集会を行います。全国の皆さんの参加・賛同をお願いいたします。
2011年7月3日
第2回「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会実行委員会
※賛同手続きの方法:個人・団体とも賛同金は一口1000円です。郵便振替にてお申し込み下さい。
・口座番号は 0130-2-496566、加入者名は 最高裁「日の君」裁判カンパ です。
・通信欄に8.13全国集会賛同金 および 氏名の公表の可・不可 のどちらかをお書き下さい。
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