<転送歓迎>・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」、・「新芽ML」の渡部です。
本日(2月4日)、日教組全国教研最終日。
<レポート報告・討論>と<総括討論>が行われました。
その中から幾つか印象に残った発言を紹介します。
「冷戦後、戦争のできる国づくりが進んできている。<有事!>と言えば、いつでも戦争体制に入るところまで来ている。そのためのハードウェアは整った。あとはソフトウェアとしての「愛国心」を持った人づくりだ。全体集会の中止攻撃は、『日の丸・君が代』強制反対教員の排除だ。学校が主戦場になりつつある。・・・・自殺した自衛隊員の母親の話を聞いた。自衛隊では最近自殺者が増加している。母親は『先生方絶対に送らないで下さい。とんでもないことになる』と語っていた。」(宮崎高)
「素晴らしい実践を聞き財産になった。平和教育はどの切り口からでもやることができることがわかった。これを若い人たちに伝えなければ。一人ぼっちだったが、多くの仲間ができた。」(北海道)
「東京の高校では<奉仕>が必修になった。年間35時間中半分は体験をしろと言う。多くの職場ではみんな悩んでいる。しかも、その詳細な報告が求められる。」(東京)
「自分が14歳の時にベトナム戦争が起きた。そのときある教師が、『日本は大変な状況になる。君達が20歳の頃には憲法が変えられるかも』と話してくれた。職場で少数派でやるのはきつい。何回か抑圧・弾圧された。しかし弾圧を受ければしたたかになる。私も子ども達に真実を伝えて行きたい。危ない状況だ。油断をすると付け込まれる。一つ一つの実践を大切にして行きたい。」(徳島)
終了間際、日教組中央から
「子どもが学びの主体となる学校現場からの教育改革を」(いわゆる集会アピール)が配布されました。
表題からも明らかなように、日教組中央は、現在学校現場で進行しつつある「日の丸・君が代」の強制をはじめとする改悪教育基本法の実働化(「沖縄戦教科書検定」、「業績評価」、「教員免許法」など)に対して触れることはありませんでした。
また、「全国学力テスト」に対しても、「全国学力・学習状況調査の問題点を明らかにするとともに、『教育格差』について、様々な視点から議論を深め、今進められている『教育改革』の問題点を共有しました。」と言うにとどまっています。
「全体集会」中止についても、「(株)プリンスホテルの裁判所の決定を無視した『使用拒否』という暴挙により、初めて全体集会を中止せざるをえない事態となりました。憲法で保障された『集会・結社・表現の自由』にかかわる重大な問題であり、社会へ発信するとともに、今後も民主主義を守りぬく決意を新たにしました。」と述べるにとどまっています。
自ら闘わないで「社会へ発信する」だけでは『集会・結社・表現の自由』を守る闘いにはなりません。
以上で日教組第57次全国教研報告を終わりますが、今次全国教研は、<日教組中央による東京教組のレポート拒否><全体集会の中止>により、①日教組のパートナー路線の破綻②日本社会の民主主義の危機が典型的に表れる教研となりました。
このような状況を打破する道はただ一つです。
それは、「闘いを堅持し連帯の輪を広げる」ことです。
「いざ行かん雪見に転ぶところまで」(芭蕉)
以下は、「2・10総決起集会」のご案内です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<集会名> 『「日の丸・君が代」強制反対!処分撤回!2・10総決起集会』
<日時>2008年2月10日(日)
開場13:00 開会13:30 終了16:30
<場所>東京都・中野ゼロホール(JR中野駅下車徒歩8分)
<参加費>500円
<主催>「都教委包囲首都圏ネットワーク」
<集会内容>
・沖縄教科書問題の報告
・連帯の挨拶
・勝利した労働争議からの報告
・解雇・処分撤回を求める裁判闘争の報告
・卒・入学式に向けた闘いの決意表明
(根津さん・河原井さん他、東京、全国からも)
・行動提起(都庁前ハンスト・座り込みなども考えています)
・全体決議、特別決議(解雇問題)の採択
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
本日(2月4日)、日教組全国教研最終日。
<レポート報告・討論>と<総括討論>が行われました。
その中から幾つか印象に残った発言を紹介します。
「冷戦後、戦争のできる国づくりが進んできている。<有事!>と言えば、いつでも戦争体制に入るところまで来ている。そのためのハードウェアは整った。あとはソフトウェアとしての「愛国心」を持った人づくりだ。全体集会の中止攻撃は、『日の丸・君が代』強制反対教員の排除だ。学校が主戦場になりつつある。・・・・自殺した自衛隊員の母親の話を聞いた。自衛隊では最近自殺者が増加している。母親は『先生方絶対に送らないで下さい。とんでもないことになる』と語っていた。」(宮崎高)
「素晴らしい実践を聞き財産になった。平和教育はどの切り口からでもやることができることがわかった。これを若い人たちに伝えなければ。一人ぼっちだったが、多くの仲間ができた。」(北海道)
「東京の高校では<奉仕>が必修になった。年間35時間中半分は体験をしろと言う。多くの職場ではみんな悩んでいる。しかも、その詳細な報告が求められる。」(東京)
「自分が14歳の時にベトナム戦争が起きた。そのときある教師が、『日本は大変な状況になる。君達が20歳の頃には憲法が変えられるかも』と話してくれた。職場で少数派でやるのはきつい。何回か抑圧・弾圧された。しかし弾圧を受ければしたたかになる。私も子ども達に真実を伝えて行きたい。危ない状況だ。油断をすると付け込まれる。一つ一つの実践を大切にして行きたい。」(徳島)
終了間際、日教組中央から
「子どもが学びの主体となる学校現場からの教育改革を」(いわゆる集会アピール)が配布されました。
表題からも明らかなように、日教組中央は、現在学校現場で進行しつつある「日の丸・君が代」の強制をはじめとする改悪教育基本法の実働化(「沖縄戦教科書検定」、「業績評価」、「教員免許法」など)に対して触れることはありませんでした。
また、「全国学力テスト」に対しても、「全国学力・学習状況調査の問題点を明らかにするとともに、『教育格差』について、様々な視点から議論を深め、今進められている『教育改革』の問題点を共有しました。」と言うにとどまっています。
「全体集会」中止についても、「(株)プリンスホテルの裁判所の決定を無視した『使用拒否』という暴挙により、初めて全体集会を中止せざるをえない事態となりました。憲法で保障された『集会・結社・表現の自由』にかかわる重大な問題であり、社会へ発信するとともに、今後も民主主義を守りぬく決意を新たにしました。」と述べるにとどまっています。
自ら闘わないで「社会へ発信する」だけでは『集会・結社・表現の自由』を守る闘いにはなりません。
以上で日教組第57次全国教研報告を終わりますが、今次全国教研は、<日教組中央による東京教組のレポート拒否><全体集会の中止>により、①日教組のパートナー路線の破綻②日本社会の民主主義の危機が典型的に表れる教研となりました。
このような状況を打破する道はただ一つです。
それは、「闘いを堅持し連帯の輪を広げる」ことです。
「いざ行かん雪見に転ぶところまで」(芭蕉)
以下は、「2・10総決起集会」のご案内です。
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<集会名> 『「日の丸・君が代」強制反対!処分撤回!2・10総決起集会』
<日時>2008年2月10日(日)
開場13:00 開会13:30 終了16:30
<場所>東京都・中野ゼロホール(JR中野駅下車徒歩8分)
<参加費>500円
<主催>「都教委包囲首都圏ネットワーク」
<集会内容>
・沖縄教科書問題の報告
・連帯の挨拶
・勝利した労働争議からの報告
・解雇・処分撤回を求める裁判闘争の報告
・卒・入学式に向けた闘いの決意表明
(根津さん・河原井さん他、東京、全国からも)
・行動提起(都庁前ハンスト・座り込みなども考えています)
・全体決議、特別決議(解雇問題)の採択
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
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