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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

処分撤回を求めて(384)

2016年02月07日 | 日の丸・君が代関連ニュース
東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。

 ◎ 東京「君が代」裁判第三次訴訟 最高裁要請署名にご協力を!
学校に自由と人権を!
東京「君が代」裁判第三次訴訟 最高裁要請署名
 東京都の公立学校における「日の丸・君が代」の強制を止め、
 すべての処分を取消す公正な判決を求めます。

 都立学校教職員は、2003年の東京都教育委員会通達(所謂「10.23通達」)と、それに基づく校長の職務命令により、入学式・卒業式での国歌の起立斉唱・ピアノ伴奏を強制されています。思想・良心、信仰、教育上の信念等から職務命令に従うことができず、懲戒処分を科された教職員は延474名に上ります(2015年4月現在)。起立斉唱の強制は生徒にも及んでいます。
 先行訴訟で、最高裁判所は戒告処分を容認したため、都教委は反省もなく強権的な処分を繰り返しています。しかも、給与規則改訂の結果、戒告処分に伴う不利益は大幅に拡大し、教職員の苦悩は一層深まっています。
 国旗国歌には人々を強力に統合する機能があります。「日の丸・君が代」は、国民を熱狂させ一つの方向に向かわせた不幸な歴史を背負っています。公権力による国旗国歌への敬意表明の強制は、旧憲法下の軍国主義・全体主義の歴史を想起させるものです。
 教職員に国旗国歌を強制する真の狙いは、生徒への強制です。「安保法制」が強行採決された今、立憲主義・平和主義と同時に教育も危機に瀕しています。
 本裁判にあたり、改めて原告の訴えに耳を傾け、憲法に則った公正な判決を下すことをお願いいたします。最高裁が法と正義の守護者として職責を果たされるものと信じ、以下の項目を要請いたします。
 【要請事項】
1.大法廷を開き、口頭弁論を行い、十分に審理を尽くすこと。
2.「10・23通達」及び校長の職務命令は、憲法、教育基本法、国際条約等に違反す
るという原告の主張に耳を傾け、公正な判断を行うこと。
3.すべての処分を取消し、原告に対する損害賠償を命じること。
 ◆最高裁要請署名にご協力を! 最高裁に思いを伝えましょう!
 昨年12月4日、東京高裁は、東京「君が代」裁判第三次訴訟において、最高裁判決及び一審東京地裁判決を踏襲し、東京都の控訴を棄却し、一審・二審合わせて26名・31件の減給・停職処分の取り消しが確定しました。都教委は最高裁への上告を断念し、自ら敗訴を認めました。
 原告団は、①10・23通達と職務命令の違憲・違法の判断、②戒告処分の取り消し、③損害賠償、を求めて最高裁に上告・上告受理申立をしました。(注 上告:憲法判断、上告受理申立:法令解釈)
 そのため最高裁要請署名を始めました。是非ご協力ください。
 署名用紙は被処分者の会ホームページ(上の段)からダウンロードできます。
  ↓
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
*署名用紙は個人署名用、団体署名用の2種類あります。
 お手数ですが、署名用紙記載の宛先にお送りいただくか、又はHP上部の"MAIL"をクリックして、署名者の名前を記載したファイルをメールにてご送付ください。

 ◆最高裁要請は原告・支援者らの思いを、直接、最高裁に伝える唯一の手段です。
 最高裁では、高裁判決を維持する場合は通常弁論が開かれません。そこで一審原告らの思いを最高裁裁判官に伝える唯一の手段が最高裁要請です。
 要請に対応するのは書記官補佐でメモを付した要請書が裁判官まで届くシステムです。要請の回数は1団体月1回30分に限定されています。最高裁の係属小法廷と事件番号が決まったら、最高裁要請行動を設定・実施しますので、是非参加してください。
 ◆ 卒業式が近付きました。下記集会を成功させましょう!

 ★ 卒業式直前・五者総決起集会
   10・23通達から13回目の卒・入学式に向けて
   「日の丸・君が代」強制を許さない決意を新たに集まろう!
 2月15日(土)
  14時 全水道会館中会議室(JR・地下鉄水道橋、都立工芸高校北隣)
 *参加対象は、東京都の公立学校教職員およびその退職者とさせていただきます。

 ◆ 粘り強く闘われている「日の丸・君が代」強制反対の裁判の傍聴をお願いします。

 ★ 東京「君が代」裁判第四次訴訟第9回口頭弁論
   (東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
 3月4日(金)
  15時30分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
  16時開廷
  東京地裁527号法廷
  報告集会:527号隣控え室(予定)

 ★ 東京「再雇用拒否」第三次訴訟・東京地裁判決→再雇用二次訴訟に続き、勝訴を。
   (東京地裁民事19部。2011年再雇用拒否の損害賠償請求、原告3名)
 4月18日(月)
  12時45分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
  13時15分開廷・判決言い渡し 東京地裁527号法廷
  報告集会:場所未定。追って連絡。

 ★ 東京「君が代」裁判第四次訴訟第10回口頭弁論
   (東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
 5月6日(金)
  15時30分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
  16時開廷
  東京地裁527号法廷
  報告集会:527号隣控え室(予定)



三次訴訟最高裁要請署名用紙 ダウンロード可能。
「お知らせ」、通達関連裁判進行状況等随時更新。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(2月3日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
************

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