皆さま 高嶋伸欣です
◆ <「産経」情報>ソウル支局長・黒田勝弘氏の迷言!?
本日の『産経』に、同紙の低迷・底の浅さを証明する記事が散見されます。
1)1面コラム「産経抄」で拉致問題を「悲しくも情けない現状である」と決めつけ、これは現行憲法のせいだと強調しています。その上で、俳優の石田純一氏が「世界一平和で安全な国をなぜ変える必要があるのか」と発言したことにからめて、「だが、何の罪もない国民が拉致されるのを見逃し、まだ一部しか取り返せずにいる戦後日本が果たして、平和で安全だといえるだろうか」と結んでいます。
*拉致問題を、理性的な対応ではなく「敵味方論」の感情優先の世論を形成させ、オールオアナッシングによる膠着状態に追い込んだ中心的扇動者こそ『産経』です。
それに国内で、沖縄の人々の人権を守らないでいるという「日本」国内の状況を放置する側に『産経』は位置していることは、周知のことです。
ちなみに「拉致問題」の一因は、沖縄駐屯の米軍も参加して毎年3月に韓国で繰り返されてきた米韓合同の大規模軍事演習に北朝鮮が脅威を覚えたことにもあると考えられています。朝鮮半島の南北の対立を煽る報道に熱心だったのも『産経』です。
2)『産経』7面「国際」記事のコラム「ソウルからヨボヨボ(もしもし)」で黒田勝弘ソウル駐在特別記者が、靖国神社のトイレに爆発物を仕掛けた事件について書いています。タイトルは<「反日無罪」の罪>です。
容疑者が韓国人であることから、「韓国のマスコミは近年、靖国神社については多くの日本人の”思い”は無視し、ことあるごとに『A級戦犯が祭られている』ことだけを強調し、反日のターゲットに仕立て上げてきた」とし、「こうした扇動に刺激される者は当然、出てくる」と結んでいます。
*黒田氏よ、よくぞ言ってくれた。最後の「こうした~出てくる」のひとことこそ『産経』にピッタリだ。
最近のヘイトスピーチの蔓延や、浅はかな言動を繰り返す政治家、地方議会・国会の議員たちの言動、特定「日本史」教科書排除を強行する教育委員会なども、『産経』の扇動に刺激されて「当然、出てくる」ことになったものという分析を可能にしてくれている。
同紙は一部の特派員を通常の任期が終了してもそのまま駐在させるという手法を用いていて、黒田氏は1989年からソウル駐在を続けている。その分、現地の事情には詳しくなるが一方で日本国内のことに疎くなるのは避けられない。
今回の内容程度であれば若い支局員でも書ける。一方で、黒田氏が『産経』の日本国内での扇動者ぶりをどれだけ認識できていたかは疑わしい。長期の現地滞在になる支局長特別記者制度の弱点が露呈した記事でもある。
# 昨日発行の『週刊金曜日』のコラム「メディア・ウオッチング」の拙稿で「『産経新聞』に元気がない」、「安倍談話」で限界が見えた正論・歴史修正主義路線に見切りをつけて「目を覚ますのなら『今だ!』」と指摘した。
元気がないのは、こういう制度疲労のためでもあると黒田氏の記事は教えてくれている。
このような浅はかな記事を掲載してしまうところに『産経』の体力低下が読み取れます。
以上、高嶋の個人的見解です 転載・拡散は自由です
◆ <「産経」情報>ソウル支局長・黒田勝弘氏の迷言!?
本日の『産経』に、同紙の低迷・底の浅さを証明する記事が散見されます。
1)1面コラム「産経抄」で拉致問題を「悲しくも情けない現状である」と決めつけ、これは現行憲法のせいだと強調しています。その上で、俳優の石田純一氏が「世界一平和で安全な国をなぜ変える必要があるのか」と発言したことにからめて、「だが、何の罪もない国民が拉致されるのを見逃し、まだ一部しか取り返せずにいる戦後日本が果たして、平和で安全だといえるだろうか」と結んでいます。
*拉致問題を、理性的な対応ではなく「敵味方論」の感情優先の世論を形成させ、オールオアナッシングによる膠着状態に追い込んだ中心的扇動者こそ『産経』です。
それに国内で、沖縄の人々の人権を守らないでいるという「日本」国内の状況を放置する側に『産経』は位置していることは、周知のことです。
ちなみに「拉致問題」の一因は、沖縄駐屯の米軍も参加して毎年3月に韓国で繰り返されてきた米韓合同の大規模軍事演習に北朝鮮が脅威を覚えたことにもあると考えられています。朝鮮半島の南北の対立を煽る報道に熱心だったのも『産経』です。
2)『産経』7面「国際」記事のコラム「ソウルからヨボヨボ(もしもし)」で黒田勝弘ソウル駐在特別記者が、靖国神社のトイレに爆発物を仕掛けた事件について書いています。タイトルは<「反日無罪」の罪>です。
容疑者が韓国人であることから、「韓国のマスコミは近年、靖国神社については多くの日本人の”思い”は無視し、ことあるごとに『A級戦犯が祭られている』ことだけを強調し、反日のターゲットに仕立て上げてきた」とし、「こうした扇動に刺激される者は当然、出てくる」と結んでいます。
*黒田氏よ、よくぞ言ってくれた。最後の「こうした~出てくる」のひとことこそ『産経』にピッタリだ。
最近のヘイトスピーチの蔓延や、浅はかな言動を繰り返す政治家、地方議会・国会の議員たちの言動、特定「日本史」教科書排除を強行する教育委員会なども、『産経』の扇動に刺激されて「当然、出てくる」ことになったものという分析を可能にしてくれている。
同紙は一部の特派員を通常の任期が終了してもそのまま駐在させるという手法を用いていて、黒田氏は1989年からソウル駐在を続けている。その分、現地の事情には詳しくなるが一方で日本国内のことに疎くなるのは避けられない。
今回の内容程度であれば若い支局員でも書ける。一方で、黒田氏が『産経』の日本国内での扇動者ぶりをどれだけ認識できていたかは疑わしい。長期の現地滞在になる支局長特別記者制度の弱点が露呈した記事でもある。
# 昨日発行の『週刊金曜日』のコラム「メディア・ウオッチング」の拙稿で「『産経新聞』に元気がない」、「安倍談話」で限界が見えた正論・歴史修正主義路線に見切りをつけて「目を覚ますのなら『今だ!』」と指摘した。
元気がないのは、こういう制度疲労のためでもあると黒田氏の記事は教えてくれている。
このような浅はかな記事を掲載してしまうところに『産経』の体力低下が読み取れます。
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