☆ 日本にも買春禁止法を!
皆さま
こんばんは。増田です。これはBCCで送信しています。重複、ご容赦を!
2020年4月末、タレントの岡村隆史が「コロナ禍で、困窮した若い女性が新たに性風俗(嬢)に入ってくるのを楽しみに待とうよ」というような発言をしてから、もう4年が過ぎました。
私はそれまで都教委とのデスマッチ(笑)で労力のほとんどを使っていたので、売買春問題には直接、関わってこなかったのですが、この発言には慄然とし、若い女性たちが始めた「NHKの『チコちゃんに叱られる』に出演させないで」という署名には、怒った女性たちから直ぐに何十万と集まるだろうと期待しました。
でも、2万筆ぐらいで、ちょっとガッカリ…普通には2万筆は多いですけど、成人女性人口は何千万人もいるんですから…。
そこから、同じ志を持った人たちと「買春社会を考える会」を立ち上げ、2ヶ月に1回くらい土曜日の午後にリレートーク1時間…現在は歌舞伎町に近い新宿アルタ前…とその後に学習会を続けてきました。今回は明日です。
売春防止法は「第一条 売春が人としての尊厳を害し…」として「売春を助長する行為等を処罰する」ために1956年、明治以来の長い長い廃娼運動の末にやっと成立したものです。
当然、買う側も「第三条 何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。」として違法です。
にもかかわらず、第5条によって「勧誘した女性だけを罰する」という偏頗な女性差別が露骨な法律です。
買春は「カネという権力にモノ言わせて、合意を買ったレイプ」以外の何物でもないでしょう? 困窮した女性の前にカネをちらつかせて立つ行為こそ「売春を助長する行為等」そのものだと私は思うんですが、警察は「立ちんぼ」の女性だけを逮捕します。最近、そのニュースの多いこと
…さらには、かつての「からゆきさん」のように「海外で売春をする日本人女性たち」のニュースも多くなりました。
学習する中で、なんと…いわゆる「左翼」といわれ「労働組合運動」とかをしている一部の人たちが…男性に限らず女性も…「売春」を「セックスワーク」、それで収入を得る人を「セックスワーカー」として全面合法化することが、性売買女性への「職業」差別をなくし女性の尊厳を守れる、などとビックリするような主張をして恥じないことも知りました。
カタカナにすると軽やかで洒落ていて、まるで「エセンシャルワーカー」並みの素敵な仕事のようですけど、なぜ、日本語を使わないのでしょうか? 「性交労働」「性交労働者」と…。そんな「労働」あるわけ無いでしょ?(怒)
この主張は「カネで合意を買ったレイプ(性暴力)である買春、買春男」が女性の「人としての尊厳を害」する行為を正当化すること以外の何物でもなく、困窮女性が性産業に頼らざるを得なくなる女性差別社会構造の正当化・永続化を狙うものです(怒)。
こういう主張が大きな顔をしだした中で…なんと、前回の参院選の立憲の公認候補の中にこんなことを主張した女性がいました!?
…最近、添付のように朝日新聞が「耕論」という一面を使った大きな記事で「買う側の責任」を問い、北欧諸国から始まって世界各国に広がりフランスや韓国でも作られている買春禁止法について言及されていました!
私は何十年も朝日新聞を購読していますが、こんな記事は初めてで少々、感激しました。
東京新聞コラムには今年の「国際女性デーに寄せて」として、田中優子さんが「とりわけ大事なのは買春禁止法の制定だ」と主張されており、我が意を得たり!(笑)です。
田中さんの結論は「この法律の制定に、多くの女性から理解と賛同を得たいと思う」ですが、私は「この法律の制定に、多くの女性と多くの男性から理解と賛同を得たいと思」っています!
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