◆非正規雇用議連が発足 超党派で待遇改善目指す (Yahoo!ニュース - カナロコ)
非正規雇用労働者の待遇改善を目指す超党派の議員連盟「非正規雇用議連」が6日、国会内で設立総会を開いた。国会で労働者派遣法改正案の審議が始まる中、自民、民主党など8党と無所属の衆参議員40人以上が名を連ねた。
会長に自民党の尾辻秀久氏、会長代行に同党の鴨下一郎氏、幹事長には社民党の福島瑞穂副党首が就いた。
鴨下氏は「非正規雇用の待遇改善と、希望の持てる生活の実現のため、各党が立場を乗り越え、結集した。政治が行動を始めたというメッセージを当事者に届けることが第一だ」とあいさつした。福島氏も「とりわけ若者が未来に希望を持てない社会になっている。雇用は生活の基本で、人間らしい労働を政治がつくっていかないといけない」と強調した。
議連では、雇用全体の4割近くを非正規雇用が占めている現状を踏まえ、「非正規雇用労働者の多くは、職責や頑張りにふさわしい待遇や将来への安心を得ているとは言い難い」との問題意識を共有。「声を上げる手段を持たない非正規労働者に寄り添い、制度を抜本的に見直す」とし、正社員化や均等待遇の実現を目指していく。
『カナロコ by 神奈川新聞 』(2014年11月7日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141106-00110354-kana-l14
我が国では、今や雇用全体に占める非正規雇用の割合が40%近くにまで拡大し、とりわけ非自発的な「不本意非正社員」の増加と生活苦に喘ぐ「ワーキングプア層」の拡大が社会的な問題になっている。
パート労働や派遣労働などの雇用形態が、労働者側の多様な価値観や働き方のニーズに選択肢を与え、正社員として働けない労働者にも社会参加の機会と収入を得る手段を提供している一方で、現状、非正規雇用労働者の多くは、低賃金かつ不安定な雇用環境の中で、社会保険や各種手当だけでなく、職業訓練や昇進・昇格の機会などからも排除され、その職責や頑張りに相応しい待遇や将来への安心を得ているとは言い難い。
その結果として、いわゆるワーキングプア層の増加と社会格差の拡大が進行し、可処分所得の低下と将来不安の増大と相まって、国内需要や税収の低迷、不況の長期化と地方経済の疲弊化、閉塞感の蔓延と社会の活力の低下、少子化の進展と社会保障制度の不安定化、そして何より、日本社会の未来を担う貴重な人的資源の損失につながっている。
言うまでもなく、労働(働くこと)とは、単に生活の糧を得る手段としてだけでなく、国民一人一人が、個々人としての幸福追求や生き甲斐を得、家族や他者、地域社会とのつながり、さらには将来の安心と安全を確保する上で最も重要な役割を担っている。
それは同時に、国民に『ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事 = 希望ある生活を確保するまっとうな雇用)』を提供していくことこそが、我が国の経済・社会を安定的かつ持続可能な形で成長させていくために必要であることを意味している。
私たちは、以上の問題認識に基づき、国政を担う者の当然の責任として、「声を上げられない」「声を上げる手段を持たない」立場にある非正規雇用労働者に寄り添いながら、我が国における非正規雇用のあり方を抜本的に見直し、将来に希望のもてる生活が確保できる雇用を創り出していくことをめざし、ここに、超党派の有志国会議員による「非正規雇用労働者の待遇改善と希望の持てる生活を考える議員連盟(略称:非正規雇用議連)」を結成する。
『福島みずほのどきどき日記』(11月6日 非正規雇用議連がスタート!)
http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-2666.html
非正規雇用労働者の待遇改善を目指す超党派の議員連盟「非正規雇用議連」が6日、国会内で設立総会を開いた。国会で労働者派遣法改正案の審議が始まる中、自民、民主党など8党と無所属の衆参議員40人以上が名を連ねた。
会長に自民党の尾辻秀久氏、会長代行に同党の鴨下一郎氏、幹事長には社民党の福島瑞穂副党首が就いた。
鴨下氏は「非正規雇用の待遇改善と、希望の持てる生活の実現のため、各党が立場を乗り越え、結集した。政治が行動を始めたというメッセージを当事者に届けることが第一だ」とあいさつした。福島氏も「とりわけ若者が未来に希望を持てない社会になっている。雇用は生活の基本で、人間らしい労働を政治がつくっていかないといけない」と強調した。
議連では、雇用全体の4割近くを非正規雇用が占めている現状を踏まえ、「非正規雇用労働者の多くは、職責や頑張りにふさわしい待遇や将来への安心を得ているとは言い難い」との問題意識を共有。「声を上げる手段を持たない非正規労働者に寄り添い、制度を抜本的に見直す」とし、正社員化や均等待遇の実現を目指していく。
『カナロコ by 神奈川新聞 』(2014年11月7日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141106-00110354-kana-l14
◎ 「非正規雇用労働者の待遇改善と
希望の持てる生活を考える議員連盟」設立趣意書
希望の持てる生活を考える議員連盟」設立趣意書
我が国では、今や雇用全体に占める非正規雇用の割合が40%近くにまで拡大し、とりわけ非自発的な「不本意非正社員」の増加と生活苦に喘ぐ「ワーキングプア層」の拡大が社会的な問題になっている。
パート労働や派遣労働などの雇用形態が、労働者側の多様な価値観や働き方のニーズに選択肢を与え、正社員として働けない労働者にも社会参加の機会と収入を得る手段を提供している一方で、現状、非正規雇用労働者の多くは、低賃金かつ不安定な雇用環境の中で、社会保険や各種手当だけでなく、職業訓練や昇進・昇格の機会などからも排除され、その職責や頑張りに相応しい待遇や将来への安心を得ているとは言い難い。
その結果として、いわゆるワーキングプア層の増加と社会格差の拡大が進行し、可処分所得の低下と将来不安の増大と相まって、国内需要や税収の低迷、不況の長期化と地方経済の疲弊化、閉塞感の蔓延と社会の活力の低下、少子化の進展と社会保障制度の不安定化、そして何より、日本社会の未来を担う貴重な人的資源の損失につながっている。
言うまでもなく、労働(働くこと)とは、単に生活の糧を得る手段としてだけでなく、国民一人一人が、個々人としての幸福追求や生き甲斐を得、家族や他者、地域社会とのつながり、さらには将来の安心と安全を確保する上で最も重要な役割を担っている。
それは同時に、国民に『ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事 = 希望ある生活を確保するまっとうな雇用)』を提供していくことこそが、我が国の経済・社会を安定的かつ持続可能な形で成長させていくために必要であることを意味している。
私たちは、以上の問題認識に基づき、国政を担う者の当然の責任として、「声を上げられない」「声を上げる手段を持たない」立場にある非正規雇用労働者に寄り添いながら、我が国における非正規雇用のあり方を抜本的に見直し、将来に希望のもてる生活が確保できる雇用を創り出していくことをめざし、ここに、超党派の有志国会議員による「非正規雇用労働者の待遇改善と希望の持てる生活を考える議員連盟(略称:非正規雇用議連)」を結成する。
2014年10月吉日 呼びかけ人一同
『福島みずほのどきどき日記』(11月6日 非正規雇用議連がスタート!)
http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-2666.html
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