<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」、・「新芽ML」、の渡部です。
昨日(5月18日)、「教育3法」が衆議院を通過しました。
また、沖縄では、辺野古周辺海域での環境調査に海上自衛隊が投入されました。
人々の反対運動を阻止するために自衛隊が導入されたのです。かつての沖縄戦時のような状況が起きているのです。
ここまでくれば、日本は名実共に「戦時下」です。
17日の衆議院特別委員会の審議では、日本青年会議所が作成した「誇り」というDVDが問題になったようです。
少し長くなりますが、以下に、千葉高教組委員長・佐久間さんからのメールを紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆教育関連三法案、本日衆議院本会議で強行採決!
断固として廃案をめざします!
以下の抗議声明を出しました。
また、同趣旨の内容で、安倍首相に抗議文を送付しました。
絶対に廃案にするため、参議院での闘いを強化しましょう。
昨日(17日)の特別委員会の審議の中(TV放映されました)で、日本青年会議所が作成した靖国神社の歴史観を美化する内容のアニメーションDVD教材「誇り」を、文部科学省が研究委託事業「新教育システム開発プログラム」に採用していたことが明らかにされました。
そして日本青年会議所の広報誌「We Believe」の中で、安倍首相と当時の池田会頭との対談が掲載されています。
この中で、DVD「誇り」を受け取った安倍首相は「教育再生の参考に是非拝見させていただきましょう」と語り、池田会頭は「美しい国づくりに活かしていただければ幸いです」と話しています。
これについて特別委員会で追求された安倍首相は、「まだ見ていないので何もいえない」との回答に終始しました。
このDVDは、戦死した青年が現代に現れ、女子高校生を靖国神社に誘う内容です。
青年は「大東亜戦争は、愛する自分の国を守る為に戦った戦争。自衛のための戦争であり、アジア諸国の人々を白人から解放する戦争だった」と語っています。
さらに、侵略したアジア諸国に「日本は道路を整備し、学校を設置した」として、植民地支配の事実については全く触れていません。
共産党の石井郁子議員が「特異な戦争観を子どもに刷り込む教育プログラム」であり、このプログラムを安倍首相は支持するのかと質すと、安倍首相は「それは共産党の視点から評価しているのでしょう」と。非常に悪質な品のない回答でした。
心では靖国神社の歴史観を支持していることが明らかです。
伊吹文部科学大臣は「様々な歴史観があってよいし、採用するか否かは各学校が決めること」と。
そんなことはありません。あってはならない歴史観はあるのです。
そして伊吹氏は「私なら採用しません」と。
文部科学省に電話して問い合わせました。
このプログラムに採用したのは、地域からの学校支援の調査にすぎないとのこと。
であるのならばこの団体がDVD「誇り」を使用するように学校に求めることは文部科学省のプログラムから逸脱することになるのかと言うと、そのとおりですと。
このような教材が学校で使用されることは非常に不安であるし、文部科学省のこのDVDに対する姿勢を明らかにするべきであることを言いました。
担当者は「わかりました」との回答でしたが。
社民党の保阪展人議員は、教育再生会議が「親学の提言」として「子守歌を歌って育てる」「瞳を見ながらお乳を」「母乳が出なくても抱きしめる」等々を緊急アピールにまとめるなどという議論をしていることを挙げて、国民生活に踏み込もうとしている問題を強く追及しました。
安倍首相はいろんな意見があっていいのではないかとの回答。
国会審議を通して歴史修正主義者安倍氏の思想の本質が明らかにされています。
こうした危険な思想の持ち主であることを知らせ、この法律の廃案を求めて運動を強化しましょう。
(千葉県高等学校教職員組合の抗議声明)
「教育関連三法案の衆議院本会議での強行採決に抗議します」
本日(5月18日)、自民・公明両党は、昨年12月15日に改悪された教育基本法に基づき、その理念の実質化をめざす教育関連三法の改悪法案を、衆議院本会議で強行採決しました。教育の困難をさらに深刻化させる3法案の採決に断固抗議します。
この法案は、わずか1ヶ月足らずという常軌を逸した中央教育審議会での審議に基づき作成され、さらに連日審議が可能な特別委員会を設置して、国会史上例のない強行日程で、充分な審議もないままに、強行採決されました。
義務教育の目標に「国を愛する態度」「規範意識・公共の精神」などの徳目を加え、国家による教育内容への介入を許し、さらには子どもの心の中まで管理しようとしています。そして、これを徹底するために、国が教育委員会へ「是正の要求」「指示」できる権限を与え、各学校には、副校長、主幹教諭、指導教諭を設置し、教職員の間に、上意下達の人間関係を作ろうとしています。そして、教員免許に、他の職種にもない更新制を導入して教職員の身分を不安定にし、教職員の視線を生徒から国家・政府に向けさせようとしています。
本来教育は、生徒を中心にして、教職員相互が、そして教職員と保護者が、協力・共同して営まれなければなりません。しかし今回の法案は、こうしたお互いの信頼関係を断ち切り、国家主義の枠組みの中で、教職員相互、教職員と保護者の間を分断し、不信と攻撃の人間関係に持ち込もうとするものです。
安倍首相は、憲法改悪の手続き法である国民投票法を、今国会で強行成立させ、イラク特措法を衆議院で強行採決し、集団的自衛権の行使を容認し、日本を「戦争のできる国」にしようと圧力を強めています。教育関連三法の改悪は、「戦争のできる国」を支える「国家のために命を捧げる国民」の育成をねらうものであり、子どもたちが自ら成長する権利を蔑ろにするものです。決して成立させてはなりません。
私たちは「立憲主義」に基づき、主権在民、基本的人権の尊重、平和主義を基調とした日本国憲法を堅持し、この理想の実現をめざし、未来の主権者を育てるために、全力を尽くします。教え子をふたたび戦場に送らないために。
2007年5月18日
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なお、「5・27全国集会」は以下の要領で行います。
<場所> 京都市勧業館「みやこめっせ」(電話075-762-2630)
<日時> 2007年5月27日(日)
10:00~12:00 「君が代不起立」上映とトーク
(被処分者が参加)
13:30~16:30 全国集会
おもな発言(予定)
問題提起:「教育基本法が改悪された今、私たちの目指すこと」
大内裕和さん、小森陽一さん、高橋哲哉さん、三宅晶子さん
特別報告:全国学力テスト不参加の犬山市から(村上英子さん)
君が代処分には屈しない(根津公子さん)
教育基本法改悪を先導した京都市の教育行政ほか
17:00(集会後) デモ・パレード
岡崎公園~市教委前(市役所)~四条河原町
~伊吹大臣事務所前~四条烏丸
*なお、前日の5月26日(土) 14:00~19:00
教育基本法改悪後の動きと今後の運動の進め方について話し合う
<討論集会>を開催します。
場所は「みやこめっせ」ではありません。
希望者はお問い合わせ下さい。 090-6667-0483
<参加費>全国集会500円。午前上映会1000円
<呼びかけ人>(4月4日現在)
石山久男(東京)、井前弘幸(大阪)、大内裕和(松山大学)、
小野政美(愛知)、小森陽一(東京大学)、北上田毅(京都)、
近藤徹(東京)、斎藤貴男(ジャーナリスト)、高橋哲哉(東京大学)、
出口治男(京都・弁護士)、林功三(京都)、深澤裕(東京)、
蒔田直子(京都)、三宅晶子(千葉大学)、渡部秀清(東京)
<主催>「改悪教育基本法の具体化を許さない5・27全国集会」実行委員会
<事務局>〒604-0932 京都市中京区寺町二条 ワカバヤシビル3F
プロボノセンター内 5.27全国集会実行委員会
電話:090-6667-0483
メールアドレス kyoiku5.27@hotmail.co.jp
ホームページ http://sugakita.hp.infoseek.co.jp/newpage77.htm
★賛同のお願い
集会はすべて皆様のカンパで行います。
ぜひとも賛同をお願いいたします。
賛同金;個人一口1000円 団体一口2000円
(複数口でお送りいただけると、幸いです)
〒振込み 口座名5・27全国集会実行委員会
口座番号 00950-4-83982
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昨日(5月18日)、「教育3法」が衆議院を通過しました。
また、沖縄では、辺野古周辺海域での環境調査に海上自衛隊が投入されました。
人々の反対運動を阻止するために自衛隊が導入されたのです。かつての沖縄戦時のような状況が起きているのです。
ここまでくれば、日本は名実共に「戦時下」です。
17日の衆議院特別委員会の審議では、日本青年会議所が作成した「誇り」というDVDが問題になったようです。
少し長くなりますが、以下に、千葉高教組委員長・佐久間さんからのメールを紹介します。
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◆教育関連三法案、本日衆議院本会議で強行採決!
断固として廃案をめざします!
以下の抗議声明を出しました。
また、同趣旨の内容で、安倍首相に抗議文を送付しました。
絶対に廃案にするため、参議院での闘いを強化しましょう。
昨日(17日)の特別委員会の審議の中(TV放映されました)で、日本青年会議所が作成した靖国神社の歴史観を美化する内容のアニメーションDVD教材「誇り」を、文部科学省が研究委託事業「新教育システム開発プログラム」に採用していたことが明らかにされました。
そして日本青年会議所の広報誌「We Believe」の中で、安倍首相と当時の池田会頭との対談が掲載されています。
この中で、DVD「誇り」を受け取った安倍首相は「教育再生の参考に是非拝見させていただきましょう」と語り、池田会頭は「美しい国づくりに活かしていただければ幸いです」と話しています。
これについて特別委員会で追求された安倍首相は、「まだ見ていないので何もいえない」との回答に終始しました。
このDVDは、戦死した青年が現代に現れ、女子高校生を靖国神社に誘う内容です。
青年は「大東亜戦争は、愛する自分の国を守る為に戦った戦争。自衛のための戦争であり、アジア諸国の人々を白人から解放する戦争だった」と語っています。
さらに、侵略したアジア諸国に「日本は道路を整備し、学校を設置した」として、植民地支配の事実については全く触れていません。
共産党の石井郁子議員が「特異な戦争観を子どもに刷り込む教育プログラム」であり、このプログラムを安倍首相は支持するのかと質すと、安倍首相は「それは共産党の視点から評価しているのでしょう」と。非常に悪質な品のない回答でした。
心では靖国神社の歴史観を支持していることが明らかです。
伊吹文部科学大臣は「様々な歴史観があってよいし、採用するか否かは各学校が決めること」と。
そんなことはありません。あってはならない歴史観はあるのです。
そして伊吹氏は「私なら採用しません」と。
文部科学省に電話して問い合わせました。
このプログラムに採用したのは、地域からの学校支援の調査にすぎないとのこと。
であるのならばこの団体がDVD「誇り」を使用するように学校に求めることは文部科学省のプログラムから逸脱することになるのかと言うと、そのとおりですと。
このような教材が学校で使用されることは非常に不安であるし、文部科学省のこのDVDに対する姿勢を明らかにするべきであることを言いました。
担当者は「わかりました」との回答でしたが。
社民党の保阪展人議員は、教育再生会議が「親学の提言」として「子守歌を歌って育てる」「瞳を見ながらお乳を」「母乳が出なくても抱きしめる」等々を緊急アピールにまとめるなどという議論をしていることを挙げて、国民生活に踏み込もうとしている問題を強く追及しました。
安倍首相はいろんな意見があっていいのではないかとの回答。
国会審議を通して歴史修正主義者安倍氏の思想の本質が明らかにされています。
こうした危険な思想の持ち主であることを知らせ、この法律の廃案を求めて運動を強化しましょう。
(千葉県高等学校教職員組合の抗議声明)
「教育関連三法案の衆議院本会議での強行採決に抗議します」
本日(5月18日)、自民・公明両党は、昨年12月15日に改悪された教育基本法に基づき、その理念の実質化をめざす教育関連三法の改悪法案を、衆議院本会議で強行採決しました。教育の困難をさらに深刻化させる3法案の採決に断固抗議します。
この法案は、わずか1ヶ月足らずという常軌を逸した中央教育審議会での審議に基づき作成され、さらに連日審議が可能な特別委員会を設置して、国会史上例のない強行日程で、充分な審議もないままに、強行採決されました。
義務教育の目標に「国を愛する態度」「規範意識・公共の精神」などの徳目を加え、国家による教育内容への介入を許し、さらには子どもの心の中まで管理しようとしています。そして、これを徹底するために、国が教育委員会へ「是正の要求」「指示」できる権限を与え、各学校には、副校長、主幹教諭、指導教諭を設置し、教職員の間に、上意下達の人間関係を作ろうとしています。そして、教員免許に、他の職種にもない更新制を導入して教職員の身分を不安定にし、教職員の視線を生徒から国家・政府に向けさせようとしています。
本来教育は、生徒を中心にして、教職員相互が、そして教職員と保護者が、協力・共同して営まれなければなりません。しかし今回の法案は、こうしたお互いの信頼関係を断ち切り、国家主義の枠組みの中で、教職員相互、教職員と保護者の間を分断し、不信と攻撃の人間関係に持ち込もうとするものです。
安倍首相は、憲法改悪の手続き法である国民投票法を、今国会で強行成立させ、イラク特措法を衆議院で強行採決し、集団的自衛権の行使を容認し、日本を「戦争のできる国」にしようと圧力を強めています。教育関連三法の改悪は、「戦争のできる国」を支える「国家のために命を捧げる国民」の育成をねらうものであり、子どもたちが自ら成長する権利を蔑ろにするものです。決して成立させてはなりません。
私たちは「立憲主義」に基づき、主権在民、基本的人権の尊重、平和主義を基調とした日本国憲法を堅持し、この理想の実現をめざし、未来の主権者を育てるために、全力を尽くします。教え子をふたたび戦場に送らないために。
2007年5月18日
千葉県高等学校教職員組合
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なお、「5・27全国集会」は以下の要領で行います。
<場所> 京都市勧業館「みやこめっせ」(電話075-762-2630)
<日時> 2007年5月27日(日)
10:00~12:00 「君が代不起立」上映とトーク
(被処分者が参加)
13:30~16:30 全国集会
おもな発言(予定)
問題提起:「教育基本法が改悪された今、私たちの目指すこと」
大内裕和さん、小森陽一さん、高橋哲哉さん、三宅晶子さん
特別報告:全国学力テスト不参加の犬山市から(村上英子さん)
君が代処分には屈しない(根津公子さん)
教育基本法改悪を先導した京都市の教育行政ほか
17:00(集会後) デモ・パレード
岡崎公園~市教委前(市役所)~四条河原町
~伊吹大臣事務所前~四条烏丸
*なお、前日の5月26日(土) 14:00~19:00
教育基本法改悪後の動きと今後の運動の進め方について話し合う
<討論集会>を開催します。
場所は「みやこめっせ」ではありません。
希望者はお問い合わせ下さい。 090-6667-0483
<参加費>全国集会500円。午前上映会1000円
<呼びかけ人>(4月4日現在)
石山久男(東京)、井前弘幸(大阪)、大内裕和(松山大学)、
小野政美(愛知)、小森陽一(東京大学)、北上田毅(京都)、
近藤徹(東京)、斎藤貴男(ジャーナリスト)、高橋哲哉(東京大学)、
出口治男(京都・弁護士)、林功三(京都)、深澤裕(東京)、
蒔田直子(京都)、三宅晶子(千葉大学)、渡部秀清(東京)
<主催>「改悪教育基本法の具体化を許さない5・27全国集会」実行委員会
<事務局>〒604-0932 京都市中京区寺町二条 ワカバヤシビル3F
プロボノセンター内 5.27全国集会実行委員会
電話:090-6667-0483
メールアドレス kyoiku5.27@hotmail.co.jp
ホームページ http://sugakita.hp.infoseek.co.jp/newpage77.htm
★賛同のお願い
集会はすべて皆様のカンパで行います。
ぜひとも賛同をお願いいたします。
賛同金;個人一口1000円 団体一口2000円
(複数口でお送りいただけると、幸いです)
〒振込み 口座名5・27全国集会実行委員会
口座番号 00950-4-83982
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